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31 decembre 2006  
えっ! もう今日で 今年終わり?
 
これをサカナに 釣られました

何度かこちらで紹介していたここ パリのレストランの老舗 ”Coupaule" この舌平目のムニエルは文句なしの絶品でした。と、ご機嫌になったのが運の尽き。餌で釣られました。オットに口説かれ、彼のレストランの厨房で働くことを 承諾することになった現場。やはりおいしいものに釣られてしまう、情けないがこれが私の性。
なんとか 新年を迎える前に、形だけでも締めくくりたい。そんな思いで、年明け早々に、私がデビューするオットのレストランでの 新メニューの仕込みで大わらわ、お正月気分100%なしの大晦日ですが、ちょこっと がんばって 書いています。今日の大晦日は、新年のあける夜中の12時(除夜の鐘がないので私はぴんと来ない)をめざして、そのオットの店で レヴェイヨン(大晦日)パーティーで 厨房に入ります。事情があって いきなり 一人で切り盛りしなくてはいけない状態で、ちょっと緊張しています。その準備をしつつ、来年の準備にかかっているので、ご想像できるでしょうか?もう、必死なんです。そんな私ですが、しっかりと 自分が食べ損ねてはいけないと、こっそり小さなおにぎりを用意して忍ばせています。やっぱり、舞台前でもそうですが、このおにぎりというのは、なんか踏ん張りがききます。フランスのレストランで料理をしつつ、おにぎりをほおばる私。まぁいいじゃないですかーー。笑えますなーー。そんなこんなで、2007年は 更にすごいことになりそうな予感です。この仕事と同時に、今年6月に日本で再開した踊りの指導に仕事も、来年は4月から5月にかけてすることになりました。航空チケットも ぎりぎり手に入れました。こんなすごいスケジュールこなせるんでしょうか・・・・。誰もが大丈夫? と言いたくなる状況ですが、本人、いたって 平然としているところがあります。皆さんにとっては今年どんな年だったのでしょうか? とりあえずは 来年 何より 皆さんの健康を 第一に 実りの多い1年になりますように 心からお祈りしています。
年明けは そんなことで、忙しくなりそうなので ちょっと間が空くかもしれませんが、新しい報告ができると思いますので、待っていてくださいね みなさ〜〜ん 良いお年を!

p.s
もう早、ここでの生活が 6年目に突入です。生活をし始めたときには想像もできなかった展開の手応えを感じる今、6年前の自分の決断がいかに大きなものであったかを実感します。人生、一生現役。そういう気持ちが、私の好奇心を掻き立てていくのでしょう。ここであらためて、私を見守り、励まし応援してくれる人たちに、心から感謝の気持ちをお伝えします。本当にありがとう。
 

 

 

9 decembre  
トキ ノ オモサ
 
目は口ほどにものをいう

私に子供がいないって! そうだった 私には こんな娘がおりました。ごめん!
Noel

パリの通りは今 クリスマスのイルミネーションでとても鮮やかです。
12月に入ってから、身の回りや自分を含めて、自分の生き方をあらためて 見つめ直し、気持ちを引き締め、焦らずにこの1歩を踏みしめたい、そんな心境になっています。人生のいろんな節目に、たまたま出会う人との運命的なつながり。今までもそういうことがいくつもあった。どうやら自分から無意識にいろんなアンテナがでていて、気づいていないけれど、いろんなものを引き寄せているのかもしれないとこの歳になってようやく思うようになってきた。だって、あまりにもできすぎた話のようで、こんなことはそう何度も起こるはずがないと思いこんでいたけれど、いやどうも、タダの偶然でもなさそうな気がするのです。初めて出会った人から、今の自分が一番触れたい言葉が、自然に入ってくる。決して軽いノリの話ではないのに、それが潔くストレートにつたわってくる。みんな自分と精一杯向き合っているんだと思う。例えば、人にはいろんな考えがあって、この歳の私に子供がいないことをどうして?と言われることが少なくない。傷つくことはないけれど、いろんなことを考える。人生を手抜きしているみたいな言い方をされると、さすがに言い返したくもなるけれど、そう思う気持ちもわからないでもない。はっきりした理由のないことも世の中にはたくさんあると思う。どういう表現が一番近いのかわからないけれど、そうだなーー、今の自分は以前の自分より好きかもしれない。昔から人と比べて自分はどうかという比較をする方ではないけれど、それがどんどんそういう方向に向かっていて、もう比較のしようがないところまで来てしまったのかもしれない。こうなると結構気が楽なものです。日本にいたらもう少しそのあたりは違っていそうなところでしょうか。まだ、人生を語るには早い歳かもしれないけれど、若いときにはできなかった、いろんな見方や判断ができるのは、ちょっとお勉強した感じで、ちょっとうれしかったりする。だからせっかくだし、その感も生かして、いろんな挑戦を試みるわけですが、これがまた 懲りずに 1からのスタート。でも、経験上、どういう気持ちで物事を始めるかというのは、結果に大きく影響してくるものです。(分かりきったことをいうな! )でも、これが 毎回 ほんとうに初めてのような気持ちになれるのが不思議。今までの積み重ねは ちょっと横に置いて、素のままの今の自分をそこにおいてみる。自分はそこで何を感じるのだろう。そういうのをとっても大切にしたい、若いときよりもそういう気持ちがきっと強い。成長しているかどうかよりも、より自分らしいものが出るといいなという感じ。感覚を研ぎ澄ます感じとそれらを解き放し浮遊したような自分がどこかでつながり、新しいものが生まれてくる。そんな絵を自分の中で描いています。

オットと知り合ったことを機会に人とのつながりも増え、その中には家族のようなつきあいをしてる人が何人もいる。そんなつながりでクリスマスにはお互いの家に行ったり来たりして仲良くしていたカップルのご主人が先日亡くなった。半年ほど前から入院し1週間ほど前から危篤状態で長くはないとわかっていましたが、やはりショックです。オットは入院当時から仕事そっちのけで、彼を勇気づけに毎日のように通っていました。今日は日本で言うお通夜、病院の一角に設置された安置所で最後の対面をしました。辛いけれど 最後に一目顔を見ておきたいとオットといっしょに出かけました。奥さんである私の友人は気丈にしてはいるものの、最後の対面は Non! と言って 一人 外に残り悲しさをこらえている姿が痛ましく本当にかわいそうでした。私も泣くまいと思っていたけれど、やっぱりダメでした。すっかり痩せた彼の顔は綺麗にお化粧をされて静かな寝顔でした。安置所から泣きながら出てきた私をオットはすかさず見つけ、肩を抱きなから、僕はもうたくさん泣いたからいいんだ。彼は彼の人生を全うしたんだからこれでいいんだって!泣かなくていいよと何度も言われ、ふと、いつ会ったのが最後だったかなーーと思い出すと、オットの店に夫婦で食べに来てくれて、不謹慎にも私をナンパして口説いたのが最後だったんだなー こんな時にいけないけど、そういう冗談好きな彼らしい姿を思い出し落ち着きを取り戻しました。彼女に最後に自宅に戻ってしばらく過ごした時のことを聞くと、死を悟っていたであろう彼は毎日のように泣き続けていたと言った彼女の言葉がいつまでも残りました。最後に オットは 安置所に戻りもう一度顔を見てきた様子、私のところに近寄り、耳もとで ひと言。小銭握らせてきた!あの世で もしかしたらいるかもしれないから なんて、オットらしい冗談交じりの行動にふっと笑いがこみ上げ、ついでに 「もうちょっと ましな 上着着せてやったら良かったのに ひどく野暮ったかったなー などと ぼやいているのも 仲の良い友達だったことを思わせます。気が付くと私は 一人 彼の冥福を祈り手を合わせ車を見送っていました。(宗教上の習慣で 手を合わせる姿は ここでは あまり見かけないかもしれません)
今日もほんとにいろんなことがあった一日でした。 

 


4 decembre  
人生の転機
 
クリスマス一色

ここ何年か前から、大きなデパートは12月の日曜に営業する店が多くなりました。もうどこもかしこもすごい人です。子供のいる親より、孫のたくさんいるおじいちゃんおばあちゃん達のほうが、たいへんそうです。近頃の子供はありがたみも感じてくれないし、こことばかりに欲しいものを要求するらしく、よくぼやいています。どこの国でも同じような光景でしょうね。
クリスマスが近づいてくると、私の働いているレストランの昼のお客さんは少なくなるのが恒例です。それは、みんな仕事の合間の昼休みを使って、家族へのプレゼントを探しに出歩くからなのです。昼ご飯もそこそこに、買い物を済ませ、仕事場に戻るようです。買い求めようと思っている品は早めに確保しないと品切れが目白押し。次の日曜までにはほぼすませておかないと、店にはいいものが売り切れ状態らしいです。でも、毎年のことながら私は仕事でそれどころではありません。それを理由に手抜きをしているのですが、別にクリスマスでなければと言うこともないし、今年もいつになく淡々と過ごしています。実は、今年いっぱいで今の仕事を辞めることにしました。以前から何度もオットに口説かれていた彼の店で新しい仕事を担当することになります。私にすると ものすごい冒険だし、いろいろと躊躇する点もあったのですが、それらも二人で何度となく話し合い、一生のうちのある期間をいっしょに仕事をすることもいいことかと思うようになりました。そのスタートが 年明け早々になります。そんなことで、新しい企画を考え準備も始めたり、気分的に落ち着かない時間を過ごしています。でも、自分の思い通りにやっていいという環境が、今までになかったのでうまくいかなくても責任を取ると言う基本的な立場をわきまえていれば、いたってポジティブな作業です。いつも私の仕事ぶりを見ていて、オットはいっしょに働きたいとずっと思っていてくれたのも、考えようによっては、うれしいことですね。まぁ 間違いなく ぶつかり合うことも今以上に出てくると思うのですが、お互いそれを覚悟でやってみようと言うことになりました。何足ものわらじを履いているものとしては、使い分けがたいへんですが、来春の日本でのワークショップの企画も同時進行しながら、来年の年明けを迎えることになりそうです。もう1,2度は このサイトの更新もできるといいのですが、いよいよ来年は展開のピークになりそうな予感です。皆さんも、お忙しいと思いますが、体に気をつけて、頑張ってくださいねーー
新しい仕事の展開のレポートも追ってこちらで紹介できればと思っています。ドキドキ・・・ です
 

暇でもないのに・・・作っちゃいました!
ご案内

 

たまってきた写真をいろいろ整理していたら、このままにしておくのがもったいなくなって、何となくやり始めたら、こういうことになってしましました。手作業もいいとこなので、量産はできませんが、それでも欲しいと思ってくださる方に、お作りします。サイズはCDケースに収まる大きさです。

 

・先着順 5名様です。
・価格は 送料込みで 2200円 

申し込み締め切りは12月15日まで 
こちらまで メールで 件名に カレンダー希望 と 書き、お名前とメールアドレスをご記入の上 ご連絡ください。

折り返し こちらからご連絡させていただきます。
その際、お支払いいただく日本の銀行振込先など お知らせ致します。

発送は 12月中にできるだけさせていただくつもりです。

 

 


25 novembre  
枯れ葉回収マン 年に一度のお勤め
 
ボージョレーヌーボー

先週の木曜 オットの店で ボージョレーヌーボー解禁とインターネットでの出会いサイトをかけたイベントを企画。通常40〜カラ50人でいっぱいのところ、100人以上の人が詰めかけものすごいことになっていました。
若葉の季節 たった1週間ほどの間に 色鮮やかに変貌する街路樹。それが今、鮮やかな紅葉も終わり、枯れ葉の舞う時期。これもほぼ1週間くらいの間にはあれよあれよという間に風景が変わってしまいます。今日はその真っ直中。あいにく雨模様が2,3日続いたために、歩道は枯れ葉の山が湿り、うっかり踏み損なうと転んでしまいそうに危険です。そこで登場する枯れ葉回収作戦。肩から掃除機そっくりの機械をぶら下げ、吸い込むのではなく、空気を吹き出し枯れ葉を一度に集めようという作戦。毎年恒例で見慣れた光景です。(毎年同じようなことを書いている気がしますが、そのくらい印象に残る光景なんです)音がすごいので、お兄さん達は耳に防音ヘッドホンをつけています。ちょうどその頃、クリスマスのイルミネーションが通りを華やかにてらしてくれるようになります。この季節の私のささやかな楽しみは、男性それも中年以上の人のおしゃれです。毎年のことですが、少し寒くなり出して、コートやジャケットを羽織り出すと、色遣いやワンポイント、小物のおしゃれがにくいです。ちょっと角度をつけた帽子が貫禄のムッシュ、おばあちゃまたちのファッションも人生の集大成的な仕上がりになっていたりして、ほほえましいです。何より色遣いの豊かさには目を見張るものがあります。隠すのではなくまわりを華やかにしてくれるおしゃれは、常に新鮮な気持ちにさせてくれるものです。何事も楽しもうとするエネルギーは若さにつながるのでしょう。マフラーや帽子に始まり、あーーこの人 これにこだわっているなーーというのが、見え隠れするのもちょっと楽しかったりします。疲れて、ネクタイがゆるみゆがんで、電車で熟睡してしまった男性を見るよりは、はるかに楽しい。こちらまで元気をもらえてしまいます。私も黒ずくめのファッションを卒業して、色を楽しむ年齢になってきたようです。若いときには選ばなかったものを取り入れてみるのも、ちょっとしたアバンチュールです。うれしいのは、そういうことに敏感に反応してくれる人、それも男性がとっても多いこと。ここにいると 中年以上のひとがしっかりと存在感を保っていて、人生を楽しもうとしている。若い者にはまだまだ譲らないぞ!と言う気合いが見えます。  

私の仕事をしているレストランは パリでサッカーの試合を行うもっとも有名な Parc des Princes(パーク デ プランス)という名前の試合場の近くで、大きな試合や 相性の悪い相手との試合になると、店では お酒を売ることができないとかいろんな規制が引かれて、警備も物々しく、面倒なんですが、それよりも 夜に仕事が終わる時間と試合が終わる時間帯がほぼ同じなので、いつも サポーター集団とかち合うので、結構怖いのです。それが!!! 先日 試合のあと ちょっとした暴動騒ぎになったらしく、いつも行く マグドナルドで サポーターが 警官といざこざになったあげく、警官の発砲した弾に当たり一人が亡くなり、一人が重傷になる惨事に。幸い この日は夜の仕事はなかったので、巻き込まれることがなくすみましたが、翌日 バスを降りると 店の外観のガラス張りが 殆ど全壊、ベニヤ板で応急処置はしたものの、ものすごい光景になっていました。テレビカメラもまだ取材している状態で、物々しい雰囲気で近くのカフェに入った私は、その店のお兄さんにはじめてその時の様子を聞いたわけです。(右の写真はそのお兄さんがもってきてくれた新聞をカフェオレを飲みながら読んでいるところ)死者? えっ! いつも行く店での事故で ちょっぴり びびってしまいました。日本でもニュースしてましたか?

