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毎日出会う 
人 もの そして自分 
いいときばかりではないけれど 
いつも 素直な気持ちでいたい 
そんな思いを込めて 


28 Mars 2004
今日から 夏時間



今日 朝パソコンをつけると 時間調整の報告があり 夏時間に変わったことを知りました。夏時間になるときには 1時間繰り上がるので いつもよりも 早起きしなくてはいけないので ちょっと損したような気持ちがしてしまうものですが、この作業は いつも 土曜日と日曜の間というか 日曜の 夜中に行なわれるので 日曜の朝 ゆっくり過ごしているものには たいして影響は ないように思われます。まぁ それにしても 今日は いい天気だこと。昨日は 忙しかったにもかかわらず、荒れ放題になっていた庭の掃除が 突然したくなり 綺麗にしたところだったので 起きたてに 庭に出ると さらに気分は爽快です。ミシュカも やっぱり外で 日向ぼっこができるのは うれしいらしく 私が外にいると 必ずくっついてきては 日のあたる場所で ごろんと 気持ちよさそうです。 

今月18日の Topicsで 少しぼやいてしまったパリの建物の修正工事の様子を 写真に撮ってみました。パリの 美しいイメージばかりでは 現実感が伝わりにくいので あえてこういう部分も 紹介しようと思います。でも写真を縮小すると かなりその緊迫感が伝わりにくいのが残念ですが この状態に 騒音がともなっているので かなり不快です。
建物修正工事の様子 1
歩道の幅が 広い時には 余裕がありますが ここは 人が通れなくて 車道に 出なくてはならないところがあったりして 車が たくさん行き交うところは ほんとうに危険。

kiki, la petite sorcière
懐かしい!
魔女の宅急便が フランスで公開です。
あれぇ〜 見たことあるなぁーとバスの中から 発見した 映画のポスター! タイトルが変わると 雰囲気が違ってしまう。フランス語版では 小さな魔法使い キキ になっています
建物修正工事の様子 2
こういう作業をしているのは ほとんどが アフリカ人です。この足場を組むのに いったい何日かかっているんだろう??と思うくらい のんびりしています。
24 Mars 2004
ウナギの寝床



この写真 わかります? まず日本では 考えられないでしょう。壁と 言った方がいいような この建物の形。ちょっとでも地震でゆれでもしたら 簡単に 倒れてしまいそうな厚みです。ここにちゃんと人が住んでいるのですからね。いつも 通勤に通る場所です。下の写真は あまりに気になって 後ろに回って とらえた建物の裏側のもの。さすがに窓は いっさいなく レンガで固められています。思わず まわりの建物と 見比べてしまいました。こんなの恐くて 落ち着かない気がします。どうやって 支えられているのかが疑問です。ちょうど 一緒にいた友達に聞くと こういう建物が パリにまだあるそうです。さすがの 彼女でも 住むのには 恐い! といっていました。地震がないということは いろんなことが可能になるということでしょうか。まぁそれにしてもすごい、生で見ると かなり緊張してしまいます。この写真には 写りきれていませんが かなりの長さがあります。なんでこんな形になったのか きっと 理由があると思われますが 只今 この裏は 大きな空き地になっています。


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16区で見つけた建物
ところ変われば・・・
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そして その裏側
外壁の一面に窓がないというのは 
ちょっと息苦しい気がする
今 売出し中
Actimel 名づけられた乳酸飲料水。健康の維持に!と テレビでも盛んにコマーシャル中。このメーカーが Danon。 最近 日本のヤクルトと提携をしたところなので お店では この横に フランス語表示になったヤクルトが 並んでいます


しばらく 自分のための買い物をしていなかったので お給料ももらえたことだし 自分へのご褒美に バックを買いました。肩から下げられて 脇で抱える長さのもので 大きすぎず 小さすぎず というのを探していました。また バック?と言われそうなほど 持っているのですが スリの多いパリでの安全性を考えると このタイプの方がいいかと思いました。ちょっといいわけも入ってますが・・・・。たすきがけできる ポシェットタイプのものが 基本的に好きでいくつか持っているのですが 今回は 売り出し中で お手ごろ価格のものを見つけました。

