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毎日出会う 
人 もの そして自分 
いいときばかりではないけれど 
いつも 素直な気持ちでいたい 
そんな思いを込めて 


01 Octobre 2003
雨 のち 曇り 時々 晴れ
Cote Bastede
サンジェルマン通りを少し入ったところにある 素敵なお店
今日は 久しぶりの 雨模様。ほぼ 一ヶ月 降らなかったことになります。降るといっても 降りつづけていることはないので 傘は 一度も ささずにすんで かえって 雨上がりが 気持ちいいくらい。そういえば この夏 猛暑に見舞われたお陰で このところいろいろと表面化し始めた被害状況が ニュースで よく 取り上げられています。農家はもちろん 市場の野菜類は しっかりと値段は高くなっているし 長く続いた 山火事の影響で 蜂蜜の生産も もとに戻るには 2,3年かかるというようなことを お昼にやっていました。そして クリスマス時期に 出荷するもみの木を生産している地域も 全く話にならない状況だとか。農家の人といっても 本当に さまざま。いくら 手間ひまかけて 育てても 天気ひとつで 左右してしまうというのは 本当に つらい仕事だと 思います。それを覚悟で 作られているのでしょうけれど 都会の人間は ついそういうことを忘れてしまいそうになるけれど 忘れてはいけないことですね。そう思って 人の手で作られたものを 手にすると ありがたいなと 真剣に思ってしまう。話は 少しそれるかもしれないけれど 日本で一人暮らしをしていたときに なぜか 七草粥の日には ちゃんと 作って食べるのが 習慣になっていました。このおいしさは 普段忘れているものを 思い起こさせてくれるものがあって 大事にしたいといつの頃からか思い始め 仕事帰りに 黒門市場に立ち寄り 七草を買って 作っていました。おいしい 梅干と 塩昆布を添えて ふうふうしていただく。日常の なんでもないことの中には 必要のないものも 知らないうちに増えていて それに気づかなかったりするのかもしれない。自分が身軽に動くためには あれもこれも くっつけていては 動きにくいものなんだろうと 思う。年に一度 そういうことに 目を向けて 整理してみるもの いいかもしれないなと思う。自分にとって 何が大切なのか 自分のしたいことは何なのか 年を重ねるごとに そういうことも少しづつ変わってきているかもしれないと思う。今日は 庭に植えた 草花が なんだかうれしそうに見えました。  

02 Octobre 2003
落花生のかたち
今日の Champ de Mars
エッフェル塔の前に広がる 広い芝生の空間 ここでは 人々が 昼寝をしたり 食事をしたり ボール遊びをしたり 思い思いに過ごしています
この Topics のページを 作るときに デザインをどうしようかと 構想を練っていたときに これがいいなと思ったのが この落花生の写真。同じような形でありながら 同じものはない。その愛くるしい表情のように 平凡な毎日の生活にも そんなものを感じられたらいいなと言う思いで 選んだのです。ちょっとした バーで お酒を飲むときにも この殻つきのピーナッツが出てくると それだけで楽しくなってしまう。めんどくさいのに 病みつきになってきて 止まらなくなる。ピーナッツより落花生がいいなー。