見つけました! クリックするのだ! » 日本語記事

他人事ではなかった!



あんまりよく寝ているので、Michkaのひげの数を数えてみたら
右 12本 左 14本  だった
レトロな広告
私にはなつかしいフランスキャラメルの雰囲気です。以前にも紹介したことのあるエシレバターの広告
 
揚げ出し豆腐
いつもの思いつきで、突然 揚げ出し豆腐が食べたくなり、即実行!鍋用に買ったお豆腐を3分の1ほど使って片栗粉をまぶし中温で揚げ、更に高温にして二度上げします。天つゆもみりんとしょうゆとお水、顆粒だしで適当に。ネギと鰹節をのせてできあがり。しょうがが切れていてちょっと残念。昨日の鮭の塩焼きの残りと味噌汁で今日のお昼は純日本食。器は最近買ったもので、これも鍋用にかった取り皿。少し楕円の手にすっぽり収まる大きさ。六つあるので みんなで鍋をつつくのが楽しみ。
とうとう買ってしまった土鍋
どうせ買うなら大人数で食べられる大きさと思い一番大きいものを買ったら友達にこんな大きな土なべもってる人初めて見たって言われた。
新しい命
私に新聞のコラムを書くことを勧めてくれた元某出版社の女性。あれよあれよという間に日本からフランスに移り住みフランス人のご主人を見つけ結婚、そしてこの11月に双子の女の子の出産とめざましい人生の展開をされています。もうそろそろ連絡しなくては!
 


20 novembre  
スペシャリスト
 
シャンデリア

何度かこちらでも紹介しているパリにある老舗のデパートBonMarche の調理器具売り場のシャンデリアは 木べらや泡立て器を使った楽しいものです。
最近のお気に入り
アップルパイ
箱から出して、オーブンにほりこむだけの 冷凍物。待つこと15分。中のリンゴの歯ごたえもかすかに残ってこれがいけます。値段もお手頃な300円ほど。人肌くらいに冷めたときが食べ頃。バニラアイスクリームを添えて
お財布の寂しいときの温かい料理
掻き揚げ
残り物の野菜が変身する料理と言えばこれ!実際に外で食べてもお値段がかなりするこの掻き揚げ。その値段の高さはやはり 腕なのでしょう。普通の天ぷらよりも少々難しいです。でも、努力の甲斐あって 上手にできるようになりました。しめしめ・・ 一人でおいしさかみしめるある日の午後。

ボーッとテレビを見ることも少なくなったのですが、今日たまたまテレビをつけたら、パリオペラ座バレエ学校への入学試験に至るまでをドキュメントで様子を写していました。と言っても見たのは最後のわずか5分あまりのことでしたが、見終るといろんな思いが自分の中を駆けめぐっていました。超エリートクラスの登竜門ですから、生半可な努力ではとうていクリアーできない厳しい世界なのは誰しも想像できるでしょう。10歳足らずの幼い子供達に現役の一流ダンサー達に求められること、レベルこそ違いますが同質のものを要求されるわけです。テクニック的な面や肉体条件によって差が出てくる厳しさは当然ですが、興味深かったのは精神的な部分の強さ、前向きな性格、ポジティブに持っていくための、指導者側の受け止め方や接し方です。どんな厳しい場面でも楽しんでしまえる根っから好き!!と言ってしまえる性格もあれば、好きだった踊りがプレッシャーのあまり訳がわからなくなり、なぜ好きだったのかを自問自答する姿。まわりの仲間は優しく勇気づけてはいるけれど、正直、競争相手が弱気になっているのは好都合だったりするような微妙な表情を見せます。とりあえずこの門をくぐらなければ話は始まらない!と言わんばかりに家族も必死です。印象に残ったのはそれぞれの孤独な表情。自分との戦い。 そんな姿でした。

「ものは言いよう」表現の仕方で、ずいぶん受け止め方や行動に違いが出てくるものです。当たり前のようですが、働いてお金をもらっている限り、どんな仕事であれ、その人はある分野でのスペシャリストという言い方ができる。どんな下働きでもそういう捉え方ができると思う。フランスで生活をするようになって、ここに住む人たちの自分の捉え方に日本との違いをよく感じる。初対面の人と会話になるときにも、さりげなくだけれど、自分の仕事を説明するときに、それなりの自信を持って話しているのがわかる。これは、聞いていて好印象である。働かさせてもらっていると言う意識が強いのか、日本だと変にまわりくどく、それも意味ありげに自分のことを話すけれど、結局のところ何をしてるんだかわからなかったり、逆に聞いて悪かったかしら?と言う気持ちになることもある。謙虚に自分の立場を捉えているところは好感が持てるけれど、なにかあったときには他人のせいにすることなどは、その引き替えに起こる感情なのではないかと思う。私もここでは、初体面のひととの会話の進め方のバリーションが少なかったり、もちろんフランスにいる場合には語学レベルの問題もあるので、「どんなお仕事されてますか?」と言う会話は、とりあえず時間稼ぎに使ってしまいやすい質問なのだけれど、その質問に対して帰ってくる話がそれだけでどんどん展開していくようなおもしろさがある。みんなそれぞれそれなりの努力をして仕事をしているわけだから、その苦労話も聞いているととてもポジティブな印象を受ける。その根底には、仕事をしていることそのものが スペシャリストだという捉え方で、自信を持っているからだと思う。どんなレベルのことであっても、その人が自信を持って前向きに行動しているのはいいことだと思う。それをとかくレベルで人を評価しすぎなのが日本のような気がする。レベルの高さを基準にしてしまうと、ほとんどの人が低いことになり、極端な話 低いからダメ!ってなことになってくる。学歴にしても同じことが言えるのではないかと思う。文化の違いと言ってしまえば簡単だけれど、果たしてそれだけなのだろうか、少し寂しくもあるけれど、私はフランスに来て良かったと思うことが多いのは確かだ。自分が自分らしくいることに、まわりからの圧力も感じることもなく、いろんな挑戦ができるのはうれしい。無視されることも多いが、自分がそれなりに努力したことに対しての評価は直接感じ取ることができる。いろんな人がいていろんな考えの人がいてということがベースになってるというのは、大切だと思う。

最近見つけた 広告のキャッチフレーズ 
 「あなたは 観客でいるのがいいですか? それとも 演じる方がいいですか?」

昔ありましたね。さだまさしの歌のフレーズにも 

”だれでも 自分の人生の中では 自分が主人公なんだと・・”

 


04 Septembre  
はまってます
 
Clafouti aux poire

このお菓子の型も最近買ったもで、シリコン素材のようなものでできているので、焼き上がりに型から出すのも洗うのもとても楽です。

お菓子を焼いているときに、こうふわ〜っと 生地が持ち上がってきてこんがり色が付いていくときって、なんでこんなにうれしいんでしょうか。夏休み中に通ったお料理の教室で習ったレシピを繰り返すこと数回(忙しいといいながら、わたくしこういうことはしっかり実行しているんです)自分のオーブンでどう調節するとうまくいくかを納得いくまで試したくなる性格なので、毎度のことなのですが、とことんやりました。これでもういけそうです。コツがつかめたみたいですぞ!またこのお味が 上品で 軽くてなんともいえません。今日は 生地に洋なしのシロップ付けをざくざく混ぜ込んで、焼いてみました。オットも今回のこのシリーズはかなりお気に入りのようで、繰り返し作っても、飽きずに食べ続けてくれています。一度に6つ作るのですが、この間は ちょっと買い物に出かけている間に5つも平らげていました。それはちょっと食べ過ぎじゃない?それに私の分を残すって言う発想は思いつかないのかと指摘しましたが、それだけおいしいと言うことはうれしいのですがね。何がうれしいって、材料が少しで(ちなみに 小麦粉 卵 アーモンドの粉 砂糖 牛乳 生クリーム これだけです) 手間がかからない。ほんとに混ぜるだけで卵白を泡立てるなんて作業もなし、焼き時間も20分ほどだし、これなら 朝仕事に行く前にちょこっと焼いておくなんてこともできそうです。このふくらみようを写真に納めて只今、大満足です。その料理教室の話を続けると、2回目はこの今日完成したデザートと若鶏の狩人風ワイン煮込みと麦のリゾットがメインでした。人が作っているところを実際に見て、実践することの収穫は想像以上に大きくて、また是非時間を見つけて習いに行こうと思っています。リゾットはこれも簡単でいながら、こんなにおいしくできるなんて申し訳ないと思うほどです。やはりこちらの麦は日本で手に入るものとは違うようで、上質なんだそうです。この料理教室はいろんな組み合わせがあって、自分のスケジュールにあわせて、一日一日好きなものを選んで予約するシステムです。なのでとっても気軽です。本格的と言うには物足りない部分がなきにしもあらずですが、たった1時間でメイン料理とデザートをちゃんと完成させるところが、家に帰って作ってみようという気にさせる魅力かもしれません。もちろん、今のところクラスに日本人は私しかいなくて、適当にわからない会話もあるのですが、そんなことはたいしたことなくて、いつも厨房で作っている日本料理とはまったく違っていて、すごく楽しいです。踊りの指導の仕事も夏休み中に新しい展開ができたし、充実している分、やりたいことがまた増えそうなそんな勢いです。

 


17 Aout  
体が記憶していること
 
久しぶりの海老餃子

ほかの料理に使った海老が、たくさん残ったので久しぶりに作りました。できるだけ薄い皮を使い歯ごたえを残し粗みじんにした海老が一杯で、表面をカリッと中はジューシーに 焼きました。自分で言うのもなんですが おいしいです。

 

もうすっかり秋になってしまった感じです。1ヶ月前と気温が20度も違ってくると、ちょっと面食らってしまうんですが、過ごしやすいという意味では、助かっています。でも案の定、風邪を引いてしまいまして、気がゆるんでいたのですね。いただきもののプロポリスを 朝夕2日間飲むとすっかり良くなりました。かなりの効き目です。せっかくの休み 寝込んじゃ意味ありませんからねーー。あと休みも早1週間を切りました。この休みの間、勉強したいこともいっぱいあったり、このサイトの復活できていないコンテンツを作り直したりと、忙しくしているのですが、やっぱり休むと言うほどゆっくりした期間ではないので、落ち着かないと言えば落ち着きません。なんて 愚痴っとりますなーーー。主婦としてはですね、みなさん同じだと思いますが、食事の支度をせずに家にいて、ゆっくりできるというのがもう最高なんですわ。オットも休みが同じとなると、そこがネックです。フランス人の男性は日本人より家事をやってくれるというものの、うちのオットは料理をまったくしてくれなくなりました。文句を言うと、Chouchou の作るものの方がずっとおいしいし、君がずっと台所を仕切るようになったからしかたないだろ なんて いうんでおます。納得できる言い訳ではないのですが、言い合いをするのが面倒なので、そのままって、これって、相手の思うつぼなんですかねーー。畜生! だから てけとう に手を抜き、いい加減なことやってます。



 

話は変わって、人の行動や話し方、仕草、表情そういうものから、心理を探ったりするのが、私結構好きです。まっ、一番難しいのは 自分自身の反応や行動をあとになって思い出すことになるでしょうが。以前、現役で活躍中のウイリアムフォーサイスのカンパニーのダンサーのワークショップがあり、そのときに即興でそれぞれが自分の動きを作り、即興しつつ同時に記憶し、それをリバースした(動きの最後からスタートさせた逆回転の動きへと展開させるなんていうすごい内容だったのですがのですが、それが意外に思ったほど難しく感じずにできることに驚いてしまい、自分の体が記憶していることと、脳の中で情報として記憶されてる言葉や数字とはまったく違うおもしろさを感じたのが、もともと好きな人間観察に輪をかけたのは間違いない事実であります。何がきっかけになるか本当にわからないものです。そう言う経験は、今現在指導をしている時にとてもプラスになっている気がします。テクニカルな面だけを見ていると正しい正しくないと言う見解が出てきてしまうものですが、ある意味、体は正直でそれを人は癖とひと言で呼んでしまうものかもしれないのですが、そこにその人らしさと形容できるようなユニークなものを感じるとき、それらをうまく生かせないかと思ってみたりします。実際に人間の体の機能は解剖学的に理論が成り立っていて、それぞれの目的に向かってより機能的な動きに働きかけ導くものがあります。できるだけ そう言う可能性にも目を向け行動し自分と向き合いつつ、違う角度で、こんどは自分の体が要求している動きに目を向けることで、体を解放するという方向がより広がる気がします。自然な動き とひと言で言っても、その捉え方は難しいものがあります。言ってみれば動物たちは、皆自然な動きとして、体を動かしているのに対して、人は更に複雑な意識というものが存在していると言うことでしょうか。女らしい仕草を女性に感じるときと、女性らしい仕草をすることで自分が女性に近づきたいと思っている男性とはそこには違いができてしまうといったもの。どう見せたいかどう見られたいかという考え方もあれば、見せたり見られることを目的にするのではない素の自分を感じることから始まる自分以外のものとの対話のようなもの。日々の生活の中で動いている私たちの体はある意味何かを表現しているといえなくもない気がします。そう言えば、小さい頃、お米やさんで卵を売っていたころ、おばさんが新聞紙をくるっと巻いて筒にし、もみ殻の上に並んだ卵を上手に軽く手に取り、その中にテンポ良く次々と卵を入れて包んでいた姿などが私には、すばらしく格好良く思えたのは、動きの無駄がないことと、そのリズムが何より楽しそうに感じられたことだったように思う。慣れた動きは皆そうやってできてくるんだろう。ダンサーの動きもそんな風になるといいななんておかしな発想が私の中であそび出すのです。意識をしているうちは自然ではなく、無意識なときに自然であると捉えるか、自然な動き と言う表現を 大きな意味でなめらかなある一定のリズムの中で継続しているものと捉えるかによっても、自然という意味はずいぶん違ってくると思われますが、そう言うことをわりによくボーッと考えていたりします。これも この気候の変化が影響しているんでしょうか・・・

無念の試合

ワールドカップは 延長にまで持ち越しみんなで握り拳をつくって応援しましたが残念でした。オットの店には前代未聞のお客さんの数。150人はいたんでしょうか。すごかったです。
 
