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31 decembre 2006 | |||||||||||||||||
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なんとか 新年を迎える前に、形だけでも締めくくりたい。そんな思いで、年明け早々に、私がデビューするオットのレストランでの 新メニューの仕込みで大わらわ、お正月気分100%なしの大晦日ですが、ちょこっと がんばって 書いています。今日の大晦日は、新年のあける夜中の12時(除夜の鐘がないので私はぴんと来ない)をめざして、そのオットの店で レヴェイヨン(大晦日)パーティーで 厨房に入ります。事情があって いきなり 一人で切り盛りしなくてはいけない状態で、ちょっと緊張しています。その準備をしつつ、来年の準備にかかっているので、ご想像できるでしょうか?もう、必死なんです。そんな私ですが、しっかりと 自分が食べ損ねてはいけないと、こっそり小さなおにぎりを用意して忍ばせています。やっぱり、舞台前でもそうですが、このおにぎりというのは、なんか踏ん張りがききます。フランスのレストランで料理をしつつ、おにぎりをほおばる私。まぁいいじゃないですかーー。笑えますなーー。そんなこんなで、2007年は 更にすごいことになりそうな予感です。この仕事と同時に、今年6月に日本で再開した踊りの指導に仕事も、来年は4月から5月にかけてすることになりました。航空チケットも ぎりぎり手に入れました。こんなすごいスケジュールこなせるんでしょうか・・・・。誰もが大丈夫? と言いたくなる状況ですが、本人、いたって 平然としているところがあります。皆さんにとっては今年どんな年だったのでしょうか? とりあえずは 来年 何より 皆さんの健康を 第一に 実りの多い1年になりますように 心からお祈りしています。
年明けは そんなことで、忙しくなりそうなので ちょっと間が空くかもしれませんが、新しい報告ができると思いますので、待っていてくださいね みなさ〜〜ん 良いお年を! p.s もう早、ここでの生活が 6年目に突入です。生活をし始めたときには想像もできなかった展開の手応えを感じる今、6年前の自分の決断がいかに大きなものであったかを実感します。人生、一生現役。そういう気持ちが、私の好奇心を掻き立てていくのでしょう。ここであらためて、私を見守り、励まし応援してくれる人たちに、心から感謝の気持ちをお伝えします。本当にありがとう。 |
9 decembre | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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12月に入ってから、身の回りや自分を含めて、自分の生き方をあらためて 見つめ直し、気持ちを引き締め、焦らずにこの1歩を踏みしめたい、そんな心境になっています。人生のいろんな節目に、たまたま出会う人との運命的なつながり。今までもそういうことがいくつもあった。どうやら自分から無意識にいろんなアンテナがでていて、気づいていないけれど、いろんなものを引き寄せているのかもしれないとこの歳になってようやく思うようになってきた。だって、あまりにもできすぎた話のようで、こんなことはそう何度も起こるはずがないと思いこんでいたけれど、いやどうも、タダの偶然でもなさそうな気がするのです。初めて出会った人から、今の自分が一番触れたい言葉が、自然に入ってくる。決して軽いノリの話ではないのに、それが潔くストレートにつたわってくる。みんな自分と精一杯向き合っているんだと思う。例えば、人にはいろんな考えがあって、この歳の私に子供がいないことをどうして?と言われることが少なくない。傷つくことはないけれど、いろんなことを考える。人生を手抜きしているみたいな言い方をされると、さすがに言い返したくもなるけれど、そう思う気持ちもわからないでもない。はっきりした理由のないことも世の中にはたくさんあると思う。どういう表現が一番近いのかわからないけれど、そうだなーー、今の自分は以前の自分より好きかもしれない。昔から人と比べて自分はどうかという比較をする方ではないけれど、それがどんどんそういう方向に向かっていて、もう比較のしようがないところまで来てしまったのかもしれない。こうなると結構気が楽なものです。日本にいたらもう少しそのあたりは違っていそうなところでしょうか。まだ、人生を語るには早い歳かもしれないけれど、若いときにはできなかった、いろんな見方や判断ができるのは、ちょっとお勉強した感じで、ちょっとうれしかったりする。だからせっかくだし、その感も生かして、いろんな挑戦を試みるわけですが、これがまた 懲りずに 1からのスタート。でも、経験上、どういう気持ちで物事を始めるかというのは、結果に大きく影響してくるものです。(分かりきったことをいうな! )でも、これが 毎回 ほんとうに初めてのような気持ちになれるのが不思議。今までの積み重ねは ちょっと横に置いて、素のままの今の自分をそこにおいてみる。自分はそこで何を感じるのだろう。そういうのをとっても大切にしたい、若いときよりもそういう気持ちがきっと強い。成長しているかどうかよりも、より自分らしいものが出るといいなという感じ。感覚を研ぎ澄ます感じとそれらを解き放し浮遊したような自分がどこかでつながり、新しいものが生まれてくる。そんな絵を自分の中で描いています。 オットと知り合ったことを機会に人とのつながりも増え、その中には家族のようなつきあいをしてる人が何人もいる。