昨日 ちょっと面白い番組をやっていた。男の人が 保育所の 保父さんに挑戦するもの。大人が相手なら 言いくるめてでもしまえる男性が 子供相手に 四苦八苦。冗談さえ全く通じない子供達に囲まれて ギブアップ寸前。”ひとりごとではなくて 相手がいるんですからね ちゃんとお話してあげてください。子供達は ちゃんと理解してくれますよ” と先輩の保父さん。まだまだ 男性は 何かをしてあげていると言う態度に見える。その保父さんから ダンボールいっぱいに入った 人形劇用の動物の人形を 渡されて 今から15分で 即興でいいから 何か考えて 子供達に見せるようにいわれる。そんなことしたことないから出来ないよォ〜の 泣き言にも 全く動じない先輩保父さんに 始めはそんなもんだよと一言で かわされ しぶしぶ 別の部屋で 人形を前に 途方にくれる男性。キリンや 猿の人形を前に 俺に何ができるんだっていうんだ!!とまた ひとりごと。そして いよいよ 子供達の前でのお披露目。こちらの 心配よそに 目ををランランと輝かせて待っている 子供達。緊張が隠し切れない様子。でだしは 子供達の顔色をうかがいながら こわごわやっていると 全く反応がない。でも もう まな板の鯉。段々男性は なんでもやるしかない状況に押しやられ これではダメだ!と言う一瞬から 顔が変わり始め 目が鋭くなったかと思うと ついに 象の人形を使い始めたときに 人形を 置いて 自分の腕を象の鼻に見立てて 即興で 作った動きが 子供達にうけた。一人二人と 子供が同じように 自分の腕を使って 同じように 動き出した。そのときの男性のうれしそうな顔といったらなかった。完全に 子供に遊ばれている。その瞬間 子供も大人も一体になっていた。子供ほど正直なものはいない!そういう意味では 恐い存在。子供を育ててわかること。子供が 親を育ててくれているのかもしれないと言う気がした。見ていて他人事ではなく 子供を相手にするというのは 本当に たいへんなことだ思う。みんな子供だったはずなのにね。笑いながらも 印象に残った映像でした。    

03 Octobre 2003
ジャポネ ブーム ?!
久しぶりに パリの プランタンあたりに出ました。近々 日本物産展とでも いうのか 日本のものを 取り上げるらしく プランタンの ショウウインドウには 外国のデザイナーが 手掛けた KIMONO が 目を惹きました。Fnac という 大きな 書店でも 通りに面した 建物に 大きな 北野武監督の 座頭市 の映画の広告が 大きく取り上げられていて 日本が妙に目のつく一日だった。それも久しぶりに会う 数少ない日本人の友人と 会う約束をしていたのです。そうまだありました。たまたま 選んで 入ったカフェでは 横にいた アジア系と フランス人らしきカップルが 気がつくと日本語で 会話をしていたので 私たちのいた一角は まるで日本のようでした。私は久しぶりに 存分に日本語を話すことができて 日ごろそういうストレスがたまっているとは思っていなかったけれど 普段とは違う 発散をしたように思えた一日でした 。
ZATOUICHI
北野武監督の 新作映画の広告が 
大きく宣伝されています
着物 
外国のデザイナーの作品と聞いて
 納得できる感じのものでした
着物
とくに この後ろのデザインが きれいいでした
04 Octobre 2003
Nuit Blanche

今日は 上の階に住む人から 自分の出演する舞台があるので ぜひ見に来て と言われていて 前から 楽しみにしていたので その舞台に 二人で行くことにしました。パリの19区にある こじんまりした150〜200人くらいでいっぱいになるかわいい劇場に 時間ちょうどの8時に 私たちが到着すると もうすでに いっぱいの人。私も 出演したことのある 東京のジャンジャンを 思い出すような雰囲気で 席に着くと すでに 舞台の上には 4人の主演者全員が 板付で スタンバイしている。いつものごとく 話の内容のフランス語が 私に理解できるのだろうかと言う不安もありつつ 万が一わからなくても 舞台は いろんな見方ができるので リラックスした気持ちで 席に着いた。出演者のうち3人は それぞれの理由で チョコレートが やめられないのが理由で このセラピストに相談を持ちかけている患者 で あとの一人は そのセラピストと言う設定。それぞれが チョコレートが食べたくて我慢できなくなる状況と言うのを 語り始めるところから始まる。3人3様の キャラクターの設定が 極端ながら リアリティがあって おかしい。途中で セラピストと患者の立場が逆転してしまい、予想しなかったセラピストの 悩みが 暴露され それも極端ながら 今の時代ならではの リアリティーに 皮肉が 混じったような 展開。使われている音楽 照明も それほど凝っているわけでもないのに 効果的で 上演時間も 1時間と 長く過ぎず すごく楽しい時間だった。客席との一体感もあり もっと いろんなものを 見たくなってしまいました。題材が チョコレートと言うので 出口には 一口チョコのサービス。もちろんちゃんといただいて帰りました。