落雷

厨房で働いているときに突然ものすごい雨が降り始めまもなくゴロゴロと雷が鳴り始めました。翌日すぐそばにある公園を通りがかると、大木に落雷のあとが。ものの見事に木肌がえぐり取られ無惨な姿になっていました。この10メートルくらいのところを通っているので、落雷の時でなくて良かったと思いつつ、自然の力に圧倒される。この3時間後、この木は 根本を残し切り取られ公園の木漏れ日がなくなり、ちょっぴり寂しくなりました。

Le cours de cuisine

今日の授業は ラビオリ と フォンダンショコラ
Fondant au chocolat coeur de caramel au cafe emulsion cafe / Ravioles de crabe a la mozzarella フランス語で書くといやに長いですが、例によって ラビオリの方はもうすでにわたくしのおなかの中でして、お見せできません。あしからず。このお菓子。すごく簡単で時間もかからず、お客様の時に喜ばれるのではないでしょうか。口に入れると中からキャラメルソースがとろ〜んと出てくるのですが、この半生ぽい食感が大人向きな雰囲気。添えてあるクリームもほんのりCafeの香りで一緒にいただくとトレボン!です。

ロバのパンやならぬPAULのパンや

車の大きさを表現するのに、何かをそばに置きたかったのですが、マッチ箱ではどうにもなりません。ですが、これかなりのミニサイズで、すっごくかわいいんです。3輪だし、自転車よりたくさんものが詰めるってかんじ。パリは小型車がやっぱり便利です。
 


15 Aout  
   
むかし むかし
 
 

私は小学校・中学校・高校と給食の経験がない。まわりと話をすると珍しがられるのだけれど、関西大阪圏でも、そう言う設備を一番取り入れるのが遅かった地域らしい と記憶している。だからなのか、給食を食べてみたかったというちょっぴり心残りなものが未だにある。三角巾を頭につけてみんなのお皿におかずを取り分けたりするのがやってみたかった。こういうどうでもいいことって、ずっと心のどこかに残っっているものなんでしょうか。ただ単に食い意地が張っているだけなのかもしれないけど・・。それで、小学校1年生の時はまだ午前中の授業だったと思うからお弁当を持って通うようになったのは2年生くらいかと思う。それからずっと高校を卒業するまで、お弁当を持って通った。みんなのお弁当を覗くと、昨日の夕飯の残りらしいものや、朝早くからおかあさんが一つ一つ丁寧に準備したもの、今思うと子供心にも、そのおかずを通して自分の知らないほかの家庭を想像していたのだろう。毎日、おかあさんは何時に起きて作っているんだろうと思うほど手の込んだお弁当は Sさん。普段でもすごいお弁当がお誕生日やおひな様が近づくと、私までもがドキドキしてしまうほどすごかった。あくまでもこれは見かけなので味まではわからなかったけれど、ウズラの卵に食紅で顔が描かれてあったり、いろんな野菜の服を着ていて、友達みんなでそのお弁当を囲んで覗き込んだものです。それまで、かいだことのない香りがしたのも今思うと、キムチだったのだと思ったり。恥ずかしそうに隠すようにして教室の後ろで食べている男の子のお弁当まで気になった。なにしろ、すべての”普通”という感覚が一つの家庭という単位でしか理解できていなかったその頃には、ただのお弁当のおかずでさえ、その頃の私の好奇心を刺激するには十分な素材だった。で、話はまた卵である。仲良しのけいこちゃんは近所に住んでいることもあってよく遊んだ幼友達。東京からの転勤で越してきて間もない東京弁を話すちょっといたずら好きでお茶目で可愛い子だった。仲良しになってくると、そのお弁当の時間におかず交換が行われるようになってきて、ある日彼女の卵焼きを食べてびっくりしてしまった。????卵の味がしないほど甘いのである。でも これがごく普通のうちの卵焼きよ!と彼女は言うのである。私がなぜ今こんな話をしているかというと、つい最近、あるサイトくらべてがってん なるものがあって いろいろな習慣や方言に至るまで日本全国の都道府県で分類し、いろんな統計をとっているものがあって、その中で卵焼きの味付けと言うものを発見したのです。そこで初めて関東圏の卵焼きの味付けが基本的に甘いものというのが常識なんだと言うことを知ったのです。確かにそれが食べ慣れているものであればあるほど、違っているときの反応は大きいもので そのときほんと刺激的だったことを思い出したのでした。その甘さ加減も毎日けいこちゃんはおかあさんに注文しているらしく、今日の卵焼きはお砂糖3杯よ!とか 今日は 3杯半とか言ってうれしそうに食べていたのを思い出します。こんなこと今思い出すのも変な感じなのですが、ちょっとおかしいじゃないですかーーわたしってやっぱり変わってるのかなーー。食べ慣れているもので言えば お米。白いご飯を思い浮かべる日本人にとっては、サラダニソワーズ 日本語で言う ニース風サラダに入っているご飯粒や、デザートに出てくるライスプディングに抵抗を感じる人は少なくないだろう。まぁこれも習慣で、なんだか食べているうちにいつしかこれまずくないよ! なんてふうに変わっていったりするもんで、すごいです。話をもどして、その卵焼、今頃になってそんな事実を知り、ふぅ〜ん って 思い出したりして、ついでに今まで思い出さなかったことを思い出したりして面白がっています。食べ物の習慣は 本当に奥が深い。一般に 小さい頃は好きではなかったけれど、今は好き!の代表は 大根かな? 年齢によっても環境によってもいろいろ変わっていくものなのですね。パリでも、味噌汁にご飯を食べているときにふと思い出すことは、やっぱり日本のことだったりする。日本にいるとフランス料理が恋しくなるんだろうな〜〜。

 

 

休み中、気分転換にお料理教室に通ってみることにしました。3日間ですが、楽しみです。なにか報告できるといいんですが・・

めばるの煮付け

身がこんもりとして煮付けにするのにぴったりなこのめばる。久しぶりにいただきました。日本にいる間においしい新鮮な魚をたくさん食べてかえるといいと日本で世話になり続けている私の先生が食べに連れて行ってくださいました。話をすることもこの味わいも5年ぶりで、気が付くと終電車に間に合うかなというような時刻になり、車で最寄り駅まで送っていただき、最後まで世話になりました。


素朴なお菓子

次々と新しいお菓子が売り出される日本と違ってフランスではごくありふれた昔からのお菓子が一般的。ちょっと名の売れたパティシエの作るお菓子は、ちょっとつまむには高いのでそんなにいつも食べられません。こういったサブレなども昔から変わらずにあるものです。

即興

メトロのオペラ駅での光景
美しいバイオリンの音色を聞かせてくれているムッシュー、いきなり楽譜をこの女性に見せられて、演奏しています。まっ  そのすばらしいこと。国境がないってすごいことです。このほほえましい二人の笑顔と一緒に、しばしの豊かな時間が過ぎていきます。
演奏をお聴かせできないのがとっても残念。


 

今日取り替えた表紙の写真。
映画を見るときによく二人で食事をするCafeです。
少々、日によってできあがりのムラはありますが、メニューの内容もバラエティーにとんでいて、楽しいです。これは その日のデザート。私の好きな Mousse au Fromage Blanc 赤い果物のソースに ピスタチオが 散らしてあります。ボーッと写っている向こう側、オットはデザートより チーズがよろしいようで、やっぱりフランス人ざます。

 


1 aout        
         
久々の 達成感 
 
       

なんて画期的なことだろう。信じられないが本当の話、何人ものフランス人を前に、語っている私。舞台でも同じだけれど、いい状態でテンションがあがっていくと、普段の意識では出来ないことが出来てしまったりするが、まさに なにか自分の力だけではないものが働いているような、いや・・・のような ではなく、間違いなくそうであると言い切れるものがある。指導に携わって30年以上にもなるのに今更何を緊張している?といいたいところだが、それだけ私自身も今回の授業では、集大成になるような部分と新たに新しい試みをしてみたいという欲張りな思いがあったので、よけいに終わってみて、いろんなことを実感しているわけです。それにしてもひどいフランス語だったなーー。ほとんどが身振り手振りでカバーしていたけど、それがかえってみんなを協力的な方向に導いていたのかもしれない。生徒のほとんど全員がこの3日間の授業を連続で出席してくれたので、展開しやすかったし、それぞれが私のアプローチに対して行動でそれらを示してくれて、変わっていく様子が手に取るように感じられたのが何よりうれしかった。1週間くらい続けて欲しかったと何人もから言われた。ありがたい話。困った時ではなく本当はこういうときに、神様仏様にお礼を言わないといけないなー。前から何度か書いていたかと思いますが、今日までの3日間連日、パリのあるスタジオで、普段指導している私のクラスを見て是非私のスタジオで指導をして欲しいと依頼を受け、夏休みを利用した私のワークショップを7月8月に企画してくださり、それの前半が終わったところです。普段のクラスは私の現在の先生の代稽古としての指導なので、言えば、私の本来のスタイルとは少々違っていたりするのですが、そこを今回は私のオリジナルなスタイルでやって欲しいということで、それならということで私もお引き受けしたわけです。この3日間が終わるまで、自分のなかでは日本のワークショップの延長がまだ終わっていなかったので、やっとやっと少し振り返って整理をしたいと思っていた作業に取りかかれそうなのも、うれしい。日本人ほどお世辞を言う人はいないので、そう言う意味でそのまま受け止めているのだけれど、3日目のクラスが終わってから何人もの生徒から、これからどこでこのクラスを受けられるのかと聞かれたり、質問攻めにあった。なかでも、うれしかったのは、パントマイムをやっているという女性から、この3日間で自分の体の感じ方が今までとはまったく違うといいっていいほど変わることが出来てうれしいといってくれた。それは今自分でも、先生のもって行き方なのか、話し方なのか、流れている音楽なのか、クラス全体のリズムなのかよくわからないが、とにかく 与えられたことをやってみるという受け身でいながら自分を常に自然に感じながら動かすことが出来たそうだ。そう話す彼女を見ていて、とてもわかる気がした。なにか行動をするときというのは、同時に

兵庫県川西の実家の庭

日本の庭の空間のとりかたは 心を落ち着かせてくれるものがある。野草の好きな母が植えている小さな花たちが季節折々に咲いていて、それらを見るのも楽しみのひとつ。花水木とあじさいの花が綺麗に咲いていました。

たい焼きくん

いやー 今はたい焼きでもいろんな種類があるんですなーーチョコレートや クリームの入ったのや 大きいのや小さいの・・作っているところがそばで見られるとどうしても立ち止まってしまいます。
なんでも商品になってしまうフランス

日本に帰ると雑貨屋さんの多いのに驚きます。雑貨というだけにあってもなくてもいいようなものも確かにたくさんありますが、なかでも フランスの香りのするものはとにかく商品にしてしまう。このすばらしい根性。これは パリの地図をくりぬいてバッジにしたもの。雰囲気のかわいらしさよりも、地図の場所をチェックしてしまう私。




いろいろな要素のことがその瞬間に関わっていることなので、ひと言で表現しにくいものだと思う。実を言うと私はそう言ういくつかのアプローチの仕方を自分なりの方法で取り混ぜ、実は計算してるんだけれどそう感じさせないような工夫をしているつもりだったので、こんな風に感想を言ってもらえたことはある意味うまくいったと言えるのではないかと思えた。どうしてもテクニックに走ってしまいやすいところですが、それぞれの感じ方をどこかで大切に暖められるようなものを時間的にも空間的にも残しておきつつ、体を観察することの出来る客観性が欲しい。とても高度なことだけれど、決して長年やっているからと言ってできるものではなく、いきなりすんなり出来てしまってもおかしくなかったりするもののような気がしてる。私のフランス語のレベルを超えて、体をとおして間違いなく何かが伝えられていると実感できたことは何よりもうれしい。
あと3日厨房の仕事が終わると待ちに待ったヴァカンス。遠足前みたいにまたワクワクしてきそうだ。とりあえずは たまっているお礼状書きをすませ、ゆっくり体を休めて、ゆっくり散歩や日頃いけないところへ足をのばしてみたい。
* 今回の写真は6月に日本に帰国していた時のものばかりです。まだたくさんたまっているので様子を見ながら、残っているものも紹介する予定です。現在のパリは10日ほど前に続いた猛暑からは解放されて、すこぶるさわやかなお天気が続いています。午後に庭で一息つくのが、日課になっています。休みになると カメラをもって散歩もしたいし、普段作らない料理を作りたいし、もはやりたいことがたくさんでてきて、困ったもんです。日本にいる皆さん、いよいよ夏本番、夏バテしないように気をつけてくださいねー。



14〜24 Juillet        
       
花火があがった!
 