そんなつながりでクリスマスにはお互いの家に行ったり来たりして仲良くしていたカップルのご主人が先日亡くなった。半年ほど前から入院し1週間ほど前から危篤状態で長くはないとわかっていましたが、やはりショックです。オットは入院当時から仕事そっちのけで、彼を勇気づけに毎日のように通っていました。今日は日本で言うお通夜、病院の一角に設置された安置所で最後の対面をしました。辛いけれど 最後に一目顔を見ておきたいとオットといっしょに出かけました。奥さんである私の友人は気丈にしてはいるものの、最後の対面は Non! と言って 一人 外に残り悲しさをこらえている姿が痛ましく本当にかわいそうでした。私も泣くまいと思っていたけれど、やっぱりダメでした。すっかり痩せた彼の顔は綺麗にお化粧をされて静かな寝顔でした。安置所から泣きながら出てきた私をオットはすかさず見つけ、肩を抱きなから、僕はもうたくさん泣いたからいいんだ。彼は彼の人生を全うしたんだからこれでいいんだって!泣かなくていいよと何度も言われ、ふと、いつ会ったのが最後だったかなーーと思い出すと、オットの店に夫婦で食べに来てくれて、不謹慎にも私をナンパして口説いたのが最後だったんだなー こんな時にいけないけど、そういう冗談好きな彼らしい姿を思い出し落ち着きを取り戻しました。彼女に最後に自宅に戻ってしばらく過ごした時のことを聞くと、死を悟っていたであろう彼は毎日のように泣き続けていたと言った彼女の言葉がいつまでも残りました。最後に オットは 安置所に戻りもう一度顔を見てきた様子、私のところに近寄り、耳もとで ひと言。小銭握らせてきた!あの世で もしかしたらいるかもしれないから なんて、オットらしい冗談交じりの行動にふっと笑いがこみ上げ、ついでに 「もうちょっと ましな 上着着せてやったら良かったのに ひどく野暮ったかったなー などと ぼやいているのも 仲の良い友達だったことを思わせます。気が付くと私は 一人 彼の冥福を祈り手を合わせ車を見送っていました。(宗教上の習慣で 手を合わせる姿は ここでは あまり見かけないかもしれません) 今日もほんとにいろんなことがあった一日でした。 |
4 decembre | |||||||||||||||||
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クリスマスが近づいてくると、私の働いているレストランの昼のお客さんは少なくなるのが恒例です。それは、みんな仕事の合間の昼休みを使って、家族へのプレゼントを探しに出歩くからなのです。昼ご飯もそこそこに、買い物を済ませ、仕事場に戻るようです。買い求めようと思っている品は早めに確保しないと品切れが目白押し。次の日曜までにはほぼすませておかないと、店にはいいものが売り切れ状態らしいです。でも、毎年のことながら私は仕事でそれどころではありません。それを理由に手抜きをしているのですが、別にクリスマスでなければと言うこともないし、今年もいつになく淡々と過ごしています。実は、今年いっぱいで今の仕事を辞めることにしました。以前から何度もオットに口説かれていた彼の店で新しい仕事を担当することになります。私にすると ものすごい冒険だし、いろいろと躊躇する点もあったのですが、それらも二人で何度となく話し合い、一生のうちのある期間をいっしょに仕事をすることもいいことかと思うようになりました。そのスタートが 年明け早々になります。そんなことで、新しい企画を考え準備も始めたり、気分的に落ち着かない時間を過ごしています。でも、自分の思い通りにやっていいという環境が、今までになかったのでうまくいかなくても責任を取ると言う基本的な立場をわきまえていれば、いたってポジティブな作業です。いつも私の仕事ぶりを見ていて、オットはいっしょに働きたいとずっと思っていてくれたのも、考えようによっては、うれしいことですね。まぁ 間違いなく ぶつかり合うことも今以上に出てくると思うのですが、お互いそれを覚悟でやってみようと言うことになりました。何足ものわらじを履いているものとしては、使い分けがたいへんですが、来春の日本でのワークショップの企画も同時進行しながら、来年の年明けを迎えることになりそうです。もう1,2度は このサイトの更新もできるといいのですが、いよいよ来年は展開のピークになりそうな予感です。皆さんも、お忙しいと思いますが、体に気をつけて、頑張ってくださいねーー 新しい仕事の展開のレポートも追ってこちらで紹介できればと思っています。ドキドキ・・・ です |
暇でもないのに・・・作っちゃいました! |
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たまってきた写真をいろいろ整理していたら、このままにしておくのがもったいなくなって、何となくやり始めたら、こういうことになってしましました。手作業もいいとこなので、量産はできませんが、それでも欲しいと思ってくださる方に、お作りします。サイズはCDケースに収まる大きさです。
・先着順 5名様です。 申し込み締め切りは12月15日まで 折り返し こちらからご連絡させていただきます。 発送は 12月中にできるだけさせていただくつもりです。
