フランスの11月初めの日は 祝日です。日本でいうお盆のような感じ。みんな お花を持って お墓参りをする日です。相変わらず パッとしないお天気のところに持ってきて 枯葉が たくさん道に広がっているので 歩くときに 滑りそうになったりして少々 歩きづらい季節です。昨日は 車で オペラの方へ出かけたら プランタン ギャラリーラファイエットのあたりは 早々と クリスマスの飾りつけが 始まっていて 気ぜわしい気がしました。クリスマス用の飾りつけを扱うお店も キラキラと 鮮やかに 工夫凝らしたディスプレーで 目を楽しませてくれます。地下鉄に乗っても 分厚い上着のせいか いつもよりも 窮屈な感触がします。
話し好き パーティー好きのフランス人が 出会いの場を 求めるという現象には 今ひとつピンと来ないものがあるけれど 逆に これだけきっかけがあっても 出会いと感じれるものがそれだけ少ないという風にとらえると フランスも日本もそれほど違わないという気がする。出会いの場を 作る というところで パリの中心にある大手スーパーが すごい企画を 考え出した。今朝のニュースで 取り上げていたので ここでも 少し紹介をしましょう。1週間のなかで 木曜の 夕方 時間に限定して 独身で出会いを求めていると意思表示を スーパーの用意した ショッピングパニエ(買うものを 入れる籠)を選ぶことで それぞれに 買い物をしながら その人の意思表示を チェックできるというのが まず 第一段階。だから 籠は 普段と 同じものと 2種類あるわけです。その籠は 一般のものに カバーを取り付けたもので 色ですぐに見分けがつくという状態。インタビューで声をかけたおばさんは そのイベントの内容も知らずに ”出会いを求めます” の籠を持っていて 説明すると ちょっと驚いて えっ!知らなかったわ!ホホホ・・いくつになっても いい出会いは 欲しいわよね!と テレ笑いをして すんでしまいます。普段なら すれ違うだけの 人たちが そこで 今日の献立は何?とか お店の商品を前に ごく普段の 会話から コミニュケーションが始まるというところで 話題性を 狙った企画といったらいいでしょうか。それで 果たして 出会いが どこまで展開するかというところも 興味のあるところですが インタビューで見たところ 一言二言の会話を 交わしたくらいで なかなか 連絡を取り合うとか また会いましょうというところまで 行くには まだもう少し 時間がかかりそうな様子で 買い物帰りに ちょっとカフェで お茶を飲むくらい程度までいっていいところ。(それでも いいやん! と思ってしまう私)でも 画面上では 知らないもの同士が 何の隔たりもなく自然に話をしている様子は 和やかな気がしますが これが田舎なんかに行くと ごくあたりまえの事だったりするのかもしれないし 話し好きのフランス人が こういうことを スーパーで 始めると 只でさえ 長い列のできる レジーが どうなってしまうんだろうと 私などは 余計な心配をしてしまうのですが。この企画 日本人が いくらフランス好きとはいっても 日本では 真似することが 考えられない気がする。興味深いのは フランスなら この企画に 反応するのは どちらかというと 中年以上の人たちが 多くて そういう意味の色気が いくつになっても 失わないという違いというか そういう気持ちがあることには違いはなくても それを意思表示することに対しての 抵抗が あるかないかという点で 大きな違いがあるような気がします。比較的 若い年代層が 幅をきかせている日本とは 対象に フランスでは まだまだ 中年 高年層が バリバリ現役という 気がします。一度試しに 私も 挑戦してみようかしら? あっ!でも 私独身じゃないんだわ!!