久々にミシュカも写真に登場です。毛並みのお手入れ中です。  

23 Mars 2004
塩の威力



レトロな感じで
ちょっと こんなふうに写してみました。昔のフランス映画 第3の男 で でてきそうな雰囲気
やっぱり白黒って言うのは 魅力ありますね
今年になって 働き始めたというのは 実は 厨房での仕事なのです。ずーっと 踊りが仕事だったので 生活も それを軸にまわっていたので いくら勉強したくても 時間がなかったので 自己流ですし いつかは こんな仕事がしたいとは思っていましたが この歳になって 実現するとは 思っていなかったので まるで 子供のように ワクワクしながらの仕事になりました。まわりからは 大変な仕事よ! と ちょっと脅かされたりもしていましたが 確かに 一日立ち仕事だし 大変といえば大変だけれど 踊りで鍛えた体力もあるので 思うほどでもなく 今のところは 朝から 午後3時まで 働いて それから 踊りの練習に出かけ それが終わったら また 厨房に戻って 夜11時 まで という日が 週に何回かあったりするんです。自分でも感心するくらい元気です。毎日 勉強になるし 本物の料理人の 腕を 目の前で 見ることができるのは 何よりの勉強です。今で 2ヶ月になるけれど やっぱり 好きだぁ〜 ! と思っています。仕事場全体の雰囲気も 好きだし 自分なりに工夫をしながら 料理だけではなく いろんなことを いろんなふうに試してみるのもスリルがあって 面白いものです。時々 個人的に 頼まれて 大人数の料理を用意することは あるけれども これが ほんとうにお店となると その量は 桁が違います。でも 練習するのには 絶好の場なのです。海老をさばくときには 200も300もするし じゃがいもをむくときは もうそればっかり。でも どういう性格なんでしょう。そういうのは いっこうに苦にならないのです。それで このあいだ 塩の使い方を 少し教わって感心したけれど 塩って ほんとにすごい! 魚を しめるときにも使うし 野菜を切ったときに 塩水に浸しておくと しんなりするし 男爵いもなどをゆでる時にも 塩を一緒に入れて 湯がくと 茹であがってお湯を切ったときにも 実がぼろぼろにならず しまったままにすることができる。まさに塩加減ひとつで 大きな違いが出てくる。丁寧に仕事をすると それだけ 味がまろやかになるってくれる。 一つづつ おいしくなってね! と思いながら 作業をしています。 
珍しい光景
ちょうどメトロの写真を載せたので 
ちょっと珍しいものを一枚 おまけ。
Metro の 文字の目印になっている街灯の 取替え作業です。大きなクレーンで持ち上げての 大掛かりな作業です。トラックには いくつも積まれていたので この日は たくさんこの取替え作業があったのでしょう。
21 Mars 2004
蚤の市



今日は オットと ひさしぶりに 蚤の市に出かけました。
春らしくなり お天気がよかったのもあって 11時前に到着した時には たくさんの人で賑わっていました。普段よりも 店の数も かなり多く 掘り出し物が 見つかりそうな予感で ワクワクしながら 見てまわりました。お店で使える小物や 調理器具など いかにして 良いものを見つけ どこまで値切れるかが ここでの ポイントになります。さすがにオットはなれているので 良いものを見つけても すぐに買うことは まずなく 店の人の反応を 計算して いろんな手で攻めていきます。今日は 甲斐あって 良い買い物が たくさんできました。私は なんとなく手にしたソース入れにできそうな手作りの陶器が 気に入り 買うことにしました。色合いと 手作りの暖かみがあります。この下の写真がそうです。これを作った人の 気持ちも一緒に大切にしたいと思います。
今日のお買い物


日本では 最近になって フリーマーケットのようなところで 買い物をして 物を安く買うだけではなく 無駄に物を捨てないで 使えるものを使っていくという感覚が できてきたようですが これが アンティークとつくと 人や その品物よっては まだ 抵抗があるようです。そのあたりは フランスとは 随分違うように思います。古いものを 磨いて また新しく使うという繰り返しのなかで 本物が 生き残っていく 質を見分ける技も育んでいるようです。昔の職人のすごさや そのものの価値を 大切にしなくてはいけないなと 感じさせられることが 多いように思います。楽しいのは どんなお宅に伺っても ちょっとしたものに なにかエピソードがあるんだろうなという品を見つけることができることです。そういうものを 見ることができるときは ちょっと得をしたような うれしい気持ちになるものです。
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そして また
桜を見ると やっぱり写してしまします


蚤の市
こうして 所々に ミュージシャンが 演奏を聞かせてくれます。焼きたてのクレープを片手に パリを満喫します
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オリーブの専門店
収穫したばかりのオリーブが 店先を飾っています
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オリーブの実
店で売っているオリーブはすでに加工したものばかりで 生の実を見ることが少ないような気がします
思ったよりも 色が鮮やかで 綺麗ですね