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25 novembre | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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若葉の季節 たった1週間ほどの間に 色鮮やかに変貌する街路樹。それが今、鮮やかな紅葉も終わり、枯れ葉の舞う時期。これもほぼ1週間くらいの間にはあれよあれよという間に風景が変わってしまいます。今日はその真っ直中。あいにく雨模様が2,3日続いたために、歩道は枯れ葉の山が湿り、うっかり踏み損なうと転んでしまいそうに危険です。そこで登場する枯れ葉回収作戦。肩から掃除機そっくりの機械をぶら下げ、吸い込むのではなく、空気を吹き出し枯れ葉を一度に集めようという作戦。毎年恒例で見慣れた光景です。(毎年同じようなことを書いている気がしますが、そのくらい印象に残る光景なんです)音がすごいので、お兄さん達は耳に防音ヘッドホンをつけています。ちょうどその頃、クリスマスのイルミネーションが通りを華やかにてらしてくれるようになります。この季節の私のささやかな楽しみは、男性それも中年以上の人のおしゃれです。毎年のことですが、少し寒くなり出して、コートやジャケットを羽織り出すと、色遣いやワンポイント、小物のおしゃれがにくいです。ちょっと角度をつけた帽子が貫禄のムッシュ、おばあちゃまたちのファッションも人生の集大成的な仕上がりになっていたりして、ほほえましいです。何より色遣いの豊かさには目を見張るものがあります。隠すのではなくまわりを華やかにしてくれるおしゃれは、常に新鮮な気持ちにさせてくれるものです。何事も楽しもうとするエネルギーは若さにつながるのでしょう。マフラーや帽子に始まり、あーーこの人 これにこだわっているなーーというのが、見え隠れするのもちょっと楽しかったりします。疲れて、ネクタイがゆるみゆがんで、電車で熟睡してしまった男性を見るよりは、はるかに楽しい。こちらまで元気をもらえてしまいます。私も黒ずくめのファッションを卒業して、色を楽しむ年齢になってきたようです。若いときには選ばなかったものを取り入れてみるのも、ちょっとしたアバンチュールです。うれしいのは、そういうことに敏感に反応してくれる人、それも男性がとっても多いこと。ここにいると 中年以上のひとがしっかりと存在感を保っていて、人生を楽しもうとしている。若い者にはまだまだ譲らないぞ!と言う気合いが見えます。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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20 novembre | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ボーッとテレビを見ることも少なくなったのですが、今日たまたまテレビをつけたら、パリオペラ座バレエ学校への入学試験に至るまでをドキュメントで様子を写していました。と言っても見たのは最後のわずか5分あまりのことでしたが、見終るといろんな思いが自分の中を駆けめぐっていました。超エリートクラスの登竜門ですから、生半可な努力ではとうていクリアーできない厳しい世界なのは誰しも想像できるでしょう。10歳足らずの幼い子供達に現役の一流ダンサー達に求められること、レベルこそ違いますが同質のものを要求されるわけです。テクニック的な面や肉体条件によって差が出てくる厳しさは当然ですが、興味深かったのは精神的な部分の強さ、前向きな性格、ポジティブに持っていくための、指導者側の受け止め方や接し方です。どんな厳しい場面でも楽しんでしまえる根っから好き!!と言ってしまえる性格もあれば、好きだった踊りがプレッシャーのあまり訳がわからなくなり、なぜ好きだったのかを自問自答する姿。まわりの仲間は優しく勇気づけてはいるけれど、正直、競争相手が弱気になっているのは好都合だったりするような微妙な表情を見せます。とりあえずこの門をくぐらなければ話は始まらない!と言わんばかりに家族も必死です。印象に残ったのはそれぞれの孤独な表情。自分との戦い。 そんな姿でした。 「ものは言いよう」表現の仕方で、ずいぶん受け止め方や行動に違いが出てくるものです。当たり前のようですが、働いてお金をもらっている限り、どんな仕事であれ、その人はある分野でのスペシャリストという言い方ができる。どんな下働きでもそういう捉え方ができると思う。フランスで生活をするようになって、ここに住む人たちの自分の捉え方に日本との違いをよく感じる。初対面の人と会話になるときにも、さりげなくだけれど、自分の仕事を説明するときに、それなりの自信を持って話しているのがわかる。これは、聞いていて好印象である。働かさせてもらっていると言う意識が強いのか、日本だと変にまわりくどく、それも意味ありげに自分のことを話すけれど、結局のところ何をしてるんだかわからなかったり、逆に聞いて悪かったかしら?と言う気持ちになることもある。謙虚に自分の立場を捉えているところは好感が持てるけれど、なにかあったときには他人のせいにすることなどは、その引き替えに起こる感情なのではないかと思う。私もここでは、初体面のひととの会話の進め方のバリーションが少なかったり、もちろんフランスにいる場合には語学レベルの問題もあるので、「どんなお仕事されてますか?」と言う会話は、とりあえず時間稼ぎに使ってしまいやすい質問なのだけれど、その質問に対して帰ってくる話がそれだけでどんどん展開していくようなおもしろさがある。みんなそれぞれそれなりの努力をして仕事をしているわけだから、その苦労話も聞いているととてもポジティブな印象を受ける。その根底には、仕事をしていることそのものが スペシャリストだという捉え方で、自信を持っているからだと思う。どんなレベルのことであっても、その人が自信を持って前向きに行動しているのはいいことだと思う。それをとかくレベルで人を評価しすぎなのが日本のような気がする。レベルの高さを基準にしてしまうと、ほとんどの人が低いことになり、極端な話 低いからダメ!ってなことになってくる。学歴にしても同じことが言えるのではないかと思う。文化の違いと言ってしまえば簡単だけれど、果たしてそれだけなのだろうか、少し寂しくもあるけれど、私はフランスに来て良かったと思うことが多いのは確かだ。自分が自分らしくいることに、まわりからの圧力も感じることもなく、いろんな挑戦ができるのはうれしい。無視されることも多いが、自分がそれなりに努力したことに対しての評価は直接感じ取ることができる。いろんな人がいていろんな考えの人がいてということがベースになってるというのは、大切だと思う。 最近見つけた 広告のキャッチフレーズ