それで今日はと言うと Parisは Nuit Blancheと言って 去年に引き続き2回目の イベントで 日ごろ夜は閉まってしまういろいろな 画廊 劇場 などの 催しをしている場所を 夜中 開放すると言う企画で いつになく 人で賑わっている状況でした。私たちは それから やっとシーズンになってきた牡蠣が食べたいというので レアールのあたりに 車を止め 手軽なお店で 今年初めての 牡蠣をいただきました。盛り合わせで いろんな種類のものがある中で ひときわ おいしいサイズの大きなものを さらに 追加注文して 大満足! その上 私たちのサービスをしてくれていたギャルソンは 注文をした白ワインの銘柄を 間違えて 最高級の お高いワインをサービスしたにもかかわらず それに気がついていなかったようで 最後のお勘定には 私たちの注文どおりの 安い値段しかついていなくて またしてもラッキーと 二人でにんまり! レストランを出て あちこちで 開かれているイベントを 散歩がてら 見て歩くことにしました。まずは 証券取引所にある 建物の壁を使って 映像と光で 作品を見せている場所に行きました。これは KEIICHI TAHARAという 日本人の作品でした。ほかにも 夜ということで 光を使った演出を見せるものが 多かったように思います。ポンピドーセンターも 無料で開放していて 長蛇の列が出来ていました。通りに面した画廊では モナリザの絵を使った面白い作品もあり 歩きながら 楽しめる感じでした。私たちは 途中 パッサージュを 通り抜け 昼間とは また違う雰囲気を味わうことができ これは 印象に残りました。
Les Mangeuses de Chocolat
”チョコレートが やめられない”
この日本語は 私の訳
この左から二人目の彼女は
上に住む お隣さんです
赤い包みが このときに貰ったチョコレート
モナリザ
下にひとこと
結局 私 美容院を 変えました。
と 書いてありました
それほど違和感なく表情にマッチしていたので リアルな感じでした
パッサージュ
昼間にしか見たことがなかったので
違う味わいがあってとても素敵でした。
一人ではちと 恐い!
光アート
日本人のアーチストによる 
建物の壁面を使った アート
パッサージュ
かすかについている照明の中で見る ウインドウ これも 私好みの雰囲気 


★ 今日の 写真は Paris の 今月の写真 のところに もう少し大きな写真で紹介しています
06 Octobre 2003
ルーツ
パリ 日本文化会館
Maison de la culture du Japon
à Paris

エッフェル塔のすぐそばで
この前の交差点は Place de Kyoto
と言う名前がついています
文章を書くのは それほど億劫ではない方だと思うのだけれど このパソコンを使ったメールの手軽さに甘えてしまって 直筆で 手紙を書くことに 抵抗を感じるようになってきている。パソコンなら 漢字も一発変換!出来て 書きながら へぇ〜こんな漢字だったの?と 驚きながらも 消しゴムもいらないし 構成をあとで チャチャっと変えたり 切り取って貼り付けたり 引用したりと とにかく便利なので 手紙を書こうとすると 変に緊張してしまいます。今このパソコンが なくなってしまったら かなり困ってしまうんだろうなという気がします。
今 私は フランスでの さらなる行動の展開を広げるために ある資格を取ろうとしているのですが、その作業の一環に 日本で私がやっていたことを 証明することが 要求されているのです。私が 学校を卒業して 仕事としてかかわってきた人達 といっても すべて覚えているわけが ありません。それに フランスに引越しをするときに 写真や もろもろの印刷物は 両親の家に置いてきてしまっているので 自分の記憶だけをたどって 思い出すのは 容易いものではありません。20数年以来、私が いろんな形で 関わっていた人たちと 再び連絡をとる これが出来そうで 気の遠くなるような作業なのです。まずは 私の 記録している住所が 変わっている場合もあれば 最悪 亡くなっているというケースも 出てくるわけで 関係ないのに 今まで関わってきた人は 全部で何人なのだろう? 人って 死ぬまでに だいたい 何人ぐらいの人と 話をするんだろう なんて 考えても仕方のないことを ボーっと考え、手が止まってしまう 情けない 私なのです。こういう時 日本の 年賀状と言うのは 効果を発揮するものなのかもしれないなとも思ったりしても 今となっては遅いのですが こちらの都合だけで 一方的に連絡を取らねばならないのは 本当に 気の引けるものです。フランスでも もちろん クリスマスカードと言うのは ありますが 日本の年賀状の 習慣とは少し違うようですし フランス人は いきなり とか 突然 ということに それほど驚かない性質なのではないかと思います。それにしても フランスと言う国は 証明書 契約書などの類のものを しつこく要求する国で この作業の たいへんさに 諦めてしまう方もいるのではないかと思うほど すごいのです。わかっていても 毎回 呆れてしまいます。それも それを提出する際に たまたま自分の担当にあたった人がどういうタイプかによって さらに左右されるという運も あるので 要領を得ない外国人には 訳のわからない作業なのです。まぁ こんなことでもなければ 自分のことをこうして振り返る機会はなかっただろうと そういう意味でも 貴重な作業をしているような気がします。あの人がいて 今の私がいる あの辛い経験が あの楽しい思い出が・・・ 後悔こそないけれど いろんな失敗もしてきたなと あらためて 自分の私のルーツを目の当たりにしている 自分であります。     