     

大阪の南で、幼い時期を過ごした私にとって、花火と言ったら PL! と 決まっていた。香取線香をたきながら、団扇片手にはしごをつたって屋根の上に上がり、遠くに見える打ち上げ花火を見るのが恒例だった。個人的にはやっぱり日本の花火が繊細かつ 芸術性においても群を抜のそんな光景を思い浮かべるのですが、そんな私も変わりつつあります。今は 花火というと やっいていると思う。ふと パリにいて 日本を思い出す蒸し暑い日などには、昔ぱり 14 Juillet(革命記念日)っていう具合に。フランスでは パリ祭という呼び名ではなく このままの日付が その意味になります。キャトルズ ジュイエ って発音します。ついさっき、その記念日の花火がエッフェル塔のところから打ち上げられていました。徒歩で行ける距離なので、みんなぞろぞろ歩いていきます。今年はここのところ日本から仕事で戻ってきてからも忙しい日が続いていて、出向く元気がないので響き渡る音でその光景を思い浮かべていました。夜は涼しく本当に過ごしやすく、暑いのが苦手な私にはフランスの夏はありがたいのです。それにしても 6年ぶりの日本の梅雨は きつかったなぁ〜〜。滞在中は天候に恵まれたのですが、蒸し暑さと冷房の狭間で長くいると間違いなく体調を崩していそうでした。それなのに日本人はしっかり働くし、ほんと頭が下がります。そう言えば昨日 フランス人の友達と話していたら去年の夏に行ったイスラエルは40度以上だったそうだ。街には人っ子一人外に出ないし、なんにもできないらしい。そりゃそうだろうなーー。私はやっぱり寒い目がいい。なのでパリはそう言う意味では適している。正直 結婚したいと思った相手が暑い国の人だったら、簡単にあきらめているだろう。こういうのも運なのだろうか。まっ、どうでもいい話。あんまり久しぶりに書き込むので、はっきり言って何から書いたらいいのか、わからずとりあえず、だらだら書いているうちにエンジンがかかってくれないかなぁ と・・・。
今回、仕事目的に里帰りをしていたわけですが、忙しかったわりに、おいしい旬のものをたくさんいただくことが出来ました。うれしかったのは、鱧(はも)さえずり(鯨の舌)馬刺し 泉州の水なす、稚鮎、などなど、日本にずっといたなら逆に口にすることがないようなものまで、堪能した。平均的に料理に使用する油の量が少ないことをあらためて感じた。お陰で体調も良く、胃にもたれることがほとんどなかった。日本人にはやっぱり日本料理が向いているとつくづく思う。あたりまえか・・。前回同様、お豆腐もしっかりいただいた。サラダ仕立てや湯豆腐、冷や奴 どれもおいしく持って帰れないのが残念。日本から持って帰ったのは柿の葉すし。これは 飛行機の中で小腹が空いたときにちょうど食べやすく、比較的日持ちするので持って帰るのだけれど、これがまたいけるのです。日本から持って帰るものと言えば、昆布や佃煮類、そして和風だしいろいろが定番。

ここまで Topics を 書き終えて、明日あたり更新 と思っていたのですが、実は うちのオットが バイクで怪我をしてしまい、軽い骨折ですんで良かったと思っていたら、なにやら肺を骨折の祭に傷つけてしまっているとかで、事故後6日もたって急きょ入院 なんてことになり、私も慣れないことで少々落ち着かない日々を過ごしています。状況はかなり良い方向への兆しが見えはじめ、それでもようやく落ち着きを取り戻しつつあります。今書いているのが 7月24日なので もう早 10日も過ぎてしまっているわけです。人間 生きていると いろんなことがあるものだと、またしても思い知らされつつ、またちょっとは成長したんではないかと、自画自賛もしております。こういうとき、場合によっては、怪我をした当事者よりも まわりの方が振り回されるということが、多いのではないかとそんな気が正直します。まったくもって 人騒がせな奴だ〜〜〜と 愚痴りたくなること 数知れず。こんな暑さの続く中、空調設備の完備されたパリで一番大きく新しい病院に入院できるオットが、うらやましくもありました。当の本人にとっては じっとしていることがこれほど苦痛なものかを 思い知らされているんでしょうが。まぁそれも 何とか退院することになりそうなので、これくらいですんで良かったと感謝しつつ、大きなお灸をすえられたと思って、今後 気をつけて欲しいものです。
私はというと、今週末から3日間と 8月後半の3日間、パリのあるスタジオからの依頼で、特別ワークショップをすることになっています。日本で指導したクラスを更に、展開した内容を考えています。その内容に平行してフランス語も勉強しなくてはいけないので楽ではないのですが、新しい挑戦という意味では楽しみです。人生いろいろついでにがんばらせていただきます。私こんなことで負けませんわ、オホホ・・


なすとにしんの煮物

まぁ このお味 最高においしかったんです。作った本人(母)が 驚くほどのものでした。これが日本を離れる2日前の夕飯
兄 作

私の帰国にあわせて単身赴任先からたびたび戻ってきてくれた兄が作ってくれた一品。ばってらになすの漬け物をのせたもの。うちの家族はそれぞれにこだわりがあって料理の話になると盛り上がるのですが、これはその兄が思いつきで作ってくれたのもです。シンプルでいて見た目にも楽しいお寿司でした。
にいちゃん!あんがと!
空港?ホテル?

いえいえ これがパリの最新設備を誇る巨大病院 Hopital Europeen Georges Pompidouなのです。太陽の光が燦々と降り注ぎ、実に健康的、っていうか 病んでいる人がいるわけですから、雰囲気だけはやはり元気になれるものでないとというのは大切でしょう。カフェもレストランもちゃんとあります。いろんなところに包帯巻いたひと、治療器具をぶら下げている人、車いすの人 みんな お散歩してます。うれしいことにうちの家から自転車で5分の距離です。あんまり世話にはなりたくないけど、いざというときやはり助かります。


19 juin  
Nippon 晴れおんな
 
いつもありがとう!

手作りのお赤飯
昨年の里帰りの時にちらし寿司と おはぎをいただいた親しい方から、またまた今回は おいしいお赤飯をいただきました。まぁそれのおいしいこと。作り慣れたことが想像できる肩の力のぬけた上品で控えめながらもしっかりとした味で、季節のあじさいの花が色を添えています。ありがたいことですね。たまに帰ってくるとこうして皆さんから、お気遣いいただくので 本当に恐縮してしまいます。

無事、日本到着後、3日ほどで 梅雨入りのニュース。5年ぶりの梅雨を覚悟でフランスを離れたけれど、これがいっこうに雨が降らず、さわやかな 五月晴れのような天気が続き、今のところ傘を差して出かけたのは たった1回だけ。去年の秋の里帰りも 例年ならばもう少し寒くなっているはずが、晴天に恵まれ幸運だったのが、今回もまた その幸運が続いています。滞在1ヶ月間予定していたスケジュールは、こちらについてからも 想像以上に増え、一日ゆっくり家で過ごすという時間がほとんどなく、少々きつい状態ではありますが、日本風に言うと 「仕事があるのはありがたいこと」。 日本での仕事再開は 思っていたよりさらに順調な展開をはじめています。忙しいながらも、時折、辛い時期もあったフランスでの生活をふと思い出すことがあり、ここまで来たことが嘘のように思え、何とも言えぬ感動に胸が熱くなります。しばらく過ごしていると、忙しいこともあってフランスのことを忘れてしまっているので、人間って単純なやなぁ〜 と あきれてしまいます。幸いというか 今サッカーのワールドカップの試合中と言うこともあって、テレビの画面で 赤青白の 国旗を見るたび、もう自分の中では外国ではなくなっているフランスが今までになかった捉え方で 存在していることに気づき、これもまた不思議な気持ちになります。
やっぱりこれははずせない!
心斎橋にある友人の店の 牛すじのポン酢和えと とんぺい焼き。そしてもちろん生ビール。一瞬にして 完璧な大阪モードに変身!!! 

今回は 仕事中心なので、昔の仕事仲間との再会や、新しい出会いが今後の展開にどう影響していくかというのが、大きな目的でもあります。はじめの1週間は、私自身慣れないこともあり、たくさんのアンテナを張り巡らせていたこともあって、かなりの緊張だったようでしたが、慣れてくると昔の感覚もよみがえり、いろんな手応えが新たなアイデアを生み出してくれそうで、「なんぼ 時間あっても 足れへん!!」そんな独り言が 自分の中で ふつふつとわいております。

日本の夏

通りがかりに こんな風景が うれしいですね


30 mai 2006        
         
只今、シベリア上空
 
       

朝、あわただしく出発準備を始め、Michkaと名残を惜しむ暇もなく、オットの車で、空港に向かう。その間、晴れたり雨が降り出したりが何度か続き、飛行機が離陸したときには気持ちのよい晴天になった。確かに飛行機に乗るのにも慣れ、搭乗手続きもなんということはなく済み、これもいつものようにオットと最後にCafeで お茶を飲む。オットがはじめたレストランの今後の展開の話にお互い夢中になっていて、気が付くと もう飛行機の搭乗時間ぎりぎり。あわてて 別れを惜しむ暇なく、「じゃぁ いってくるね!」と別れた。さぁ 11時間の飛行機の旅。やっぱりちょっと長いので 何をしようかと思いをめぐらせながら、搭乗手続き。すると、都合でエコノミークラスから ビジネスクラスに変更させていただいてもよろしいでしょうか?というではありませんか。願ってもない幸運 と 今回は初のビジネスクラス体験となったわけです。乗り心地の良さと言ったら、もう比較になりません。只今、待望の食事を終えたところですが、行き届いたサービスで お姫様気分です。特別料金を追加したわけではないので、ほかの人とは多少区別されているようですが、そんなことは気になりません。デザートのチョイスは ガトーショコラをお願いして、食べたのですが、フランスで食べたことのないほど 美味でありました。

まずはシャンパンから

グラス類もプラスチックではなくちゃんと本物
おつまみにおかきと このFAUCHONのチーズを織り込んだパイがでました。
これが そのガトーショコラ

一口食べて うなりました。きめが細かく
口に入れるとじわーっと とろけます。
チーズははずせない!

お皿に盛り合わせられたチーズ
ワインと一緒に堪能
 


28 mai 2006        
         
こんなときに なんでまた・・・
 
       

 

至福ののひととき

有効期限 ぎりぎり。毎年の バースディー プレゼントに ハーゲンダッツ倶楽部からの招待です。これを無駄にするわけにはいきません。今年も上品にアイスコーヒー いただきました。

こうなったら、笑うしかない。そんな状況です。帰国をあさってに控えて、オットの好きなバナナケーキを焼いておいてあげようとやさしさ一杯に取り組みはじめたまでは良かったのですが、最近見つけたケーキの型を使ってみたくて、いつもより倍の量を準備して さぁいよいよオーブンへ。すると5分もたたないうちに焦げ臭い匂いが。このあたりで 私は これからとんでもないことが起こる気がしていたのです。なななんと 初めて使ったケーキ型に流しこんだケーキ種が ものの見事に倒れあふれています。あふれ出したケーキ種が 天板に受け止めきれずさらに あふれてしまい、そこら中 生焼けのケーキ種が くっついて えらいことです。なんとか もう一つの型の方は 被害に遭わず、少し時間がたったので 無理かと ほぼあきらめていましたが、オーブンを全部掃除し、もう一度そのままオーブンへ入れ、焼いてみると、なんだかいつもよりもいい焼き加減じゃない? てな 結果でした。張り切って 作ったのはいいのですが 、ほんとにとんでもないことでした。でもまぁ 終わりよければすべてよし。ですかね。ちょっぴり お疲れさんでした。スーツケースに荷物を詰め始め、いよいよ出発の緊張感がしてきました。




25 Mai 2006  
最大公約数
 
毎年の楽しみ

同じ並びにあるお隣のアパルトマンのお宅の見事な薔薇。毎年すくすく育っています。庭に面した扉の縁をかたどるようにツルがのびて、綺麗なアーチになっています。花びらがとても多くぽってりとしていて、なにより この淡いローズピンクが 何とも言えません。丁度、伸びてきた枝の剪定をするのに、このお宅の人が道側にでて確認しているところを通りがかり、ほんとに見事な薔薇ですね。毎年 楽しみにさせてもらっていますと 話しかけると、とてもうれしそうに そうでしょ? 私もとってもうれしいのよ と かえってきました。やっぱり 生きた花はすばらしく美しいものですね。

最大公約数 
・ 二つ以上の整数または正式が与えられたとき、それらの公約数のうち最大または最大次数のもの
・比喩的に、多くの違った意見などの間に求められる共通点


今私のなかで、今までと違う感覚が生まれ始めている。海外での生活もフランスしか知らないのでは、大きなことは言えないのだが、日本からほとんどでたことのない人間が初めて知る外国は、かなりのインパクトをもって、目の前に立ちふさがり、今までの常識が、いったい何のためだったのかと思ってしまうことが続き、そして今。きっと 世界のどこに行っても 変わらないものが 少しずつではあるけれど、自分で感じ取れる気がする。それは自信にまではつながらないけれど、確かに怖くはなくなったと思う。自分と戦うことには比較的慣れているが、これが相手が人や物となると極端に敬遠したくなるタイプなのがこの私。日本にいると、戦いたくなければ 戦わなくてすんだのだ。というより、上の社会が主導権を握り、競争心を持たせないように一人一人の個性までも包み隠し、一見平穏なまとまりを作り、外に出さないようなシステムになっているのかもしれない。でも ここでは、何も言わなければ、存在さえ認められないと言う現実にぶつかり、自己主張を強いられる。ここですでに、今までの自分とは違う戦いが始まる。やっぱり、最初は エネルギーがいったし、簡単なことも少なくとも今の倍は 勇気がいった。今思うと、そんなことやったことがない! 理由はたったそれだけのことにすぎない。戦うのは 男だけと言う考えも おかしい話。こんなに時代が変わってきているのに、なにか置き去りになっている慣習。どこの国でもある問題だが ことはそれほど簡単ではなさそうだ。日本に帰ると 日本人ばかりの社会というのが、少々 不気味に感じてしまいそうな今の私です。
来週 半年ぶりに 日本に帰り 仕事で1ヶ月の滞在になります。もちろん このパソコンも連れて行きますので、日本から初のサイト更新と言うことになると思います。なんのトラブルもなく予定がこなせるといいのですが。そんなことで、出発までのあとわずかな時間、準備に忙しくなりそうです。今回の ベルギー行きでの話もまた折を見て 書きたいと思っています。

私のおすすめ プチ土産

これが買いたくて わざわざ BonMarche まで行きました。男性二人が立ち上げたクッキー工房とでもいいましょうか。小さな箱に6枚のサブレが入っています。パリ通の日本人もこれはまだ知らないでしょう。知っているフランス人も少なそうですが、密かに人気上昇しているものです。ここのサイトがまた楽しいのです。このブランドのマークにもなっている似顔絵の2人が 一生懸命作っているんだそうです。今年の プチ土産は これに決定。今日は ごっそり買い占めてきました。

春ですね

デパートの 帽子売り場は 花盛り 色とりどりで 見ているだけで楽しい。おしゃれも帽子を楽しめるようになったら上級者ですね

 

 

 

 

買い占めてかごにたくさんいれて
レジーにいくと、お姉さんが にっこりほほえんで、「これね。買って正解よ!すんごくおいしいから」 って 言ってました。やっぱり知る人ぞ知るって品なんですね。 

拾いもの

歩いていたらこんなものが捨ててありました。少しきしみはしますが、十分機能します。って言うか、デザインが美しいのです。只今 Michkaの 居場所になっております。
 
 
念願のムール貝(ベルギー滞在中)

短い滞在でもせめてこれだけは克服してしていきたいと思っていた念願のムール貝。これが予想以上においしくて感動しました。選んだのは一番シンプルな白ワイン仕立て。付け合わせはもちろん フリット(フレンチフライドポテト)荒く切ったセロリとタマネギが食感とともに風味を添えていて やはり パリではこれは食べられないなという気がしました。

Antwerpen

証拠 撮ってきました。詳しいお話は また後日に!

人を支え続ける木のぬくもり

駅の構内、中心に位置するこの階段の手すりが 印象的でした。歴史を刻んで今もなお生き続ける存在感
こんなふうには簡単にいかない!