昔ありましたね。さだまさしの歌のフレーズにも ”だれでも 自分の人生の中では 自分が主人公なんだと・・” |
04 Septembre | |||||||||||||||||||||
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17 Aout | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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15 Aout | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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今日取り替えた表紙の写真。 |
1 aout | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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| いろいろな要素のことがその瞬間に関わっていることなので、ひと言で表現しにくいものだと思う。実を言うと私はそう言ういくつかのアプローチの仕方を自分なりの方法で取り混ぜ、実は計算してるんだけれどそう感じさせないような工夫をしているつもりだったので、こんな風に感想を言ってもらえたことはある意味うまくいったと言えるのではないかと思えた。どうしてもテクニックに走ってしまいやすいところですが、それぞれの感じ方をどこかで大切に暖められるようなものを時間的にも空間的にも残しておきつつ、体を観察することの出来る客観性が欲しい。とても高度なことだけれど、決して長年やっているからと言ってできるものではなく、いきなりすんなり出来てしまってもおかしくなかったりするもののような気がしてる。私のフランス語のレベルを超えて、体をとおして間違いなく何かが伝えられていると実感できたことは何よりもうれしい。 あと3日厨房の仕事が終わると待ちに待ったヴァカンス。遠足前みたいにまたワクワクしてきそうだ。とりあえずは たまっているお礼状書きをすませ、ゆっくり体を休めて、ゆっくり散歩や日頃いけないところへ足をのばしてみたい。 * 今回の写真は6月に日本に帰国していた時のものばかりです。まだたくさんたまっているので様子を見ながら、残っているものも紹介する予定です。現在のパリは10日ほど前に続いた猛暑からは解放されて、すこぶるさわやかなお天気が続いています。午後に庭で一息つくのが、日課になっています。休みになると カメラをもって散歩もしたいし、普段作らない料理を作りたいし、もはやりたいことがたくさんでてきて、困ったもんです。日本にいる皆さん、いよいよ夏本番、夏バテしないように気をつけてくださいねー。 |
14〜24 Juillet | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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19 juin | ||||||||||||||||||||||||||||||
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無事、日本到着後、3日ほどで 梅雨入りのニュース。5年ぶりの梅雨を覚悟でフランスを離れたけれど、これがいっこうに雨が降らず、さわやかな 五月晴れのような天気が続き、今のところ傘を差して出かけたのは たった1回だけ。去年の秋の里帰りも 例年ならばもう少し寒くなっているはずが、晴天に恵まれ幸運だったのが、今回もまた その幸運が続いています。滞在1ヶ月間予定していたスケジュールは、こちらについてからも 想像以上に増え、一日ゆっくり家で過ごすという時間がほとんどなく、少々きつい状態ではありますが、日本風に言うと 「仕事があるのはありがたいこと」。 日本での仕事再開は 思っていたよりさらに順調な展開をはじめています。忙しいながらも、時折、辛い時期もあったフランスでの生活をふと思い出すことがあり、ここまで来たことが嘘のように思え、何とも言えぬ感動に胸が熱くなります。しばらく過ごしていると、忙しいこともあってフランスのことを忘れてしまっているので、人間って単純なやなぁ〜 と あきれてしまいます。幸いというか 今サッカーのワールドカップの試合中と言うこともあって、テレビの画面で 赤青白の 国旗を見るたび、もう自分の中では外国ではなくなっているフランスが今までになかった捉え方で 存在していることに気づき、これもまた不思議な気持ちになります。