08 Octobre 2003
Mr.Donuts の オールドファッションが食べたい!
そして 今日も 雨です
 
 愛用のお鍋たち
 


今日のタイトルは 文章の内容とは 全く関係がありません。あしからず。

しかし よく降ります。あれれれ?? 今って 季節何だったっけ?と思ってしまうほどに ここのところ 雨の毎日。たまたまこういう時期に パリに観光に来られている方には 本当に お気の毒です。せめて1日くらい お天気の日に出会っているといいのですけれど でも かえって それを理由にお買い物ができるかもしれないと思ったりしますが・・・。 1tr6890−^ghjkl;:」:jhdさxcvbんm、。・¥ (すみません!ミシュカが キーボードの上をよそ見している間に 歩いてしまいました。これはその 足跡です。面白いので 残しました。)

IKEA という 大型家具専門ショップ 音を聞くと 日本の名前のようですが これは スウェーデンの60年の歴史を誇る 大きな家具メーカーで フランス、いや ヨーロッパ全体と言ったほうがいいかもしれませんが 今 人気のメーカーなのですが それがいよいよ 日本に進出すると言う ニュースです。日本語のホームページも見つけました。日本でも この手の 大型 家具ショップが 各地で展開しているようですが さて 今回の 進出 どうなる事でしょう!!
生活空間 住まいに関しては ごく一般的に 年齢性別を問わず フランスの人が 関心を持つことの 理由に 家族で過ごす時間というものを 少なくとも日本よりは 大切にしているような感想を 住んでみて思うのですが。
少し前になりますが テレビで この IKEA の 商法、展開などを紹介する番組をやっていました。販売員の 知識の豊富さ、スタッフの チームワーク。 そして 製造に至るまでの プロセス 発注段階での チェック、保障や メンテナンス、新店舗開店に向けての 計画と めまぐるしく展開している様子が 紹介されていました。60年と言う年月をかけて作り上げてきたその こだわりが 働く人たちにも 魅力だと感じさせるコンセプトに 興味が感じられました。その裏で まぁどんな 大きなメーカーも 表面に見えるものと実際とには ギャップはあるものとしても こういうものが展開していく世の中には ある種の豊かさが求められているように感じる中で、一番 小さい単位である 家族と 言うものに 焦点をあてたときに 果たしてその豊かさと言う意味は 何なのか? 物質的な豊かさだけではないものであってほしい、表面だけではなければいいな という気がしてしまうのです。