いとも簡単にポジションに収まったように見えますが、本当にこうなるまでの戦い!やったものにしかわからないものですが。
 
さすが本場

うふふ・・あるわあるわ。一杯に並んだ ワッフル。もったいぶらず、ごく一般市民の食べ物という感じで並んでいるのが、どことなくうれしい。

ブリュッセル ってこんなところ

フランダースの犬というお話は 意外にこの場所では、それほど有名なお話ではないんだそうだ。
手織りのレース

観光客目当てのお土産物には 手織りのレースが有名らしい。軒並み店が続いている。そことは違うギャラリーの一角にこんな店を見つけました。

ピアノの響き 

友人の計らいで見学させてもらった学校の廊下に飾られた写真 踊りの世界も 時代の流れで少しずつ変わっていっているようです。受け継いでいくもの そして 変化していくものが 共存している。すばらしいダンサーを生み出すこと以前に 踊りを通して 一人の人格が作られていく そう言う怖さも感じた時間でした。 

 
なにか違う!

お隣ですが、並んでいるものが どことなく違う。ドイツ オランダの香りがします。これは構内のサンドイッチ屋さん。

アントワープの路面電車

いい感じでしょ? パリのトランウェイも 完成するとこんな感じになるんでしょうか?いやもっと 近代的な感じになるような気がしますが、個人的にはこんな感じのものがいいなぁ〜

アントワープに到着して初めて口にしたコーヒー

コーヒーについてくるクッキーがおいしい
晴れ のち 雨

帰りのパリ行きの車内で写した雨雲 見事に別れています。さっきまでのお天気が嘘のよう。でも 幸いにもパリに到着したときには、やんでいました。
 


17 mai  
帰国準備
 
5月の表紙

始めに何が見えますか?
黒板のメニューの文字?それとも 若葉の茂るパリの街?

いつも忙しいんだけど、それにもましてスケジュールが 毎日かつかつです。(この表現文章にすると変な感じがするけど、わかりますよね?この雰囲気)去年、里帰りするときも、なぜこの時期にいろんなことが集中するんだろうと恨みたくなるくらいすごかったけど、今回も またなかなかすごいことになってきています。日本に帰る1週間前、すなわち、来週の週末、ベルギーに行きます。Anvers というところ。ちょっとぼやいていいでしょうか?この Anvers 日本では アントワープと言ったほうがわかってもらえるかな?フランスでは こう呼ぶのです。でも固有名詞って そんな言い方変わっていいものなんでしょうか?私、花子って言うの。でも お隣の国へ行くと よしことも呼ばれているわ。なんて、そんなんないやろ!マイケルが ミッシェル ミカエルになるくらいはわかるけど、Anvers が Antwerpen だなんて 許せん! 始めの An だけやん。なんて一人憤慨してもしかないんですが、 ユーロスターのチケットを買いに行った窓口で 始めわかってもらえなくて ???こんな顔されて、どうしよぉっ! って 思っていたら 相手の人がわかってくれて(当然だろ! 仕事なんだから)解決したものの、私の気持ちのなかでは、なぜこういうことになったのかが疑問で それ以来、知っている人を捕まえては聞いていますが、未だ答えてくれた人はいません。きっと 事情はあるのだろうけど、紛らわしいと思いません? たとえば 話は大阪になってしまいますが、天王寺と阿倍野のちがい見たいに、ほとんど同じに近いけど、乗り換えを考えるととてつもない距離を歩かなくてはならなかったりして、でも土地勘のない人にとっては いったいどうなっているの?っていうことが起こりかねない状態です。でもなーー 今回のは それとも違う。同じ土地なのにまったく呼び名が違うんだもん。でも、日本も にほんって言ったりにっぽんっていったりするの外国の人には紛らわしいよね。(例がちょっと違うけど)やっぱ、こういうこと世界中にあるんだろうなーー。とりあえず 来週 駅に着いたらなんて駅名が書かれているかしっかり写真に納めてきたいと思います。と前置きが こ〜〜〜〜〜んなに ながくなってしまい申し訳ない。私の友人が指導しているバレエ学校の公演があるので見に来ませんか?と誘っていただいたので、今の学校事情を見学させてもらうことも含めて、行ってくることにしました。同じ指導者として、どういう指導をしていくかというのは、お互いに勉強になるものです。 

上の画像の 全体像
こうでもしないと、何が写っているのかわかりにくいかと思って、載せてみました。ただ単にCafeの Menu の書いてあるボードに春の街並みが、透けたように写っていただけなんですが、ちょっと 面白いと思いました。

モナリザの瞳

ん? 誰かにみられているような・・・
映画 ダヴィンチコード
これは 地下鉄 コンコルド駅 8番線のプラットホーム。久しぶりに地下鉄に乗ったら、構内が気が付きにくいほど大きな細工で、一転していました。やはりパリの街も関わってくる物語なだけに、ミステリアスな雰囲気が漂います。


ここのところ、帰国準備のために 、忙しい仕事の合間を縫って、日頃いくことのない場所に出向いていて、へぇ〜ここにこんなものがあるんだぁ〜〜なんてのんきに 観光気分に浸っています。タイムスリップしたような不思議な感じ。もっと時間があったら パリのいろんなところ見て回りたいな〜〜。

ポストカード

古いものが大好きなフランス人。昔の人が書いて送った絵はがきもなにか絵になる。こういうものを見ると、メールもいいけどやっぱり手書きがいいなーー。本当の思いは 自分の手で伝えたい。

Galerie Vivienne

ガラス張りのアーケイドが パッサージュの特徴です。太陽の光と足下のモザイクが全体を包み込むようなハーモニーをかもしだしています。お茶を飲みながら 絵はがきでも書いてみたくなる空間。

Galerie Vivienne

パリ観光で人気のパッサージュ これはその中でも、高級感漂う素敵な場所です。このテラスで、お茶を いかがですか?

 

A Priori-The(ア・プリオリテ)
 
住所: 35-37, Passage Vivienne 75002 Paris  


最寄り駅:Pyramides
月曜- 金曜 12:00 - 18:00
土曜 09:00 - 18:30
日曜 12:00 - 18:30

 


10 Mai
 
Bisou
 
優先座席

くやしいかな庭の椅子にほどよく日の差し込む夕方には、私もオットも仕事でいることは少なく、彼女の特等席になっています。椅子の背もたれの部分の形が湾曲にカーブしていて、これが具合いいらしく、ひとしきりここで体をこすりつけてゴロゴロしてから、ゆっくりと睡眠体制に入ります。仕事の合間に家に立ち寄ると、家の中には姿はなく、庭をのぞくとほらこの通り!声をかけても返事ができないほど、暖かくなってトロトロになっています。
ああー私も 猫になりたい!

この半年近くの間に、ずいぶんフランス人とのコミュニケーションがスムーズになり、さほど緊張することもなく、突然話しかけられても、何なりとその話題に加わり、まわりの人と違和感なくつきあえるようになってきています。それはそれで いいことなんですが、そこで ちょっと 面倒に感じることがあるのです。あのフランス人同士の挨拶、両方のほっぺたにチュッチュ とする Bisou。始めの頃は、照れくさいながらもそう言う行動をすることでフランス人の仲間入りをしている実感があってそれなりにうれしく感じていたのだが、今はまた違ってきている。もちろん、顔を見ると走り寄って顔をくっつけあって、言葉を交わすことが自然でうれしい!!と 思える人が一杯いるのだが、正直そう思えない人もいる。そこで考えてしまうから駄目なんだろうけど・・・。はっきりいって 面倒くさい。ちょっと顔見知りくらいでも、何も言わないと愛想が悪いし、日本なら 遠くからでも 軽く会釈で、お互いの存在を確認し挨拶代わりになるけれど、ここでは そうはいかない。とりあえず 一通り知っている人に挨拶をしないと落ち着かないし、その作業だけで時間がかなりかかってしまう。どこまでが そう言う挨拶を交わす仲であるかという判断がでてくる。私は指導をしているという条件、オットの店はお客様相手と、人との接触がとても多いのもそう感じる原因かもしれない。ここで、好き嫌いというレベルだけではなく、苦手なタイプの人などとはできるだけ接触を避けたいという気持ちになり、無意識にそう思っている自分の相手に対する感情を知ってしまうのです。そのたびに、私は心が狭い と思ってしまう。挨拶の段階で直接相手の体に触れるというのは、もともとあった自分の習慣にはないことだから仕方がないけれど、人との距離感というのは、そう言う意味では、日本人はフランス人より基本的にかなり遠くにあると思う。まぁそれが、相手を尊重すると言うことにもなるのだが、逆に本音でぶつかり合う接触が少ないと思う。たかが挨拶と思うかもしれないが、そういう生活習慣のなかで、形成される人間関係のあり方は、意外にも大きく影響しているかもしれない、なんてことを最近考えているわけです。時折、フランス人の振る舞いを見て、大人だなーと思うことがあるが、これもその一つ。どんなに嫌いでも、たとえ相手も悪口を言っていても、挨拶は挨拶、そう言う感情はさておき、ちゃんと笑顔で接している。そのあたりの感覚が、日本人には 本音と建て前の違いで、とらえ方が陰湿に思えるかもしれないが、日本人がやりそうな装ってわざとらし笑顔で、よけい相手を威圧するという手のものではない。また、今日はなしをすると、また相手に対する気持ちが変わってくるかもしれない、くらいの前向きなものだったりする。もちろん個人差はある話だが。深く考えずに適当にしているのかもしれないが、習慣ではないものにとっては、ちょっとしたハードルかもしれない。在仏の日本人のなかでは、絶対にBisouしない!人、というのもいる。(もちろん 友人知り合い関係の間でのこと)好きな相手とは、思い切りしているんだろうと思われる。とりたてて話題にするほどのはなしではないだけに、深く考え込んでしまいそうになります。また時間がたつと、今の感じ方も変わってくるのかもしれないし・・。日本にいる人にはわかりにくいかもしれないけれど、一緒に生活をしている家族と毎日そう言う挨拶を朝も夜も交わしていると想像してもらいたい。それがごく普通なのがフランスなのです。そう上司であっても先生と生徒の関係でもそう言う挨拶をするというのは、どこかで対等であると感じさせるものがあると思うのですが。フランス人が話し好きである原因は、人間関係に一つ垣根が少ないことが理由に あげられるだろう。相手にとって「失礼」という基準で言うことを拒んでしまうことが少なく、正直な自分の気持ちを表現することのほうに価値をおいている部分、当然、話はバラエティーに富んでくる。日本も お風呂屋さんがいっぱいあった頃は みんな話し好きだったのかもしれない。
只今 フランスと日本との間で 大いに こんがらがっているChocuhouです。

 

 

 


24 Avril  
私の生まれた日
 
本日のサンジェルマン

肌寒いですが、天気がいいです
こんな日は 自転車が一番
あーー自転車で来れば良かった〜
チョコレートの嵐
この時期 ただでさえ 目につくチョコレートが、さらに いろんな趣向で ウインドウに並びます。暮れのクリスマスに食べるものは、食べるのが中心だとしたら、今の時期は 飾る 見て楽しむ傾向のもののほうが 多いような気がします。基本的には にわとり たまご さかなが 中心。 これは 今 注目の Patrick Roger   の 店のもの。フランスでしか味わえない貴重なもの。わずか30歳で 最高の名誉にあたるM.O.F(フランス国家最優秀職人賞)に輝いた彼のつくるチョコレートは味はもちろんのこと 見た目も斬新で楽しませてくれます。
これも チョコレート

よぉーく 見てください。奥の真ん中に 歯をむき出して笑っているきのこ君 お花に囲まれてうれしそう。
思いがけない贈りもの
昨日 日本から送られてきたのは こんなに素敵なオーダーメイドのイニシャルが刺繍されたハンカチ。 自分では手に入れることは少ないけれど、本当にもらったら こんなにうれしいものなんですね。 何より 気持ちがうれしい。使いたいけれど、一枚は 額に入れて飾りたいと思っています。Yちゃん 何よりの贈りもの 本当にありがとう。あんまりうれしくって お礼より 先にサイトに公開しちゃって ごめんなさい。ほんとにしばらく ずーーーっと 見つめていました。なんか 女の子になった気分よ!

 今年も やってきました。両親に ありがとう を言う日。母から 聞いていた 私が誕生した日は こんなお天気だったのかなと思う さわやかな青い今日の空。病室の窓から 鯉のぼりがたなびいていたという光景は さすがにここにはないけれど、そんな空を 思い浮かべます。誕生日に言うのはなんだけど、私が もし亡くなっても、死んだ日の命日よりも いつまでも 生まれた日を 思い出してもらうほうが うれしいなと そんなことを 思ったりします。本当に 生んでくれてありがとう。(確か去年も 言ったっけ?)今日 オットは NewYorkに 10日の予定で 出かけるので お祝いの意味を込めたのでしょう。 夕べは 一日早いけれどオットの店でのコンサートで、ギター コントラバス バイオリン の 4人グループの コンサートで 事前にオットから依頼されていたらしく、突然 日本のメロディーを 演奏したり さりげなく 楽しませてくれて、最後には 4人が 私を囲んで即興です。ちょっと びっくりの プレゼントでした。今回 オットの店で演奏するのが初めてのグループですが、CDを何枚も出している有名なメンバー。4人が 歌も歌うので、それはそれは 楽しいひととき。お客さん達の反応にあの手この手でリアクション、今度はお客さんの一人が 即興で踊り出し 入ってきた新しいお客さんをいきなり連れ込んで 踊りが展開し、見る人、演奏する人、踊る人が みんな一つになって 盛り上がりました。こういうのが やっぱりフランスなんですわ。大人が みんなほんとに元気!!そしてそして、このホームページも4年たち いよいよ5年目突入です。この分だと 10年軽く 続きそうですね。やっぱり気まぐれでも、自分の書きたいときに 書きたいことを書く。これが 長続きのコツでしょう。そして 久しぶりの 私のお休みも 今日の私の誕生日が最後の日。また 仕事 がんばらなくっちゃ!ずっと 始めた当初から おつきあいくださっている方、そして また 新しく このページを 見つけてくださった方、これからも よろしく。

 言い忘れてました
 

密かにオットに頼んでいたこと。それは オットの店のデザートのメニューに加えて欲しくて、今月の9日の Topics のところで 紹介したこのレストランの メニュー(写真に写っているものではないのですが)のひとつに目をつけておりましてですね この私、「あなたの奥さんのために あのデザートのレシピをあそこのパティシエに 教えてもらってよ!」と そんなことを 注文しておりました。そしたらです。今日 オットの店のコンサートに そのパティシエが来ておりまして、私の顔を見るなり、彼が近づいてきて、OK!だよと ウインク付きで 言ってくれたのです。うふふ・・・ こんなこと いいんでしょうか・・ いいんですよね。(って 誰に聞いてんだ!) オットも こっそり交渉していたようです。やっぱり やってみるものだ。小さな夢も 叶えば天国 なんてね。近々 店のメニューに 登場します。