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30 mai 2006 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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28 mai 2006 | ||||||||||||||||
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| こうなったら、笑うしかない。そんな状況です。帰国をあさってに控えて、オットの好きなバナナケーキを焼いておいてあげようとやさしさ一杯に取り組みはじめたまでは良かったのですが、最近見つけたケーキの型を使ってみたくて、いつもより倍の量を準備して さぁいよいよオーブンへ。すると5分もたたないうちに焦げ臭い匂いが。このあたりで 私は これからとんでもないことが起こる気がしていたのです。なななんと 初めて使ったケーキ型に流しこんだケーキ種が ものの見事に倒れあふれています。あふれ出したケーキ種が 天板に受け止めきれずさらに あふれてしまい、そこら中 生焼けのケーキ種が くっついて えらいことです。なんとか もう一つの型の方は 被害に遭わず、少し時間がたったので 無理かと ほぼあきらめていましたが、オーブンを全部掃除し、もう一度そのままオーブンへ入れ、焼いてみると、なんだかいつもよりもいい焼き加減じゃない? てな 結果でした。張り切って 作ったのはいいのですが 、ほんとにとんでもないことでした。でもまぁ 終わりよければすべてよし。ですかね。ちょっぴり お疲れさんでした。スーツケースに荷物を詰め始め、いよいよ出発の緊張感がしてきました。
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25 Mai 2006 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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17 mai | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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10 Mai |
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24 Avril | |||||||||||||||||||||||||||
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20 Avril | |||||||||||||||||
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15 Avril | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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10 Avril | ||||||||||||||||
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私は、職人気質のちょっとへんこのものと呼ばれそうな人が好きです。まじめで、それでいて人付き合いに関してはちょっと不器用だったりする。適当に口がうまく、世の中を無難に生きていけるタイプよりも、そんな人の方が、なんかその人のこだわりが見えて、覗いてみたくなる。日本で長くひとり暮らしをしていた頃から、そう言うタイプのおじさんに知り合いが多く、なにかというとよくかわいがってもらったものだ。行きつけの寿司屋のお父さんもそのひとり。さすがに客商売なので、人当たりはいいが、おべんちゃらを言えるタイプではない。5,6人も入れば満員になる小さな寿司屋をお父さんの代から受け継いだご主人。そんな店に 一人で入るのに私は半年以上もかかった。前を通るたびに様子を伺い、雰囲気をサーチしやっとの思いで食べに入った。ある日、今日入ろうと ふと思った。女がひとりで 寿司屋に食べに来るのも珍しいので、印象が強かったらしい。そうして店に通うとは、いろんな話をし、おっちゃんの素顔が見えてきて、人からでる味の正体がちょっとづつ見えてくる。「おっちゃんも もうちょっと若かったら、あんた 口説いてそうやな〜〜」なんていいながら、自分の弁当を私に渡して、「好きなおかず食べてえぇでぇ〜」なんていう。「おっちゃん!私 お寿司食べにきてんのにーー」「まぁ そんな堅いこと言わんと 食べてみ!おっちゃん 自分で言うのもなんやけど、この弁当 毎日 身内のもんが作ってくれるんやけど、ほんまうまいんや。ただのご飯やねんけど」言われて 遠慮もせず言われるままに食べてみると、ご飯がもっちりしていて、ほんとにおいしい。「せめて 金がもっとあったら、あんたのしたいことぐらいさせてやれるのになー」なんて、うれしいこと言ってくれる。私も 男勝りでやりたいことをやってる方だから、そう言う気質をよく理解してくれた人かもしれない。フランスにお嫁に行くことになって、日本を離れる前、魚ぐらいちゃんとおろせるようにと、寿司屋の開店前に、「長靴と包丁持って、ここにおいで」といわれ、1週間特訓を受けた。黒門市場のすぐそばなので、仕入れ先の魚屋から、捨ててもいいような魚を山ほどもらってきてくれて、「数たくさん練習するほうがええから、もろてきたんや。失敗気にせんと、何回もさばいてみー」店の仕込みの合間に、そうやって 教えてもらった。そう言う職人気質の人は、信頼感を持つと、本当に親身になって接してくれ、そこには、時間も距離も超えたとても深いものを感じる。やっていることと言っていることが伴っていて、そう言う意味の本物を感じるから、魅力を感じるのかもしれない。うまく言葉にはできないけれど、そうして感じ取ったものは、今も ずっと 私の心の根っこで、生き続けている気がする。ありがたいねー。 |