何事にも 矛盾というものは 起こってくると思うのですが 私は そのものを指摘するというよりも それをどう受け止めるかということのほうが大切なのではないかと言う気がします。日本の特徴的な 考え方に 無駄を無くす。余分なものと削ぎ落とす。おおざっぱに言うと 足し算ではなく 引き算をする部分があると感じるのです。控えめでありながら どこまでも相手を思いやり 気遣う。日本人だからわかるけれど これが 外国の人だと 随分 もったいぶっていて わかりにくかったりするんだろうなという気もします。そこへもってきて サービス業が 幅を利かせている日本では 今度は そういう控えめな部分も わかりやすくということなのでしょうか その思いを 形にすると 注文をすると 必要のないものまで くっついてくるという現象が 起こってきます。それが ほんとうに欲しかったものならともかく そうではないときには 押入れの奥で 出番もなく ほこりをかぶっているということになるのでしょう。思いを形にするという習慣 お中元 お歳暮というのも いただく分には うれしいものですが 送る側となると 毎回 いろいろと 気遣ってしまうものです。冠婚葬祭にまつわるものも 同じように 見えないところで いろいろと気を使ってしまうものです。気を使いながらも どこかで その相手を 自分のなかで ランク付けしていたりするのも なんだか 正直 イヤだったりしてしまいます。御世話になった相手に あからさまに お礼をするよりも お歳暮で その気持ちをつたえるほうが 良いと考えることも 珍しくないでしょう。ほんとうに 複雑です。思い出せば 街を歩いていたら なにもしなくても ティッシュペーパーが もらえたりしたものなー なんて 難波の街を歩いていたころを 思い出してしまいます。日本に 旅行に行ったフランス人も そういうのには かなり驚いているようです。考えてみると フランスでは そういうお礼をするという習慣は 基本的に ないように思います。できることだから 手伝う できなければ 断る。頼まれた方も その状況によって 仕事としてならOKしてもいいということで 金額を要求するのも交渉の段階で すればいよいことだし ただ 単純にそれだけのことで 何かをしてあげるとか してあげたという気持ち その見返りのような考えが 少ない気がします。これも 単純に 断りやすいというのが 理由になるでしょう。確かに 人間関係の上で 断りにくいというのはあっても たとえ断っても それをとやかく言わないし それは頼んだ側の問題ということになるようです。そのあたりは 見事に スッキリしています。話が横道にそれましたが、これからは 物を売る側も 器ばかり大きくして いろんなものを受け入れるというよりも これからは もっと 冒険をして 特徴的な個性を売り物にし 質で勝負するというものが増え 利用する側が 賢くなり それらを吟味して 選ぶというふうな 合理的に 変わってもいいような気がします。
偉そうなことを語ってしまいましたが こんなこと言ってても 私のどこかでは それでも やっぱり普通に生活をする分には 日本は 便利なものがたくさんあるし羨ましいと 思っているのですから・・これもやっぱり矛盾なんでしょうか ないのもねだりなのでしょうか・・
18 Mars 2004
さくらさくら



Topicsに 10日ほど ご無沙汰してしまったあいだに、Parisは 桜が 満開になっているのを 見かけるようになりました。早いですね。日本の桜とは種類が違うらしいですが。(パリ郊外にあるある街には ソメイヨシノが たくさん咲くところがあって 毎年そこには パリ近郊に住む日本人で賑わうと言う情報を最近知りました)一昨日あたりから 20度を上回る気温で パリの人達は 上着を 脱ぎ カフェのテラスで 夜遅くまで 過ごし始めだしたのが 印象的です。