 もうひとつ 訂正とお詫び
 

Topics 31 Mars に 書いた内容。シャンゼリゼに ソメイヨシノが 植樹 云々・・・ のおはなし。あれは 新聞が エイプリルフールに ちょっといたずらをした 記事だったんです。これが本当になるなら ものすごいことと思ったのですが、そう言うことだったのです。まんまと ひっかかる私のような存在があるから、書いてる方も楽しいのでしょう。悔しいけど、やられました。そして自分のサイトにまで こんな記事にしてしまって・・・。ちょっと悔しいんでございます。フランスは こういう手のいたずらを わりに 大胆にやってくれるので 始めは 驚きましたが、そのくらいの ユーモアくらいは 持っていろ!ということなんでしょう。とりあえず そう言うことで 申し訳ございませんでした。

 


20 Avril    
時間が欲しい
   
見えないよぉ〜〜

とは、私の言葉。
日本で注文して買ったダンスエクササイズのDVDが 母から届き早速見ようと思ったら、私より前に場所を取り、かぶりつきで食い入るように見ているMichka。かなり気に入っている様子。ダンサーのつま先の動きが特に気になるらしく、時々 手で押さえて確認までしてます。画面を見るつもりが、Michkaの反応に目を奪われしっかり先を越されてます。ほんと あきれましゅ。

 

私のお気に入りサイトで、紹介していた 成分分析 Web というのがあって、物や人の名前を書き込むだけで、その成分を書き出してくれる。もちろん どういう根拠に基づいてそれらが反応をするのかは、まったく想像できないのだけれど、まんざらはずれていない結果に、かなり笑えてしまう。是非、こちらに来ていだだいている方々にも お試しいただきたい!(上の 赤い文字をクリックするのだ!)
ちなみに、
私の 仕事しているときに使っている名前で書き込むと

chouchouの87%は信念で出来ています
chouchouの7%は時間で出来ています
chouchouの6%は濃硫酸で出来ています 

本名で書き込むと

シュシュの54%は魔法で出来ています
シュシュの24%は知識で出来ています
シュシュの8%は成功の鍵で出来ています
シュシュの7%は理論で出来ています
シュシュの7%は濃硫酸で出来ています 

とこんな具合。


 

休みって どうしてこんなに時間のたつのが 早いんだろう。もうすでに 半分も過ぎてしまった。それが 風邪引きが ぐずぐず治りが遅くてって、それを理由にすることはないんだけど、思うように 事が運んでいない(気がする)。6月に日本に戻る前に 買い換えたパソコンの新しいデーター類を外付けハードディスクを買って、そこに保存しようと思っていたので、昨日 一応 これがいいなと 以前から目をつけていた品物の現物を店でチェック、何軒かほかの店で 同じものの価格調査をし、一番安い店でお買い上げ!!!。やったー!接続も 嘘のように簡単で これで パソコン本体に、なにか問題が起きても とりあえず 大切なものは ここに保存できているので安心。これを機に 徐々に自分の使い安い整理の仕方を、見つけて使いこなしていきたい(あくまでも希望段階のはなし)。それにしても、こういう専門店にいくと、店員の人のパソコンの扱いにいつも驚かされる。仕事だからできて当たり前なんだろうけど、自分と違いすぎる。かっこええーなぁーー。もうピアニストのようにキーボードを扱っている。えっ! 今の何? どうやったらそうなるの? うそ〜〜 そんな簡単にできるの?私がやってるのは ひょっとして 間違ってるってことなの? そうやって 見ている心の裏には  くやし〜〜〜い 思いが 。そして どんどん つぼにはまり、私も がんばってやるぅ〜〜〜 と またしても スイッチが入ってしまうんです。自分でもわかってるんですが、非常に 影響されやすい単純な性格なんですわ。やっぱり 職人は かっこええわ。ほんま。
誰か 活 いれてくれませんか? ”あんた 今そんなことしてる 暇ないで!

”うん。。わかってる ”

 


15 Avril  
持ちこたえた1週間
 
今更ですが

エッフェル塔の

連写です

久しぶりに エッフェル塔の前を車で通り、気分爽快。カメラのレンズをもう少し下に向けると、観光客だらけなのですが、やっぱり すごいもの作ったなーーって思います。前を通過するだけで、写真を撮りたくなる心理・・未だに私はパリに住みながら観光客なんですなぁ〜。行くところはまだいっぱいあるので、ヴァカンス時期にパリを脱出することもいらず、安上がりです。

ワインだらけ

 

フランス中のワインが勢揃い。年にいくつか開かれるワインサロンのひとつ。業者がそれぞれに自慢のワインを持ち寄り、売るのが目的。買いに来るのは一般客もプロもいろいろ。驚いたのは日本人の女性の多いこと。パリで 料理やお菓子を勉強している日本人がとても多いということでしょうか。日本からわざわざ買い付けに来ているなんてこともあるんだろう。ここでは入り口で ひとりづつワイングラスを手渡してくれて、それを手に見て回り、試飲をしながら、製造方法やブレンドの内容などを業者の人から直接聞いていく。だが、いくらワイン好きでも 5,6種類飲むと もうわからなくなってくる。このあたりで、ソムリエの人たちがワインの特徴をまるで詩を語るように説明するのを思い出し、ひとり笑ってしまう。奥が深すぎて、どこから入ったらいいのやら。オットにくっついて金魚の糞状態。空きっ腹に飲み過ぎてはまずいとサンドイッチを片手に歩き回った約1時間のことです。全部を見て回ることはほぼ不可能。広すぎて多すぎて、飲み過ぎて、大変です。鼻の頭の赤いおじさんがいっぱいです。とりあえず 二人で気に入ったものを3本だけ買い、オットは レストラン用にいくつかの業者と交渉するべく連絡を取っておりました。行きなれている人は、ほぼ行くところが決まっていて、要領よく把握できるのだと思われる。売る方も買う方も、大変ですわ。

お馬に乗ったおまわりさん

ルーブル美術館のそばの大通り
お馬さんがカッポカッポ音を立てながら、横を歩いています。
チューリップを買いました

チューリップの花を生けるときは 花瓶に水をたくさん入れないこと。これが長持ちさせるコツです。

上に書いたワインサロン(行ったのは最終日の4月10日月曜)から戻ったら、体調が思わしくなく、翌朝、しっかり風邪を引いていました。それものどに来たので、かなり苦しく、熱がほとんどなかったのが幸いでしたが、ちょっと辛い1週間でした。厨房の仕事もクラスの指導も無事終わり、次の日曜から9日間のヴァカンスです。この6月、1ヶ月間日本で指導するクラスの準備など、その間にしなければいけないことが、たくさんありそうですが、少しゆっくりする時間を作ろうと思います。Topics も 更新 しますよぉ〜〜〜



10 Avril        
         
職人気質
 
       

 

となりの垣根

巴里も色づき、華やかになってきた。アパルトマンの窓辺に色とりどりの花が顔を見せて、心までうきうきする。

私は、職人気質のちょっとへんこのものと呼ばれそうな人が好きです。まじめで、それでいて人付き合いに関してはちょっと不器用だったりする。適当に口がうまく、世の中を無難に生きていけるタイプよりも、そんな人の方が、なんかその人のこだわりが見えて、覗いてみたくなる。日本で長くひとり暮らしをしていた頃から、そう言うタイプのおじさんに知り合いが多く、なにかというとよくかわいがってもらったものだ。行きつけの寿司屋のお父さんもそのひとり。さすがに客商売なので、人当たりはいいが、おべんちゃらを言えるタイプではない。5,6人も入れば満員になる小さな寿司屋をお父さんの代から受け継いだご主人。そんな店に 一人で入るのに私は半年以上もかかった。前を通るたびに様子を伺い、雰囲気をサーチしやっとの思いで食べに入った。ある日、今日入ろうと ふと思った。女がひとりで 寿司屋に食べに来るのも珍しいので、印象が強かったらしい。そうして店に通うとは、いろんな話をし、おっちゃんの素顔が見えてきて、人からでる味の正体がちょっとづつ見えてくる。「おっちゃんも もうちょっと若かったら、あんた 口説いてそうやな〜〜」なんていいながら、自分の弁当を私に渡して、「好きなおかず食べてえぇでぇ〜」なんていう。「おっちゃん!私 お寿司食べにきてんのにーー」「まぁ そんな堅いこと言わんと 食べてみ!おっちゃん 自分で言うのもなんやけど、この弁当 毎日 身内のもんが作ってくれるんやけど、ほんまうまいんや。ただのご飯やねんけど」言われて 遠慮もせず言われるままに食べてみると、ご飯がもっちりしていて、ほんとにおいしい。「せめて 金がもっとあったら、あんたのしたいことぐらいさせてやれるのになー」なんて、うれしいこと言ってくれる。私も 男勝りでやりたいことをやってる方だから、そう言う気質をよく理解してくれた人かもしれない。フランスにお嫁に行くことになって、日本を離れる前、魚ぐらいちゃんとおろせるようにと、寿司屋の開店前に、「長靴と包丁持って、ここにおいで」といわれ、1週間特訓を受けた。黒門市場のすぐそばなので、仕入れ先の魚屋から、捨ててもいいような魚を山ほどもらってきてくれて、「数たくさん練習するほうがええから、もろてきたんや。失敗気にせんと、何回もさばいてみー」店の仕込みの合間に、そうやって 教えてもらった。そう言う職人気質の人は、信頼感を持つと、本当に親身になって接してくれ、そこには、時間も距離も超えたとても深いものを感じる。やっていることと言っていることが伴っていて、そう言う意味の本物を感じるから、魅力を感じるのかもしれない。うまく言葉にはできないけれど、そうして感じ取ったものは、今も ずっと 私の心の根っこで、生き続けている気がする。ありがたいねー。

Veronique
ヴェロニク というと 女性の名前を 想像しますが、実は 花の名前でもあります。 日本ならさしずめ、ゆりちゃん さくらちゃん ってとこでしょうか。





9 Avril        
         
ふらんすご にほんご
 
       

連日、Topics の更新。いい子 いい子。(いつまでつづくんだか・・・・)
今日もバスの話題。通勤のバスの中、珍しく にほんごのおべんきょう をしているフランス人発見!なになに?? 結構難しいではないか!ひらがなで書かれた長い文章を漢字で書けるところを書き換えるなんていう問題を お兄ちゃんが必死で書き込んでいる。思わず覗き込む私。視線を感じてかその男性、私の方を見て、苦笑いしながらため息をついて、難しい〜〜〜って 顔をしてます。これどう書くのかわかりますか?って私書けなかったら結構恥だ!と思いながら、問題を見ると大丈夫、書けました。バスの最後部の座席は、ちょっと半円を描いたような、まぁるい形で、その人とは少し離れていたため、私が近寄る形でノートにその漢字を書いてあげたので、まわりにいた人もみんなそれを覗き込んでる状態。へぇ〜〜って顔してます。横の人は 中国語?ってその彼に聞いてます。そりゃそうだ。フランス人に中国語も日本語も同じに見えるのも無理もない。ちなみに フランス語の言い回しに ちんぷんかんぷん と言う意味で C’est chinois(セ シノワ)と言う表現があります。これは そのまま 「まるで 中国語だよ!」(ぜんぜん わからん!!)っていうんです。ともかく、外国の人が日本語の勉強をするときに、一番の壁になるのがやっぱりこの書く作業。フランス語の動詞の活用でヒーヒー言ってる私たちよりも、やっぱり 日本語を勉強している外国人の方が 大変だと思う。その男性と 終点まで一緒だったので会話が続きました。詳しくは聞かなかったけれど、息子が日本で生活をしているらしく、たびたび日本に行くのでと言うことらしかった。5年ほど前は 東京 横浜あたりの 電車の駅員は まったくと言っていいほど英語が話せなかったけれど、今は 片言でも 英語で会話ができる人が増えたそうだ。最近でこそ 英語表示も一般的になったけれど、それでも 外国の観光客にとっては特別の観光地でない限り、行動するのは勇気がいる。うちオットは、笑い話のようによく友達に ”日本では 住所がわかっていても、そこにはたどり着くことができないんだぞ!第一 表示がないし、道の名前もない。郵便がどうやって届くのか不思議だ〜〜”なんて、いってますが、まんざら 嘘ではない。だいたい、人の家に尋ねていくことが少ないし、住所を見ていくことは少なく、事前に 行き方を聞いて目印を目当てにいくことになる。生活をしている人間が不便さを本当に感じているなら何らかの形で改良していそうだけれど、人を家に招くこともそれほどしないし、住んでいるものがわかっていればいいというところでそれ以上の変化が起こらないところにも、日本人の生活の形態が表れているのかもしれません。フランス人にとっては、どうしても日本人の生活は閉鎖的に見えてしまうのでしょうね。まだまだ 日本は外国の人たちにとっては、遠い国です。

前菜

日曜は、夜 オットの店で コンサートがある日。午後の3時前くらいに 一緒に食事をすることがたまに。今日は 近くのレストランへ。このレストラン、オーナーは オットの昔の仕事仲間、ディレクター、シェフ、デザートのシェフ、給仕、みんな オットの店の常連客でもあります。気心も知れているので 気軽にいけるところです。
前菜は シンプルにボイルドエッグ。自家製マヨネーズがたっぷり。偶然なのですが、つい2ヶ月ほど前に ある企画でこのレストランのポスターを パリのデザイン学校の生徒に募集し、コンテストがあり、最優秀賞に選ばれたのがこの左に写っているはがきのもの。それも今日私が注文したものと同じだったので、気を利かして店の人がカメラのアングルに入れてくれました。

 

Margre de canard

メインに肉料理を選ぶことは 比較的少ないのですが、久しぶりに鴨を選びました。なぜかというと 隣の人が注文していて、おいしそうだったからです。ごく単純な動機ですが、よくある手です。蜂蜜を使って キャラメル状になるまで煮詰めたソース。付け合わせはジャガイモを皮のままボイルしてからソテーしたものと シャンピニオンのソテー。鴨の火の通り具合がほどよく、料理に気合いが入っていました。ここには写っていませんが出てくるバゲットが私の好みなので、ついついこのソースをつけて口に運んでしまいます。厨房に私達の注文というのが伝わっていたのか、隣の人のものより、さらに 豪華な大盛りで オットと 目を合わせて ニヤリ。さすがに、今日は 一日 一食でした。

 

以前にも書いたかもしれませんが、フランスのレストランで食べるデザートは、大人が, 唯一子供になる瞬間という気がします。日本では甘いものは女、子供が食べるものという感覚が強いように思うのですが、こちらでは男性がうれしそうにデザートを食べているのをよく見かけ、目にとまります。老夫婦が 「スプーン2つ 下さい。」といって 仲良くデザートを分け合っているのも可愛いでしょ?フランス人は話すことと同じくらい食べることが好きです。だから 私はここにいるのかな と思います。