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9 Avril | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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7 Avriil | |||||||||||||||||||||||||||||
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毎日 自分の食べたものを載せてどうするんだって言われそうですが、今日のは、なんで、もっと早く作ろうとしなかったか、後悔してしまいそうなくらい、はまりそうです。ただの鍋なのですが、やっぱりヘルシーで、食べた後の満足感が胃にもたれず、すっきりしています。野菜がたくさんいただけるし、はっきり言って料理としては 手抜きのお気楽メニュー。仕事から夜戻るのが遅い日は、どうしても11時半になってしまうので、寝る前の食事になるので結構悩みの種でもありました。もう、これで決まりにしよう! しばらく この鍋料理バリエーションで、がんばってみようと思います。オットは毎晩レストランの仕事から、戻ってくるのは夜中の3時前後、ほとんどがひとりで食事することになります。物足りない気持ちにも慣れ、今は ひとりご飯を楽しむ方向へ向かっています。仕事に行く前に鍋に水をはり日本から買って帰った羅臼昆布を浸して下準備。今日の鍋の中身は、白菜 豆腐 ニラ 一度さっと湯がいてアクを取った豚の薄切り肉、それに先日仕込んでおいたつくねを冷凍庫からだし、ひたひたの水をいれ火にかけてもどしたもの。これは 揚げた後の油抜きにもなるので、ふわっとあっさりとしていろんなソースに合わせられます。今日は一緒に鍋には入れずに、鍋の具と同じポン酢で いただきました。そしてこの土鍋は、以前日本からいらしたお友達がお土産にくださったひとり用の可愛いものです。コンロで準備して、食卓に運んでも食べ終わるまで十分暖かくて大きさも手頃。オットが 僕も食べたい! と言い出さない限り、独り占めしそうです。おいしいものを作るためには、まず 自分がおいしいものを食べなくては! これ 基本です。
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4 Avril | |||||||||||||||||||||||||||||
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今日も 気持ちの良いお天気です。相変わらず続いているストで、通勤のバスが不定期であること以外、すこぶる体調も良く、いい滑り出しで今週も始まりました。しばらく Topics の 更新も 快調ですなーーー。別に特別 書く内容がなくても何か書きたくなる。ほんと 気まぐれだこと。 さぁて 今日のタイトル「ちょっといいこと」は、人にいいことをして喜んでもらったと言うお話。 | |||||||||||||||||||||||||||||
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2 Avril | |||||||||||||||||
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31 Mars | ||||||||||||||||
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| 左の写真が今日のもの。左下の写真が 今月1日に 写したもの。何を着たらいいのか迷ってしまう。春らしくなったなと思った矢先、さくらまで こんなに咲いてしまい、少しあっけない気がします。さくらのつぼみがふくらんでいたことにも気づかないまま、マフラーをぐるぐる巻きにして、前を通り過ぎていたんですね。それにしても 植物の生命力の強さには 圧倒されます。3月にはいると、パリのあちらこちらで、木の植え替えや、枝の伐採など、専門の人達が、盛んに動き始め、それを目にすると、もうすぐ春が来るんだ!と感じさせる風物詩のようになっています。 「世界一美しい通り」とフランス人が自慢するシャンゼリゼ大通りも、冬の間は街路樹が枯れ木になってどことなくわびしい感を免れない。5月に若葉が一斉に吹き出すのを待たずに、なんとかシャンゼリゼを春らしく装う手段はないか。そこで、日本びいきのシラク大統領が鶴の一声で決めたのが、日本のソメイヨシノの植樹だ。政敵であるドラノエ・パリ市長も、このアイデアには快く賛成したという。世界一美しい通りで世界一美しい花を愛でる…4月1日が見ごろのシャンゼリゼの桜を見に行こう これが実現したら、それは見事な光景であろう。フランス人も桜の花に下で 宴会を始めるんだろうか?いや一番に日本人が占領するのでは・・。日本の春は 新学期をはじめとして 様々な部分での切り替えの季節。その時期に咲く桜は、気持ちあらため 良い方向にものごとが進むように願う気持ちが込められているのかもしれない。見た目の美しさだけではない部分で感じ取っている日本人は 他の国の人が感じ取るものとは違ってくるのも当然かもしれない。 | |||||||||||||||