IKEA のホームページ    

09 Octobre 2003
Bon Voyage!

  10月 11月は ヨーロッパに旅行にこられる方が 多いのか 私のホームページを 通して パリ情報を 聞いてこられる方が ここのところ とても多い気がします。これほど 情報が飛び交っている現在とはいえ、やはり生情報が 一番 確実というのも あるかもしれません。私でわかる範囲ですが できるだけ 丁寧にお答えするようにと思っています。でも こういうことを通して パリに住みながら 知らなかったことを 知ることが出来るのも事実で おかげさまで お利巧になってくような気がします。観光のパターンは たいてい 1週間から 10日の予定で パリだけに滞在と言う方もいれば 2,3日が パリであとは その他に 足を伸ばしてというコースがあったり それも旅行会社に すべておまかせタイプの方 自分で 自由時間を 存分に活用したい方と さまざまです。旅行とは 休みを取って 疲れにいく、すなわち 日ごろとは違う 疲労をする場で 休むという感覚ではないことが多いと思っておいたほうがよいような気がします。一日に 何箇所も観光するというのは 日ごろ運動している人なら ともかく かなりの量を歩くことになるので、夜はぐったりしてしまうのが普通のようです。一番 面倒なのが 食事、せっかく来たんだからといっても 毎回 フランス料理というのも きついし、軽く ちょっとつまむ といっても 食習慣の違うところでは なかなか満足するのは 大変かもしれません。サンドイッチも フランスパンが好きなら 問題なくすむけれど 結構ボリュームがあるので 大変だったりします。日本なら 今は ホテルに 当然のように置いてある電気ポットのようなものも ここでは あまり見かけないようです。私が お勧めなのは 自由行動で 滞在される方には お昼は そこらへんのサンドイッチか何かで済ませて 夕食を レストランで いただくというふうに 決めてしまって 行動するほうが 無駄な時間がなくすむと 思います。毎回どこで食べようかと 探してまわるうちに みんな同じに見えてきて もうどこでも 何でもよくなったときに たまたま入ったレストランが いまいちだったりするよりも はじめから 決めておくほうが 行動しやすいのではないかと思います。私のパターンは 昼前に出て行くときには 家でおにぎりを作って 持って出かけ そこらへんのお惣菜を一品買って 公園で 食べるというのをよくします。あっ!でもこれは 冬場は無理でした。去年 私の両親が 来てくれたときの思い出ですが、何がおいしいって 私が家で 作った 釜揚げうどんが 予想以上に 感動的だったようで 家族の思い出 秘話 ”涙の釜揚げうどん” というタイトルが ついて語り継がれているくらい 喜んでくれたということがありました。それにしても 私はかなり食い意地がはっているようで 味覚を 通すことによって 眠っていた細胞が刺激され 目覚めるらしく いろんなことを思い出すのです。とくに 最近 こういう汁ものを口にしているときは 脳みそが ちと あさっての方へ 飛んでしまう傾向にあったりします。 精神的にまいっているとき 体が思わしくないときは この汁物が 何より 効力を発してくれるありがたいものです。少し話が それましたが、とにもかくにも 遠いところから観光で こられる方が 少しでもよい想い出をもって 帰って欲しいなぁ そんな気持ちでいます。

旅行にこられる方 かなり寒くなってきていますので 暖かいものを 1枚は 持ってこられると いいですよ!
Tire-Bouchon
これは オットが 大事に大事にしているおじいちゃんから 受け継いだ コルク抜きです 
とても古いものですが 飽きのこない
シンプルで 美しいデザインです
綺麗好き
ねぇ 笑ってる?
ミシュカの口元
12 Octobre 2003
C'est   la  saison

今日は日曜日 久しぶりに 朝ゆっくり 時計を見ると もうお昼近くに。ゆっくりとコーヒーを飲んでからも 天気もいいのも影響して 午後も さらにまだ ボーっと過ごしました。二人で なにしよう?と 家の中を見渡し 夏場に 死んでしまった魚のオスカーが 泳いでいた水槽も 今のところ 新しくお魚と飼う予定もないので 二人で 水槽の掃除をして 部屋の模様替えをしました。始めは 慣れなくて 落ち着かない気がしましたが 考えてみると 家具がひとつ減った分 空間が広くなったので 部屋がずいぶん大きく感じられるようになりました。ミシュカも あれれ・・ 様子が違うぞ!!と そこらへんを走り回っていましたが もうすでに 自分の場所のように しています。なかなか 新鮮で いい感じです。そして 夕食は いつもの 仲良しメンバーで 牡蠣を食べに行きました。注文したボルドーワインも とてもおいしく 堪能できました。