パリの建物には いろんな規定があって 何年かおきに 外壁の 修正や 清掃をしなくては いけないようなのですが ここ最近 近所の 建物が 立て続けに その作業に入り 歩道がわにせり出したそのために組まれた 足場の鉄骨が 通る人の 動きを妨げ さらに清掃のほこりが そこら中に広がって かなり不快感があります。お互い様で 我慢しないといけないのはわかっていても お互いに譲り合うと言う感覚が少ない このフランスでは それぞれの 立場を主張しあう人の ぶつかり合いで 他人としてみていても あまりいい気持ちのしないことが多いようです。それに恐いのは その建物の 修正のために組まれた 8階の高さの足場も なんだか 危なげな 感じで 時々 うえからものが落ちてきて 人が怪我をしたり 足場が崩れる事故が 起こったりしています。私はできるだけ その場所は 通らないように 避けているのですが ほんとうに不便です。下を見れば 犬の糞だしねー。あっ! こんなことばかり嘆くと パリ好きな人を 幻滅させるかな? でもこれが現実だしな〜。考えてみると 去年の今頃は 通い始めた フランスの語の学校で 悪戦苦闘していたんだなと思うと 今はとても懐かしい気がします。この1年での 自分の中での変化 とくに こちらの人を身近に感じられるようになって 接することが苦にならなくなってきたと言う意味では 大きく成長したように思う。成長と言うよりも単純に慣れたというほうがいいかの知れないけれど。仕事を始めて 初めて パリに住む日本人社会と言うものを垣間見ることができることも 新鮮で 懐かしい感じがします。やっぱり パリに住む 日本人と言っても 私のように フランス人の中にどっぷりと言うのは かなり違うものだと言うのと それだけに 悩みがあっても当然なのかもしれないと思うことがあります。まぁ分析ばかりしていても仕方のないことなのですが。人間観察が 好きな私は ついついそういうふうに ものをみてしまうようです。今週週末は どこかにお散歩に出かけたいな と 今はそんな気分です。


さくらさくら
公園
仕事の近くの公園
綺麗でしょ?早い目に家を出て ここのベンチで一服。なんとも いい気分です。
09 Mars 2004
儀式




このぬけるような青空を 伝えたくて・・

ポツポツと芽が出ています
儀式
アフリカのある国で 行なわれている
大切なセレモニー
儀式の最後にいただく料理
できるだけ その国の人の習慣を体験したくて 初めて 手で 食事をしました。正式な木の器で 太陽の日ざしの中で いただきました。ここは もう アフリカ!! 
先日 こちらでも公表した オットの始めるお店も 準備も大詰めになり めまぐるしく 人や ものが行き交う中 今日は そのオットが 昔から父と慕う アフリカの友人の勧めで これから始まろうとしている 私達の新しい試みに対して 上手くいきますように という ある儀式を 設定し 招いてくれました。この儀式は すでに 1週間前に始まっているのですが 今日は その最後の 作業なのだそうです。話を聞くと なにやら 意味深な ミステリアスな ムードがいっぱいです。この儀式の時に 使われる 音楽が 流れる中 説明にしたがって 私達は そのお宅の 庭の一角に奉られている碑を囲み位置すると、なにやら まじないのような言葉が始まりました。それが しばらく続き そのあと 木の器に 用意された ごはんに ミルクと オイルを かけ その一皿を みんなで 左手を使い なくなるまで いただきます。その時には それぞれが 自分に向かって これからの自分達の新しい 行動に対して 上手くいくように ほんとうに心から願い それを イメージするのです。もう その瞬間 そこはパリではなく アフリカ でした。今度は その手を お酒を使って その碑の上で洗い流します。申し訳ないと思いながらも私の好奇心は大切な儀式だけにとどまらず そのまわりの ありとあらゆるものに刺激され いちいち 驚きながら 目が点になるような状況が 何度もありました。神聖なものだけに 写真をそこで パチパチ撮るわけにもいかなかったので 残念ながら その細かい記録は 私の脳裏にしか残っていないことになりますが ほんとうに 貴重な体験をしたことになりました。その方の国では この儀式を 
Baloba と呼ばれる 場所で 行なうそうで それは 教会などよりも 重んじられ 大切にされている場所であるそうです。写真を見せてもらうと 円形のわらぶきの屋根に柱があるだけといった簡素なものです。何に対しての儀式かによって 手法が違うのだそうです。適切な表現をすることが私には できないのですが わかりやすく言うと その儀式のひとつに この儀式のために ある動物が奉られるわけです。すなわち 殺すのです。ウシや豚のようなものときもあれば いろいろだそうです。それで 今回の儀式には ニワトリが 使われ すでに1週間前に その儀式が 行なわれていたのですが 私は さすがに その時には お断りしてしまいました。少しだけ オットは その時の様子を 説明してくれましたが かなり 刺激的だったようです。それで その日は そのニワトリを みんなで 儀式のあとにいただくのです。幸いにもお天気がよく 庭での 食事になりました。その料理が この写真です。料理はその方の妹さんが 作られ 聞くと その調理法は ごくシンプルなものでむずかしくないそうです。とても スパイシーで レモンをかけていただくとさらにさっぱりと いただけるかなりおいしいものでした。郷にいっては郷に従えで 私達のために用意してくださったと言うこともあるので 私は できるだけ 本式に その国で実際に行なわれているようにするべきだと 思い 食事も 用意してくださった ナイフとフォークを 使わず 手で いただくことにしました。日本でも 江戸前寿司などは 考えてみると 手でいただくのですよね。ちょっぴり 兼高かおる(年齢が わかってしまいますが 昔 日曜の朝11時30分から 兼高かおる世界の旅 という番組がありました)に なった気分でした。その料理を用意してくださった 妹さんと 手で食事をしながら たくさん お話をしました。考えてみると こうして アフリカの人と フランス語を通して 自分の力で 会話ができると言うのは ものすごいことのような気がしました。自分の思ったことを 自分の言葉で 表現し 相手の会話を 直接 聞いて 理解できること。 それが 私の知らない 異文化の国と人 ということになると それは 私にとっては ほんとうにものすごい 展開のような 気がしました。それだけ 言葉の壁は 厚いと言うことでしょうか。その妹さんは その儀式にまつわる 思い出話などをいろいろと聞かせ下さいました。ある意味 信じることの 大きさを感じる瞬間でもありました。お昼 まだ 2時過ぎと言うのに ワインをいただき おいしい料理をいただいたので すっかり出来上がってしまった 私でした。そのあと 家に戻り ぐっすり2時間ほど寝てしまいました。  
  
