夫婦共々 仕事で忙しいことが多く 一緒に食事をすることも 最近では めっきり少なくなりました。これが 子供の一人でもいれば 無理してでも こういう時間を作る努力をするのかもしれないのですが 結果的には すれ違い ということになってしまいます。久しぶりに ゆっくりできるぞ! 日曜の朝 庭を見渡してみると ありゃりゃ!!ものの見事に 荒れまくっています。それも当然。夏場は いつもの年なら 庭で食事をしていたのに この夏は その庭に テーブルを 置くのに セッティングしていた 木の床板が 湿気で腐ってしまい ガタガタになってしまったために とうとう 置き去りになったまま 今に至ってしまっているのです。もう 冬に入るので この作業は 来年に 持ち越しになるのは 間違いないのですが あまりにも みすぼらしい状態なので 今日は 一人で 垣根の木を 剪定し落ち始めた 枯葉を かき集め 庭仕事をしました。ここ しばらくは 毎週 この作業が 必要になってきそうです。でも 土いじりって プ〜ンと 懐かしい土の香りがして いいもんです。パリに住んでいて 自分の家で 土に触れられるのは 恵まれていますよね。残念ながら 土の質は あまりよくはないのですが こうして 少しづつ 手入れをしていると いくらかは ましになっていくような気がします。お陰で すっきり さっぱり 気持ちのいい庭になり 久々に 庭でお茶をしました。
今日は いつもは あまり乗らないラインの地下鉄を利用しました。パリと一言でいっても 地域によって かなり雰囲気が変わるので それも面白い観察の場となります。横の座席に座っていた 女の子 といっても 20くらいでしょうか?アフリカ人らしい彼女は ごくあたりまえのように 自分の食べている お菓子を 向かい側や 隣の人に どうですか?とごく自然に すすめているのが 目に止まりました。すすめられた 小太りのおじさんも ちょっと びっくりした様子でしたが 笑顔で 「ありがとう!でも 結構です。」と 一言。知らないあいだに できている 人と人の距離間 お国柄もあるでしょうけれど かなり 違っています。日本なら まず 乗り物の中で 物を食べるのは コソコソ 目立たないようにしそうですよね。知らない人に 話し掛けることも 少ない気がします。フランスは そういうのは かなり大胆で 地下鉄や バスの中でも 大きな口を開けて ほおばっていたりします。でも さすが あなたもどう?とすすめることは しなさそう。そこへいくと アフリカの人たちは もっと 身近に 人を感じていて みんな 兄弟と言う気にさせられます。人にもよるのでしょうけれど 人懐っこいのです。繊細さに欠けるなと思うことが ないわけではないけれど 彼らの 屈託のない笑顔は 元気付けてくれる気がします。そうでした。このあいだも 地下鉄で乗ってきた4人のアフリカ人の女性 年齢も40台くらいでしょうか 思い切り日常の会話なのですが 家の 洋服の片付をしようとするが 片付けても片付けても 子供や夫が 脱ぎ散らかすし 今ある 整理ダンスでは どうにもならなくて ・・・うんぬん ・・その 家の中の状況を 事細かに説明しているのが ほんとに万国共通の話題であったことと その彼女の話術が うまかったせいで 聞いているつもりなかったのに 知らず知らずに 笑ってしまっている自分。それに 気づかれてしまって ねぇ あなたもわかるでしょ? と 言葉をふられてしまい 私も よーくその感じわかります と答えていました。問い掛けてきた彼女は ほらね やっぱり女なら こういうこと みんなわかるのよね〜 って 変なところで おちを つけるのに 協力をしてしまった私。一瞬 その場は 主婦の 愚痴大会のようになっていて 他の人も 笑いながらきいているというそんな車中でした。ほんとに いろんなことに出会います。そうそう ちょっと余談ですが 大好きな こぐれ ひでこさん(パリ通であり 料理好きで有名なイラストレーター)彼女は 私愛読の パリ案内の本の 改訂版を出版するにあたって 現在 パリで その下調べ中で 滞在しておられるとか。どこかで ばったり 出会ったりなんて事はないのかなーーと思いながら 今日も 移動していました。今度は またどんな新しい情報が 加わっていくんでしょうか?パリに旅行で来られる方のみならず パリに住んでいる人間も とても重宝する 楽しい本ですので 出版が楽しみです!
こちらで その彼女の 現在 パリ滞在中のようすを ご自分のとった写真とともに紹介されています
ごはん日記