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29 Mars | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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| *** ひとこと***
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5 Mars | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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もう一度 見たいとずっと思っていた映画 ”Chocolat" 新しく買った私のパソコンMACはDVDが 見ることができるので、思い立ち早速DVDを買ってきました。何度も見ることができるのは、うれしい。あらためてやっぱり大好きな映画だなーーと見終わっていい気持ちになっています。Juillette Binoche と Johnny Deep が主演。人間の奥深い強さとその裏にある繊細さを 控えめな演技で描き出している。私は 普段 五感のなかでも 色 というものに刺激されやすいと感じているのですが、この映画は いたるところにそのアクセントになる色が 小物に使われていて、それらもこの映画の中でとても重要な役目を果たしています。この映画では 今の甘いお菓子 チョコレート というだけではなく、その昔 飲み物として生まれた“ショコラテ”が、その当初≪神様の食べもの≫といわれ王侯・貴族や高級僧侶など間で、大変貴重なものとされ、そしてその効能が「適量を飲むと元気になり、快活、活気づく」とされていたというエピソードに基づき、 ちょっとした処方箋のような扱いをされています。店に来た人それぞれにあわせ、いろんなスパイスを加えたチョコレートが選ばれ、半信半疑で口すると、皆顔がほころびそれまで眠ってい感覚がよみがえるのです。小さな街の中で 複雑に絡み合う人間関係も、この魔法がそれらを和らげていきます。映画なのでもちろん誇張しているのはありますが、十分にあり得ることでしょう。とうとう仕事にしてしまった私の料理も、欲を満たす、健康を取り戻す、気持ちを和らげる、団らん、といったものへつながる大きな役目を果たすのなら、こんな素敵な仕事はない!そんな気持ちがあります。国境もないし、言葉もいらない、特殊な仕事と言えるのではないでしょうか。まっ そんな難しい話はともかく、ほんとに幸せな気持ちになる映画です。うれしいのは フランス語で見ながら フランス語の字幕もチョイスできるので、わからない単語を引くことができるし、映画の場面と一緒に覚えられるので、一石二鳥です。
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01 mars | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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27 Fevrier | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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| いやーーー! まいりました。なんというか、気がゆるんでいたというわけでもないのですが、かかってしまいました。ガストロ ってやつに。ずっと 何かに当たったんだ(懸賞じゃないよ!食中毒のこと)と 思いこんでいたのです。あんまりひどいんでもしや・・・と、思ったらまさにこれでした。フランスのニュースで1月にもうすぐパリに このガストロが流れ込んでくるという注意情報が流れていて、知っていたのに、こういうとき どこか他人事で聞いているんですね。ガストロこれは 感染性の胃腸炎のことであります。ひどい嘔吐、下痢、発熱が主な症状。今回の私の場合、この熱が全くなく嘔吐と下痢それに頭痛、この三つの症状が1週間続きました。食欲があること、食べるれることの幸せをやっとかみしめられるようになり、書き物をしているそう言う状況です。でも、ほんとここだけの話、これって、仕事休まないといけなかったのでしょうね。仕事が仕事だけに、ちょっと気がつくのが遅かったので、もう後の祭りです。一番症状のきつかった日は、どうしても仕事に出られないという同僚とシフトを入れ替えていたので、出勤しなければならない日だったので、最悪。でも結果的には厨房の仕事も、踊りのクラスも 普段通り全部こなしてしまいました。ちょっと無理をすることに慣れいているのも考えものですなーー。フランス人なら当然のごとく休んでいるだろうと思われます。でも、はっきりこれにかかったと始めからわかるわけでもないので、少し時間がたってしまい、その間に人にうつしてしまっているのかもしれません。だから予防するのも難しい。だから、みんな怖がってる、そう言うことなんだと思います。でも、普段食欲がないなんてことがないので、ある意味私も普通の人なんだ!と思えました。辛いさなか、食欲がなくて食べられないー食欲があるのに食べられないー食欲がないのに食べられるー食欲があって食べられるーこれらの症状に順位をつけたら最悪は食欲があるのに食べられないーこれが一番辛いと考えるのは患者の立場であって、病気を治す医者の立場としては、食欲がなくて食べられないと言う状況の方が良くないと判断されるのかなどとつらつら考えておりました。 