毛繕い

夕方の庭のソファーを 独り占め



お茶のじかん

最近は 朝もお茶をいただくことの方が多くなりました。お気に入りの器もお茶に合わせて、楽しんでいます。




苺 あそび

私のつけたデザートのタイトル 苺あそび は 苺の素材を3種類の違った食べ方で楽しませてくれるもの。サービスをしてくれる私のお気に入りの彼女に、「なにか軽い目のものを頼みたいわ」というと 即答でこのデザートを勧めてくれた。想像以上のおいしさでした。苺のタルトの上に乗っているのは、ピスタチオのバタークリーム。ちょっと、こってりしているのですが、このほんの少量であること、そして冷た〜くひやしていることで、うまい調和がとれています 。小さなグラスの苺のソースは、酸味を最大限に残し、甘みを控えたもので、これも違ったバリエーションです。私は このままをいただいて 最後にタルトとアイスクリームに少しかけて、いろいろ楽しみました。アイスクリームももちろん 苺のつぶつぶが入っていてこの季節ならではの 一皿でした。最近 デザート担当になったのは 黒人の大柄なシェフで お菓子作りに命かけているみたいと その彼女が 彼の仕事ぶりを話してくれました。ここのレストランは 行くたびに メニューが 一転して 飽きません。でも今日はこのデザートのメニューが ひときわ斬新になっているのに驚きました。調理場か次々出てくるデザートに、始終釘付けになっていた Chouchou であります。



料理の仕上げは 笑顔で

せっかくなので、その彼女 紹介しましょう。よく動き、気がよくつき、気さくで気取らないところが大好きです。食べる側には見ることのできない厨房での料理人達の熱意を彼女なりの表現で伝えてくれます。私も普段は厨房にこもって仕事をしているので、そんな彼女の心遣いがどれほど作る人間にとってうれしいことかよくわかります。厨房のみんなからとてもかわいがられているのも当然でしょう。笑顔を絶やさないもてなしは、おいしい料理を 何倍も引き立ててくれますね。余談ですが、この彼女の後ろに写っているカップル。テーブルの上でお互いの指を絡め合いラブラブでしょ?こんなカップルが今日はいっぱいでした。

 




 7 Avriil        
         
やみつき
 
       

 

味には こだわり 手を抜いて




毎日 自分の食べたものを載せてどうするんだって言われそうですが、今日のは、なんで、もっと早く作ろうとしなかったか、後悔してしまいそうなくらい、はまりそうです。ただの鍋なのですが、やっぱりヘルシーで、食べた後の満足感が胃にもたれず、すっきりしています。野菜がたくさんいただけるし、はっきり言って料理としては 手抜きのお気楽メニュー。仕事から夜戻るのが遅い日は、どうしても11時半になってしまうので、寝る前の食事になるので結構悩みの種でもありました。もう、これで決まりにしよう! しばらく この鍋料理バリエーションで、がんばってみようと思います。オットは毎晩レストランの仕事から、戻ってくるのは夜中の3時前後、ほとんどがひとりで食事することになります。物足りない気持ちにも慣れ、今は ひとりご飯を楽しむ方向へ向かっています。仕事に行く前に鍋に水をはり日本から買って帰った羅臼昆布を浸して下準備。今日の鍋の中身は、白菜 豆腐 ニラ 一度さっと湯がいてアクを取った豚の薄切り肉、それに先日仕込んでおいたつくねを冷凍庫からだし、ひたひたの水をいれ火にかけてもどしたもの。これは 揚げた後の油抜きにもなるので、ふわっとあっさりとしていろんなソースに合わせられます。今日は一緒に鍋には入れずに、鍋の具と同じポン酢で いただきました。そしてこの土鍋は、以前日本からいらしたお友達がお土産にくださったひとり用の可愛いものです。コンロで準備して、食卓に運んでも食べ終わるまで十分暖かくて大きさも手頃。オットが 僕も食べたい! と言い出さない限り、独り占めしそうです。おいしいものを作るためには、まず 自分がおいしいものを食べなくては! これ 基本です。

夕べは イタリア人の Pizza

旦那のレストランのそばにある ちっちゃなPizzaの店に二人で出かけ、久しぶりに一緒に食事。私の注文したのは、トマト チーズ タマネギ チョリソ それに 卵をのっけた Pizza Chef 。イタリアなまりのフランス語のご主人が 切り盛りする本場の味です。スパイスのきいたチョリソが、私の好み。これほどまでにポピュラーになったPizzaも こだわりがあって 奥深いものです。一度は イタリアに行ってほんものを味わいたいものです。




4 Avril        
         
ちょっと いいこと
 
       

 

やっと 見つけた!

台所の入り口のスペースに 丁度あうサイズの収納棚を、長い間探していました。この手前の4段の引き出しのついたものです。できるだけ安くという基準に納得できるものがなかったので、見つけてサイズを計ったときは、もうこれしかないと思ってしまい、即 購入しました。冷蔵庫の扉の開け閉めに、邪魔にならないのが、うれしい。今までは 必ずどこかに引っかけていたので、今はそう言うこともなくスムーズで、大満足です。オットも よく こんなピッタリのを見つけたね!と 喜んでくれました。いろんな種類のお茶を整理し、日本料理の調味料やもろもろが取り出しやすくなって、まだスペースが空いています。やっぱり収納場所はたくさんあると助かります。




 

お昼寝の場所
ウナギの寝床のようなうちの庭の 奥には、籐の大きなソファーがあります。(3つのクッションをおいているのがそれ)奥行きがたっぷりしていて、なだらかな傾斜のついているもので、ごろんと 横になって寝返りをうっても、落ちたりしません。夕方 いったん仕事から家に戻り 一息つくときにオットと この場所の 取り合いになります。これから 8月くらいまで 夕方には ここに 陽が当たり大きな木があるので木漏れ日になりほんとに気持ちいいんですよ。

今日も 気持ちの良いお天気です。相変わらず続いているストで、通勤のバスが不定期であること以外、すこぶる体調も良く、いい滑り出しで今週も始まりました。しばらく Topics の 更新も 快調ですなーーー。別に特別 書く内容がなくても何か書きたくなる。ほんと 気まぐれだこと。

さぁて 今日のタイトル「ちょっといいこと」は、人にいいことをして喜んでもらったと言うお話。
仕事が終わって帰りのバスを待っていたときに、一緒にいた年配のご婦人に、「このあたりに公衆電話がありますか?」と尋ねられた。そこは 終点駅で 大きなターミナルになっていて、ただただ広いだけで、まわりにはないにもないところ。携帯電話の普及とともに公衆電話は、ずいぶん少なくなった。大きな荷物をもった年配の女性に、電話をかけるために遠くまで歩かせるのは、あまりにも気の毒なので、とっさに 私は自分の携帯電話を使って下さいと、差し出すと、実は・・・、と この方も 携帯電話を持っていて、聞くと 便利だと言うので 買ったのまでは良かったのだけれど、使い方が まったくわからないのだという。ちょっと恥ずかしそうにその人はバックからその電話を出して見せてくれました。何度やってもかからないのは、番号を正しく押せていないのかもしれないと何とも情けない表情です。無理もないです。使い方がわかって初めて便利といえるもので、今の時代、次から次へと新しいものが作られていく中で、本当に誰にでも便利かというと、確かに 年配の方にとっては、すぐに手のでない、厄介なものであるのも無理はないだろう。何とか手助けできないかと、話し始めてみたものの、私は フランス語力がまだ不十分だし、携帯電話の使いかたも、それほど理解できているわけではない。でも乗りかけた船、私にできるだけのことをやってみようと、その電話を手にしました。今までいくつか使ってきた電話の共通点を参考に、いろいろ操作し、ご婦人から渡された番号を最後に押して、手渡しました。ことは これだけのことなのですが、ご婦人は たいそう喜んで、電話の相手と話しながら、私に ありがとうありがとうと、体で 表現していました。困ったときはお互い様。ここに来て、フランスの人の役に立てるくらいになったことが、今の私にはちょっぴりうれしかったんです。日本ならたいていのことには対応できても、ここではまだ慣れていないことも知らないことも一杯。騙すつもりはなくても、文法の間違いで思ったことを正しく伝えられていなかったりすることもある。日常起こる些細な出来事に対して、必要以上に緊張してしまいやすいのですが、こういう経験をすることでまた自信につながるのだろうと思います。そして 年配の人にはできるだけ 気遣いをもって接してあげられたらなと心がけています。





2 Avril        
         
ひとりごはん
 
       

今日のひとりご飯のメニューは 韓国のチジミ に 冷や奴 それと昨日大量に仕込んだ鶏挽肉のつくね。ちょっと変な組み合わせだけれど、なかなかいけました。広告で見つけていつか行こうと思っていた食材店に行き、こちらでは買いにくい肉の薄切りや挽肉をまとめ買いしました。韓国の方が経営されている店で、少々わかりにくい場所なのですが、内容は充実しているし、店の方もとても親切でした。そこで、このチジミのもとなる粉(同じもの日本のサイトで見つけました)を発見して急に食べたくなったという次第です。普通の小麦粉でも大丈夫なのだとは思ったのですが、あえてこれ用に作ってあるのだから ひと味違うのかな?と思って作ってみることにしました。袋の裏は当然ながら韓国語で作り方が説明してあり、まったく読めないのでお店の方に聞き、お勧めの具も一緒に買いました。ポワローを 縦にスパゲティーみたいに細切りにしたものもチジミ用に売られていて、これ入れるとおいしいよ!ということで これにニラ そしてクルジェットなんかも入れるといいそうです。あとは海の幸 海老とかイカなどがいいらしかったのですが、あいにくないのでそのときに買った豚の薄切り肉と 残り物のちくわなんぞを入れて、野菜たっぷりです。これはお好み焼きと違って、薄い目にカリッと表面を仕上げるのがいいです。香ばしくていい感じ。焼き上がりのパリッとした表面と小麦粉では出ない、もっちりした生地のバランスが グッドです。パリにてうれしいのは、いろんな国の料理もその国の人が実際に作っていることが多く、本物の味を比較的たやすく味わえることです。なので、今日行ったお店でも、韓国の方から直接話が伺えてうれしかったです。互いにたどたどしいフランス語で話すのも、親近感がわいて不思議なものです。日本にいるときよりも韓国の人が身近に感じられ、そういのもやはり海外ならではの感覚なのでしょうね。ついでに お勧めのキムチも買って帰ると、オットは早速つまみ食いして、えらく気に入ってました。ほんとに好き嫌いのない人です。とりあえずはスパイシーなものが好きなので、ちょっと味付けがうまくいかなかったときなど、思い切り薬味を入れると、ごまかせたりするのはちょっと助かります。(内緒!)大量に仕込んだつくねは、一晩寝かして作るちょっと手間のいるものですが、小分けにして冷凍しておくと食べたいときに食べたいだけもどして、ソースをからめるだけなのでとても重宝します。ということで、本日は食べ物ネタのみ。

本日のひとりご飯

おいしくて健康的!
メインは韓国のチヂミ
あっさりとお醤油でいただきました。



31 Mars      
       
今年のパリの 桜情報
     

 

春の色 今日の景色

このさくらの種類は 未だにわからないのですが、このほんのりとした淡いピンク色が 気持ちまで 和らげてくれます。仕事に行く時間を 少し早めて 公園で 一息 ゆっくり。人気の少ない場所なので、穴場です。だから、誰にも教えません

左の写真が今日のもの。左下の写真が 今月1日に 写したもの。何を着たらいいのか迷ってしまう。春らしくなったなと思った矢先、さくらまで こんなに咲いてしまい、少しあっけない気がします。さくらのつぼみがふくらんでいたことにも気づかないまま、マフラーをぐるぐる巻きにして、前を通り過ぎていたんですね。それにしても 植物の生命力の強さには 圧倒されます。3月にはいると、パリのあちらこちらで、木の植え替えや、枝の伐採など、専門の人達が、盛んに動き始め、それを目にすると、もうすぐ春が来るんだ!と感じさせる風物詩のようになっています。  
新聞で見つけた今日のこんな記事。

「世界一美しい通り」とフランス人が自慢するシャンゼリゼ大通りも、冬の間は街路樹が枯れ木になってどことなくわびしい感を免れない。5月に若葉が一斉に吹き出すのを待たずに、なんとかシャンゼリゼを春らしく装う手段はないか。そこで、日本びいきのシラク大統領が鶴の一声で決めたのが、日本のソメイヨシノの植樹だ。政敵であるドラノエ・パリ市長も、このアイデアには快く賛成したという。世界一美しい通りで世界一美しい花を愛でる…4月1日が見ごろのシャンゼリゼの桜を見に行こう

これが実現したら、それは見事な光景であろう。フランス人も桜の花に下で 宴会を始めるんだろうか?いや一番に日本人が占領するのでは・・。日本の春は 新学期をはじめとして 様々な部分での切り替えの季節。その時期に咲く桜は、気持ちあらため 良い方向にものごとが進むように願う気持ちが込められているのかもしれない。見た目の美しさだけではない部分で感じ取っている日本人は 他の国の人が感じ取るものとは違ってくるのも当然かもしれない。



今月はじめは まだ こんなに雪


猛吹雪が続き、一番分厚いコートを 引っ張り出してきていました
今年の春は、まだずいぶん先のことと、覚悟を決めていたら・・・
どうやら、今回は本当に春が来たようです。
寒の戻りもこれで終わってくれることを願いましょう。

 
春と言えば
やっぱり ちらし寿司かな〜。って また食べ物の話。恋しいのは 蕗やうどのかおり。さすがに、これはまだパリで見たことはない。最近は冷凍物がたくさん出ているので、何でも手に入り便利になったけれど、やっぱり旬のものは生がいい。
お茶のおとも
おいしい日本茶を入れると ちょいと欲しくなる相手。この手のおかきは スナックとして フランス人も好んで食べているようです。中国人のやっている店なら安く出手に入ります。パッケージを見ると タイ製になっていますが、表書きは日本語。全然違和感ありません

そう言えば つい先日、テレビで 日本の映画を連日放送していたときに、伊丹十三の ”たんぽぽ” を見ました。行列のできるラーメン屋を作ろうと、ひとりの未亡人(たんぽぽ)を中心に人が集まって、ああやこうやとアイデアを持ち寄り、未亡人の腕を磨く特訓が始まる。映画も 食べ物が出てくるものは、とりわけ好きだ。ほのぼのしていて いいなぁ。伊丹十三は食通でも有名だったから、台詞の随所に出てくるマニアックな専門用語が、その雰囲気とギャップがあるために、おもしろさが倍増。生牡蠣や卵の黄身をエロティックな描写で笑わせるが、どこか切ない。庶民の味 ラーメンを とことん追求し、最高級料理として魂を注ぎ込むこむ執念。そこには それぞれの人間の生き様が浮き彫りになる。見終わって、あぁ夢中なるっていいなー。人が真剣に夢中になっているときは、端から見ると、おかしく見えることもあるのかもしれないけれど、そう言う気持ちが年齢とともに なくなっていくとしたら、それは悲しい。フランスにいると、人からどう見えているかと言うことが基準になって、気持ちを抑制することは少ない。いい歳してとか、あの歳でよくやるなんていうのは、ひがみの裏返しなのかもしれないと思う。歳は体より 気持ちから取っていくんだと思う。分別があるという表現が大人らしさにつながるのはわかるけれど、知りもしないのに知ったふりをするのもそう言う見栄なのかな。知らないことは恥ずかしいことではない。大人だって間違うことあるんだからね。今も仕事していて思う。失敗を恐れるな!失敗をしたときほど、進歩がめざましい。自分の前に道はなし。自分の後ろに道ができていく。私のなかにはいつもそんな思いがある。

 




29 Mars        
         
は〜るよ 来い!
 