テラスでの 昼のひととき
お天気がよかったので 
テラスでの食事になりました。
ここは もう 2ヶ月もすると 
サウナのように暑くなるそうです 
でも ここは 家と同じ パリの15区  


07 Mars 2004
春の足音



すっかり ここ(Topics)にも ご無沙汰になってしまった。まぁ ほんと めまぐるしい日々を 送っております。すこぶる体調もよく幸いしていますが ここで ちょっと一服も必要かと 思えてきました。忙しくても ゆっくりとお茶を頂く時間は 確保するように 心がけています。時間の感覚も かなり不規則になっています。いつものことですが こういうときほど 書きたいネタが たくさんあるにもかかわらず ちょっと時間がたつと その書きたかったこと が 消えてしまい 思い出せないことが 多く ちょっとヤバイ!気がします。

さて この一週間で 随分 いろんな花のつぼみが 膨らんできているのを見かけるようになってきましたよ。パリのさくらは 少し日本よりも早く咲くので もう そろそろかな?ちらほら咲いているのを見かけます。目に付くのは 木蓮。薄い紫がかったピンク色のものをよく見ます。
今週は ポルトヴェルサイユ(家から徒歩でいけます)で 今日まで 行なわれていた フランス農作物展示会 (とでも訳したら言いのでしょうか) に 行きました。毎年恒例のように 行くのですが 未だに 全部を見たことはありません。あまりにも大きな会場なので 体力が いります。フランス国内だけではなく 植民地も含めての 農作物の紹介から 加工品に至るまで ありとあらゆるものが 工夫を凝らして 展示され 五感が 刺激されるイベントです。今回は とりわけ ワインの場所と 南国の味を堪能しました。今日は その時の マンゴの写真だけ 紹介しましたが また 後日に ほかのものも 紹介できたらと思っています。目の前で 手動の機械で作ってくれる ココナッツミルクのシャーベットが なんとも さっぱりクリ―ミィーで 美味でした。現地の人たちの生活を紹介しながら 歌や踊りもあって ちょっとした観光気分になれるのも うれしいです。今回は ワインの試飲ばかりでは 酔っ払ってしまいそうなので 生ハムのサンドイッチを買って それをかじりながら あちらこちらで 飲みまくりました。オットの始める店でも ワインを扱いたいと言う 目的もあるので 今回は かなり真剣な やり取りになりました。製造元の人と 直接交渉で 買うことができ ワイン好きには たまらない イベントです。でも 私は 2,3種類目くらいまでは 違いが わかっても それ以上になると もう訳がわからなくなってきます。やっぱり ワインにあう おいしい食べ物と いただく方が 私には あっているようですが・・・。ソムリエと言う職業も すごいな!と思ってしまいます。さすがに もうしばらく ワインは いらない状態になりました。 


満月の夜
満月の夜は 不吉なイメージと言うのを聞くのですが 私には 全く関係ない話です。この夜の月を 写真に撮るのは かなりむずかしいのですが 今回は そのなんとなく怪しげで 美しい雰囲気が 撮れたような気がします。何かが 起こりそうな感じでした。
南国の味
パパイヤ 鮮やかな切り口の色と 甘い南国の香りがします。ほんとうに甘くて おいしいよ!
ムーランルージュ
パリの観光コースには必ず入っていると言うくらい有名な ムーランルージュです。昼間見るとこ〜んな感じ
これもバスからの 必死の撮影です。信号で上手い具合に止まったと思ったら 目の前に 大きな柱がふさがって 焦りましたが 発進と同時にシャッターと切ったら 何とか写りました。このあたり セックスショップの建ち並び キラキラの お姉さん達が いっぱいいます。
01 Mars 2004
夢のまた夢