先日 なにげなく オットのメガネをかけてみたら すごくよく見えることに気づき いよいよ老眼が始まったかと言う気配です。私の年齢にしたら かなり視力はいいほうで ずいぶん長い間 2.0だったけれど 細かい辞書などを見るのに 少し 苦しくなってきました。それで早速 ドクターに診てもらいに行きました。検査方法が いろいろあり 結構 楽しめました。先生曰く 視力が落ちたといっても たいした事はないので あまり度のきついものをかけずに できるだけ 見えるときには肉眼で見るように努力をしたほうがいいとのこと。新聞や 細かい文字を読むときにだけ かけるといいと アドバイスしてくださいました。最後に 左右の目に 一番合った 度数の専門用語の書かれた 処方箋を貰い これをもって 自分で 眼鏡屋さんに行って 注文するように言われました。好奇心旺盛な私には まだ未知の世界なので 自分のメガネを作ることのうれしさの方に 気持ちは 飛んでいます。私が思うに 目の悪くなった原因に 照明の暗さもあるのではないかと思います。手元を照らすといっても フランスは どこをとっても 日本のように 明るくはない気がするので 眼が悪くなったのか 暗いのかが わかりにくかったりします。 でも 見えにくいと言うのは ずいぶんストレスのたまることなのだなぁと最近 思うようになりました。まだまだ いろんなものを 見たいし 大事にしなくてはいけませんね。  
おいしい生牡蠣
焼き栗
今年もそんな季節になりました
街角にあるCafeに 
焼き栗用の栗の袋が 
積み上げられています
19 Octobre 2003
日本の国歌

最近の私にしては Topicsに書くのに ずいぶん間があいてしまった。ただ単に 余裕がなかったというのが 理由なんだけれど。それも 書類を作るという仕事なため、気分転換にさらに 書くという作業をする気にならなかったのです。いくら書くことが好きといっても 人間正直なものです。ところで 前にちょこっと 書いたような記憶がありますが、すこし 細かい字が見えにくくなり始め老眼の始まりのような気配で それに気がつ着始めてから 妙に 気になり いらいらすることが 起こり始めたので 初めてメガネを つくることにし 昨日は その注文の マイめがねの 出来上がりの日でした。今まで 人のメガネを 面白半分にかけてみて わぁ これで よく見えるの?と 驚いていたけれど 実際に そう感じれるようになるものとは どんなものなのか ワクワクする感じで かけてみる。遠くをみると??? と言う感じでしたが、手元の 新聞などを 見ると・・ 感触としては よく見えるといっても 印刷されているものが 濃くはっきりと見えて やっぱりすごいの一言。まだ 慣れていないため 見るものの距離が 少しでも 近すぎたり 遠すぎたりすると 目まいをしたような気になるけれど これで 辞書を見るのが 億劫だったのが ましになりそうで うれしい。