さすがに何か食べないといけないと思って、口にしたのがバナナ。これが美味しいと感じられてうれしかった。でも、このガストロ、清潔好きの日本人にとっては強敵であります。不衛生という点ではこのフランス、ニューヨークの何倍も上をいくそうです。破傷風のワクチンを打たなければいけない国なんて・・・ねぇ〜〜〜。外観は世界に誇る美しさなのに、実態はというとこれが現実なんですね。生まれたときからここに住んでいたならしっかりと免疫力が備わっていくのでしょうが、なまじっか清潔好きの日本から移り住んだ場合は、とりあえず一度はこのガストロの洗礼を経験するのがフランス住民になったと言える儀式なのかもしれません。でも、かかるとわかるけど、もう二度とかかりたくない!病気です。ほんとこりごり。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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| 突然、仕事中に携帯がなり、誰からかと思ったら、ダンス仲間のひとり、もとは私の生徒で今は 世界のいろんなところで 活躍している男性からの 声。フランスには招待されると言うような形でくることもあるみたいだが(うらやましい・・・)今回は約1年がかりでフランスのメディア関係の人達とのコラボレーションで新しい試みに挑戦、その発表がこの土曜にあるというのです。体調もいまいちだし・・・と思いつつ、こんな機会見逃すわけにはいきません。行ってきました。パリ郊外 ディズニーランド近くで、工場のような大きな建物(La Ferme du Bouisson)で ダンスや現代アートの催しが ありました。やっぱり生はいいです。ビールも舞台も。今回の作品は 映像と人がからみあうというもので、ダンサーは彼ともうひとり女性との組み合わせで、テーマに使ったのは「まる」という映像。点からがはじまり、立体に使ったり、平面だったり、どこか日本的と思わせるものがここではまた違ったものに感じられたりして、イメージをふくらませていて、ダンスの世界も多様化しているなと肌で感じました。作業の複雑さを想像すると気が遠くなりそうだけれど、それらに違和感を感じないということに驚き、今までにない新しさを感じました。こういう新しい試みをすることに対して、フランス人はとても意欲的です。試作段階を楽しむ傾向が多いのでしょうか。未完成なものに魂を注ぎ、ものを作り出していくこの行程が好きなんでしょう。こういう感覚がごく一般の人たちにも普通にあるというのがいつもすごいと思ってしまうのです。日本は多様化とは言いながら、お互いが刺激し合い混じり合うことよりも、それぞれの分野がより高い水準のものに確立されていくことを好むのかな?と言う気がします。純粋であることの貴重さもわかるのですが、そこに遊びがないのが残念に思うのですが、言い方を変えれば日本の良さでもあるのかな?? よくわかりませんが・・・・ともかく、こっちの人は 見る側も 作る側も みんなのびのびしているし、正直な感想をバンバン言う。年齢層の広さもやはりこの国も文化水準をしめしているのでしょうか。普段は フランスの愚痴が多くなってきている私も、今日はやっぱりフランスって いいなーー と 思いました。久しぶりにいい刺激でした。
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20 fevrier | |||||||||||||||||
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19 fevrier 2006 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 日本の母からメールで、今 与 勇輝さんの人形展がパリであることを知らせてくれました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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10 fevrier 2006 | ||||||||||||||||
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| しばらく書く作業から、離れてしまったことで気づいたことがたくさんある。自分で書いて納得する訳じゃないけど、表紙に書いたコメントそのまま、書くことも知らないうちにごく普通の私の日常になっていたみたいで、なぜかイライラしていることが多かった。それが、こうして書き始めるとそういうのがかなり少なくなる。書くことによって何か処理をしているようだ。サイトを作った当初には今の自分は予想できないことだったので、これも不思議な縁だと思う。読んでいただいている方々には申し訳ないけれど、自分の書く文章がうまいのか下手なのかまったくわからない。自分の気持ちが伝わって欲しいというような思いはあるけれど。それよりも、自分の感じたことを大切にしたいという思いが強いのかもしれない。
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09 fevrier 2006 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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