  
エスカルゴ専門店
上の写真は 入り口のドアノブ 右は お店の看板

いつも通らない道を歩いてみると こういう発見があるのが面白い。家から 歩いていける距離のこのお店。エスカルゴ を 扱う専門店。作りも なかなか凝っている。創業100年以上と書かれたおもてのプレートも 年輪を感じさせる。日本で言うと 昔ながらの お漬物屋さんと言う感じかな? でも このカタツムリを 始めて 食べよう! と思った人は すごいね。  見た目は どうしても 好きになれないけれど これが また私の好物でもある。食べ終わった後の ソースを パンに浸して お行儀が悪いと言われそうに最後までいただく。フランスでは家庭でも 冷凍のエスカルゴが 簡単に食べられるように処理をして味付けまでできているものが 手に入る。買ってきて ただオーブンに掘り込むだけ。火加減さえ注意すれば それなりにおいしい味が家で味わえる。便利な世の中。去年通ったフランス語の学校の先生は 小さい頃は 庭にエスカルゴを探しに行き その後は エスカルゴの掃除。これが 丁寧にできていないと 砂が混じって まずいんだそうだ。だから エスカルゴを食べるのは 面倒くさいと言う印象が 今もしてしまうと 話してもらったことがあった。ところ変わればと言う話ですね。そう! ついでに この間 郵便局で 見つけたパンフレットを 紹介しよう! 新しい郵便局の企画の 新しい家に 変わりませんか? という 資金プランに関するもの。以前に このTOPICS で カタツムリのことを 話題にしていたのもあったので ためしにもらってきた。貝殻から 抜け出したカタツムリ やっぱりなんだか滑稽ですね。



今日は 休みだったので また 昼ご飯の後 ちょっとお昼寝を。この満腹感のあとに訪れる眠気を 自然に受け入れ フェードインするときの幸せ。うふふ・・すると どうだろう すごい夢を見てしまった。うちのオットが ユニークな 中華料理屋を始めることになり その仕事に追われている夢。店を始めることそのものは 事実だけれど その内容は かなり違っている。ユニークというのも 小さい店だけれど 3階まであるお店で 階段のつくりが 迷路のような仕掛けになっているのです。練習のために 試験的に 動いている従業員が すでに 調理場にたどり着けないというハプニング。それに どうしてか そこには必要のない人が 変な通路から 迷いこみ 立ち往生している。まだ オープンしていないのに 連絡もしていない友人が 次々訪ねてきて 断れなくて それらを あおるように店の中は 大混乱。宣伝用に用意していた 印刷物や 名刺が 足りなくて 急きょ コピー機で コピーし 階段のところで 必死でバイトの人が はさみで それを切っている。そして そんな中 オットは 始終 平静を保ち そんなに焦ることもなく 大丈夫! 大丈夫!と みんなが 立ち往生しているのを 見て 笑っている。それがなぜ 中華料理屋なのかが 不思議なのだけれど 飲茶用の 小さな蒸し器が 場所を取り 私は それにイライラしている。試験的に 動いてもらっている人の中には 知っている人もたくさんいるし 訳がわからない。この夢は 分析すると どういう状況なんだろう?? ほんとに全く 変な感じ。実は 今日 夢ではなく 本当の話 オットのレストランに 出向き 棚に 並びだした品物や 小物類を見て いよいよと言う 実感を味わってきたところだった。なんて 素直 いや! 単純な わたしなんだろう。バカというかなんというか 自分でも おかしくて その夢の内容を思い出しながら いちいち うけてしまった。こういうことが ほんとうに起こらないように 気をつけてね! という 暗示なのかな と 思っています。  


エスカルゴのオブジェが いっぱい!!
食べるのは好きだけど カタツムリの 見た目は どうしても好きになれない。
それって 変?  
エスカルゴじゃなかった!カフェリエジュア
お昼の定食に ついてきたデザート
生クリームが これでもか!というほど のっていた。向こうのテーブルにいた50歳前くらいのビジネスマン2人が これを 食べながら 語らっているのが 微笑ましく思えた。