今 ラグビーのワールドカップが オーストラリアで 開催されている。昨日は 日本対フランスの試合だった。サッカーほど ルールがわからないので 今ひとつ 面白さを把握できるところまでは行かないと思いながら オットとTV観戦。試合前に 久々に 聞いた 国歌 ”君が代”に 思わず聞き入ってしまう。感動したのは どの国も国歌も それぞれの国から 選ばれた歌い手が スタジアムで 実際に アカペラで それを披露するという演出。たいていなら こういう時使われているのは 録音されたテープ もしくは 開催国の楽団が それらを生で演奏するのが 普通と言う気がするけれど 今回は 違っていた。何の伴奏もない歌声だけというのが さらに新鮮で これから始まろうとする 激しい戦いの前に 心が 洗われる気さえする。フランスの国歌も 同じように 美しいが 私も日本人、君が代の美しさに あらためて 誇りさえ感じてしまうくらい。横で 聴いていたオットが 少し 驚いたように 歌声で 聞くと 日本の歌は 今まで聞いていたものよりも ずっと美しいと思う 今までの印象とは 全然違うと 話している。それを聞いて 私も納得した。奥が深過ぎると そこまで行きつかないまま 表面的な ものだけで とらえられてしまいがちかも知れないけれど、人間の声という 一番 シンプルな 方法で表現したときに それらの良さが 表れるというのは その証しかもしれない気がした。ひいきめかもしれないけれど 本当に美しかった。   
La Voiture
ド派手な 宣伝用の車の全容
La Voiture
雨の日は どうなる!!
タイヤのまわりに ふかふかの
毛皮を飾りに使っている
人のことだから どうでもいいけど
 思わず 心配したりして・・
26 Octobre 2003
こたつが 恋しい!

うちのアパルトマンの玄関にも 毎年恒例の 煙突掃除 やります! の広告が 貼られる季節になりました。ずいぶん寒いと思ったら 今日の朝の最低気温は 氷点下1度 日中は 9℃となっています。2ヶ月前の 強烈な 暑さは どこへやら もう秋も通り越して 冬の気配です。ミシュカも 私にとっては カイロ代わり?! でも 彼女は 夫の体温の方が 常に暖かいのを知っているようで 私たちが 一緒にいると 必ず まずは 夫のほうにアプローチをして 断られると 仕方なく私のほうに擦り寄って来るのがパターンです。こういうことには あきれるほど お利巧。ほんと そろそろ 暖炉をつけたくなってきました。想像以上に ほんとに寛ぐのです。めらめらと燃える炎 パチパチと 木のはじける音。炎とから 連想するものが 静かに 自分の内側にあるものを 刺激するような瞬間。そして どこか なつかしいと感じるものがあったりして 不思議。 

しばらくの間 かかりきりになっていた書類作りも 一段落して 中休み。今日は 少し サンラザールのあたりをぶらついて見ました。土曜日と言うのもあって 人でいっぱい! いろんなお店の立並んでいるあたりを ぶらぶらしてみると ハローウィンの 飾りつけと一緒に クリスマスの準備もそろそろと言う感じで 急に あわただしく感じてしまいました。まだ2ヶ月あるのにと思いながら こちらの人も そろそろ家族のクリスマスプレゼントを物色がてら 見てまわるというという感じです。今年の クリスマスはどうなるでしょう? 早ければ 今年中に 現在進行中の オットの 計画が実現することになりそうなので そうなると 私たちの生活も 今までとは 一転することになりそうです。もちろん私も その計画に参加することになるのですが、またこのことに関しては どこかで 紹介できたらいいなと思っていますが、そんなことで そういう意味では 今は 貴重な 時間でもあるのです。二人でのんびり過ごせる時間を大切にしたいなと思います。   
模様替え
サロンのインテリアになっていた大きな水槽を片付けて 思い切って 模様替えをしました これは 教会で使われていたらしいコッフル(ふたつきの 大きな箱)に 布を貼り付けて 椅子代わりになったもの。この中には 調理で使う道具や テーブルクロス類などを しまっています。サイズが ここにピッタリだったのと 布の色合いが クッションと釣り合いが取れて 前から こうだった見たいに馴染んでいます。
27 Octobre 2003
最近見る夢

夢って どういうふうにして 話が展開するんだろう。日常にその要因になるものがどこかにあるんだろうなと思うけれど・・。なんだか最近は ほんとに すごく おかしい。どちらかと言うと フランスよりなのだけれど 状況が 日本とフランスが上手い具合に 混ざり合っていて これが本当だったらいいのになぁ〜と言うような光景があったりする。フランスで 日本物産展をしているような 感じとでも言ったらいいのかなぁ〜。この間見たのは この間は 日本のお風呂グッズを フランスで紹介している大きなイベントで その催しのあった場所は シャルルドゴール空港によく似ていた。広い会場は 長いエスカレーターや ムーヴィングウォークで 移動できるようになっている。日本に昔からある お風呂グッズや 最近ブームの健康グッズが ところせましと 置かれ紹介されていて 来ているフランス人達は 面白がって 見ている。そこに なぜか それらと 一緒に 日本のカルピスが 一般的な飲み物として 一緒に紹介されていて 壁一面に カルピスが 飾ってあるのです。フランスにいながらにして 夢の中で しばし 日本を堪能できたというわけ。別にカルピスが飲みたいと 思った記憶もないのだけれど こういうものが 突如夢の中に登場するのは おかしい。もちろん その中では 私は 苦労することもなく フランス語も流暢に話している。ごく 自然に対応できている自分に うっとりしてしまう。と そこで 夢は終わり 現実の世界へ・・・ということになるのですが。そんなことで 最近見る夢は 結構 奇想天外で 面白く 今日はどんな夢を見るんだろうと 思ってしまうのです。   
メガネ
上の 大き目のが先日出来上がった私のメガネ 下のが オットの メガネ (ピノキオに出てくる
ジェッペットじいさんのかけていたものと同じ形)
28 Octobre 2003
オットよ 許せ!

朝から いつものこととは言え オットと ちょっとした口喧嘩!最近は 私も かまわず思い切り日本語で 言い返し 私の気持ちも少しは 理解するべきと 相手がわかるかどうかよりも 即座に 自分の感情を出すことも 効果があることを発見してから自分の中に溜め込まないようにしている。すっきりするとは言っても もしも流暢にフランス語が話せたら こういう手は使っていないだろうということを思うと 少々 辛いというのも本音なのですが フランス流に あわせるしかないところがあります。仕事に出かけたオットを 見送ってから さぁて 今日の昼ご飯はどうする? こういう時こそ 食べたいもの食べて ウップン晴らし!! 自分で言うのもなんですが こんなことで 気が晴れるなら かわいいもんです。思いついてから 鍋にお湯を沸かし始めてうどんをゆでている10分の間に てんぷらも揚がり 15分足らずで 極上の海老のてんぷらののった 関西風うどんの出来上がり!! 写真写真!とカメラもセットして 記念撮影! うわぁ〜〜 感激! こんなおいしいもん オットには 食べさせられない もったいない。こってりしたものに馴染んでいるこちらの人には この上品な味は なかなか おいしいと感じるところまで行かないことが多く ここに さらに 味付けをたされてしまったりすると 作った本人しては ちょっと がっかりということになったりするので、こういうものを食べるときには これを おいしい! フランスにいて この味が出せることを 貴重だと感じてくれる人にしか作ってあげない!! と いつのころからか 思ってしまうようになっています。それで 今日は これを 一人で ゆっくり いただいたというわけ。それがまた てんぷらが上手く揚がって 軽〜い。こうなったら ついでに たまねぎなんかも一緒に揚げて 天つゆで 食べるものいいじゃない?と よくばって 豪華版になった。もう少し薬味が 効いていたらなどと さらに 思ってしまうけれど もう十分。言い合いをした 腹いせも どこへやら。もっぱら 最近の 癒しは 食べ物のようです。
これで 洗い物しなくてすんだらどんなにいいだろう・・  台所は 鍋とてんぷらを揚げたあとで 山盛りでした。  
腹いせ極上てんぷらうどん
揚げたてのてんぷらを のせていただく
 日本の味 
31 Octobre 2003
燃えろよ 炎!



10月最後の今日は 今年初めての暖炉を つけました
焚きはじめると 毎日 使いたくなります。炎を見ているだけでも ほっと落ち着くものがあります。気が付くと いつのまにか ミシュカも ちゃんと 特等席についています。まぁーるくなって座っていたのが 暖まってくると 段々伸びて 体勢がだらしなくなって いくのが おかしいです。
今年初めての暖炉
特等席を陣取るミシュカ