       

日本では さくらの開花の知らせがあったそうですが、パリは まだまだコートの手放せない寒い日が続いています。3月は雨もよく降るので、寒さとダブルパンチで、底冷えします。ゆっくりお風呂にはいるのが、何よりのご馳走。またしばらく、更新していない間にも、書きたいネタがいっぱいあったはずなのに、いざ書き始めると何だったかしら???と、思い出せず、毎日仕事に追われて生活するのは、いけないと反省しています。去年から、新聞にちょっとしたコラムを書かせていただいていたのですが、これも、今月一杯が区切りで最終回の原稿を送ったところです。こうして、自分のサイトに気ままに書いているのとは違って、テーマに沿って自分らしさを出しながら、決められた文字数で文章をまとめるというのは、素人の私には難しかったけれど、逆に制限された中で表現することによって、今までにはなかった「書くことのおもしろさ」を 少し体験できたと思う。書き上がった原稿が記事になり、その紙面をバスの中で読みながら,ちょっとした満足感を味わいました。せっかくいい経験をしたのだから、ここにもいい文章を書かなくっちゃ!と、意気込むとまたこれが、うまくいかない。何事もそう言う見栄をはりはじめると、無理が出てくるものなんでしょうね。実に正直なものです。わずかながらも原稿料などというものをいただいて、ちょぴり満足。

 

 

本日は正面から失礼します

毎度おさがわせのMichkaでござい
アイロンかけの直後のアイロン台の上です。
お鼻のまわりが黒いのでいつもうまく撮れないのが今日はわりにうまくいきました。わたち こんな顔してます。しっかりカメラ目線ですね。
あじさいには雨が似合う

庭仕事

冬以来ずっと ほおりっぱなしになっていた庭を やっとの思いで 片付けました。毎年恒例になった木の伐採(枝が伸びすぎて 危険性があると言うことで、市から強制的に切り落とされます)のときの 木の枝、枯れ葉が一面にひろがってそれはそれは荒れ放題のひどい状態でしたが、やり始めると ものの1時間ほどで この通り,随分すっきりしました。うちの庭は水はけがあまり良くなく何か良い方法を探していたときに思いついたのが、小粒の砂利を引く方法。去年 知り合いに頼んで 大きなショベルカーで 砂利を ドサッと 庭に 運んできてもらいました。お陰で 手入れがうんと楽になりました。今はこんな風に デッキ用の 床板を 並べて 歩きやすくしています。今年は ゆっくり庭で食事ができそうなので 楽しみです。

 
色とりどりのあじさい

あじさいは太陽光をそれほど好まないと言うことがわかり、それなら家の庭は丁度いいということで、さらに買い足しました。毎日の水やりが、楽しみです。
フォアグラとエスカルゴの日

ある日の夕方 ちょっといいカフェを見つけた!と オットから 電話があり、口伝えでその場所まで到着できるかどうか少し不安でしたが、自転車で探し当て、無事合流。アペリティフにフォアグラと エスカルゴを。さすが ここはパリであることを実感 。鶏のインフルエンザの問題で日本への輸出が現在ストップ中ですが、こちらの人はそんなことはお構いなしって感じです。
変な外人!?

日本のお土産に買ってきたTシャツ
オットの 大のお気に入り
かなり目立ってます

*** ひとこと***


2,3週間ほど前から、BBS の掲示板に いたずらの書き込みが 続き、しばらくの間、コンテンツからはずしていました。セキュリティー機能を使って、書き込み拒否にしたので、今のところ 被害がなくなったもようです。また 元に戻しましたので また 何なりと 書き込みしてくださいね。お待ちしております



5 Mars        
         
映画は楽し
 
       

 

Patisserie

映画のなかで メインになっている店の様子。床の古いタイルの柄が広い店内の雰囲気を優しく包み込んでいます。

切り取られた場面

ストーリーの中で、私の脳裏に焼き付いている香り・そして色。いつだったかオットと家の台所の改装を 夢見ていろんなアイデアを考えているときに 浮かんだものは まさにこの色。グレィッシュなブルーにチョコレート色。今もまだ あきらめていない。いつの日か こんな色のキッチンに生まれ変わるのを夢見ています。




もう一度 見たいとずっと思っていた映画 ”Chocolat" 新しく買った私のパソコンMACはDVDが 見ることができるので、思い立ち早速DVDを買ってきました。何度も見ることができるのは、うれしい。あらためてやっぱり大好きな映画だなーーと見終わっていい気持ちになっています。Juillette Binoche と Johnny Deep が主演。人間の奥深い強さとその裏にある繊細さを 控えめな演技で描き出している。私は 普段 五感のなかでも 色 というものに刺激されやすいと感じているのですが、この映画は いたるところにそのアクセントになる色が 小物に使われていて、それらもこの映画の中でとても重要な役目を果たしています。この映画では 今の甘いお菓子 チョコレート というだけではなく、その昔 飲み物として生まれた“ショコラテ”が、その当初≪神様の食べもの≫といわれ王侯・貴族や高級僧侶など間で、大変貴重なものとされ、そしてその効能が「適量を飲むと元気になり、快活、活気づく」とされていたというエピソードに基づき、 ちょっとした処方箋のような扱いをされています。店に来た人それぞれにあわせ、いろんなスパイスを加えたチョコレートが選ばれ、半信半疑で口すると、皆顔がほころびそれまで眠ってい感覚がよみがえるのです。小さな街の中で 複雑に絡み合う人間関係も、この魔法がそれらを和らげていきます。映画なのでもちろん誇張しているのはありますが、十分にあり得ることでしょう。とうとう仕事にしてしまった私の料理も、欲を満たす、健康を取り戻す、気持ちを和らげる、団らん、といったものへつながる大きな役目を果たすのなら、こんな素敵な仕事はない!そんな気持ちがあります。国境もないし、言葉もいらない、特殊な仕事と言えるのではないでしょうか。まっ そんな難しい話はともかく、ほんとに幸せな気持ちになる映画です。うれしいのは フランス語で見ながら フランス語の字幕もチョイスできるので、わからない単語を引くことができるし、映画の場面と一緒に覚えられるので、一石二鳥です。

Chocolat chaud
この映画の最後のシーンで出てくる
このChocolat chaud を 注ぐ場面
私が気に入ってたくさん買いだめしているカフェオレカップと同じもの。
始めにこの映画を見た頃には気づいていなかったけれど、なんとなくこういうたわいないことがうれしい。

我が家の台所
うちのアパルトマンは 築約100年 。これは 多分そのまま残っている古いもののようです。タイルと言えばポルトガルと言うイメージを持ってしまうのですが、これはそんな雰囲気のもので、私のお気に入り。

 




01 mars        
         
さぶいよぉ〜〜
 
       

なんだぁ〜〜〜 この寒さは! 先週は昼間ぽかぽかしてる日があったのに、無理矢理真冬に引き戻されたようなお天気です。夜、仕事を終わって外に出たら、真っ白の雪景色。見てるぶんにはきれいなんだけど、寒さがこたえます。
こんな寒かったかしら? 5年前の今頃・・・・。この3月3日は結婚記念日です。式の当日、探し当てた着物の着付けをしてくださる方に家に来てもらい、髪を結い上げ、着付けをしてもらった。そのまま市役所へ向かうときに少し、胸もの寒いかなと思ったくらいでしたが今年ほど寒くなかった記憶があります。結婚した当初は、言葉の十分ではないし、わからないことだらけで、緊張の連続。普通なら新婚のあま〜い雰囲気がしばらくは続いて言いそうなのに、ただただ疲れ切っていた。考えてみるとお互いの仕事も5年前とは、まったく違うといっても言い過ぎではない。今は お互いに忙しすぎて一緒に過ごす時間が少なくなったけれど、何とか私たちの生活のベースができたと思う。居候のような気持ちで住み始めたこのアパルトマンもすっかり私の家になった。これからまた5年、どんな展開をするのでしょうか・・・。こんな話題をしておいて、縁起が悪い?!かもしれませんが、今朝オットから同じアパルトマンの上の階に住む友達夫婦が また別れたらしい。うまくいっていなさそうなことは知っていたのですが、ああーーまたか! 最近は慣れてしまって私の反応も「へぇ〜〜 」くらいでとどまっています。離婚するのってフランスはとっても大変なのに、みんなすごいなぁ〜〜。その行動のパワフルさに圧倒されそうです。比較的 しょんぼりしているのは男性、女性はすっきりしたと言う印象がします。どうしても 言ってしまいそうです。ねぇー みんな 同じ失敗は繰り返さないようにしようよ!!って。でもこっちの人は反省することよりも、ポジティブに前向きに行動することの方が大切なようです。変に過去を引きずって生きていくよりいいと思いつつ、彼らを見ていて いろんなことを考えてしまいます。

メリーゴーランド
パリ市役所前のメリーゴーランド
子供だましの安っぽいものとは大違いの
すばらしく手の込んだものです。一度は乗ってみたい!
大人も子供も

子供を大切にするという考えはどこの国でも、同じなのでしょうが、そのために大人が我慢するというのにも、程度があるのでしょう。フランスでは、大人が楽しむために、子供は大人に従うと言う部分がごく当たり前に、しつけとして教え込まれていると思う。何でもかんでも、子供優先にするということが、いいかどうか 疑問です。

お絵かき

雪が積もっていると、何かやりたくなる。
誰の車か知らないけど、落書き!
後はちゃんと消したんで許してね
 


27 Fevrier        
         
盛りだくさんの1週間
 
       

 

あんたに何がわかる?

そんな私の前に場所とってさ。真剣に見ているけどわからないんでしょーー。ほんと邪魔なのよね いつも


狐の嫁入り

パリの2月は よく雨が降る と言う印象が私にはあります。日本の梅雨のように湿気はないので 不快感は少ないですが、まだ季節的に寒い時期なので、底冷えするというくらいでしょうか。こういう天候を見るとぱっと狐の嫁入りと言う言葉が出てくるのですが、直訳しても伝わらないので 残念



いやーーー! まいりました。なんというか、気がゆるんでいたというわけでもないのですが、かかってしまいました。ガストロ ってやつに。ずっと 何かに当たったんだ(懸賞じゃないよ!食中毒のこと)と 思いこんでいたのです。あんまりひどいんでもしや・・・と、思ったらまさにこれでした。フランスのニュースで1月にもうすぐパリに このガストロが流れ込んでくるという注意情報が流れていて、知っていたのに、こういうとき どこか他人事で聞いているんですね。ガストロこれは 感染性の胃腸炎のことであります。ひどい嘔吐、下痢、発熱が主な症状。今回の私の場合、この熱が全くなく嘔吐と下痢それに頭痛、この三つの症状が1週間続きました。食欲があること、食べるれることの幸せをやっとかみしめられるようになり、書き物をしているそう言う状況です。でも、ほんとここだけの話、これって、仕事休まないといけなかったのでしょうね。仕事が仕事だけに、ちょっと気がつくのが遅かったので、もう後の祭りです。一番症状のきつかった日は、どうしても仕事に出られないという同僚とシフトを入れ替えていたので、出勤しなければならない日だったので、最悪。でも結果的には厨房の仕事も、踊りのクラスも 普段通り全部こなしてしまいました。ちょっと無理をすることに慣れいているのも考えものですなーー。フランス人なら当然のごとく休んでいるだろうと思われます。でも、はっきりこれにかかったと始めからわかるわけでもないので、少し時間がたってしまい、その間に人にうつしてしまっているのかもしれません。だから予防するのも難しい。だから、みんな怖がってる、そう言うことなんだと思います。でも、普段食欲がないなんてことがないので、ある意味私も普通の人なんだ!と思えました。辛いさなか、食欲がなくて食べられない食欲があるのに食べられない食欲がないのに食べられる食欲があって食べられるーこれらの症状に順位をつけたら最悪は食欲があるのに食べられないーこれが一番辛いと考えるのは患者の立場であって、病気を治す医者の立場としては、食欲がなくて食べられないと言う状況の方が良くないと判断されるのかなどとつらつら考えておりました。 さすがに何か食べないといけないと思って、口にしたのがバナナ。これが美味しいと感じられてうれしかった。でも、このガストロ、清潔好きの日本人にとっては強敵であります。不衛生という点ではこのフランス、ニューヨークの何倍も上をいくそうです。破傷風のワクチンを打たなければいけない国なんて・・・ねぇ〜〜〜。外観は世界に誇る美しさなのに、実態はというとこれが現実なんですね。生まれたときからここに住んでいたならしっかりと免疫力が備わっていくのでしょうが、なまじっか清潔好きの日本から移り住んだ場合は、とりあえず一度はこのガストロの洗礼を経験するのがフランス住民になったと言える儀式なのかもしれません。でも、かかるとわかるけど、もう二度とかかりたくない!病気です。ほんとこりごり。

バカラ美術館のシャンデリア
さすが バカラです
この豪華さ
気品があります
つい、地震が来たらどうしようなんて考えなくてもいい、ここはフランス
このシャンデリア ゆっくり回転しているんです。
Mariage Frere

紅茶で 知られるマリアージュ フレール
久しぶりに出かけました。今回は 日本のほうじ茶も買ってみました。お味はどんなものでしょう。楽しみです



La ferme du Bouisson

突然、仕事中に携帯がなり、誰からかと思ったら、ダンス仲間のひとり、もとは私の生徒で今は 世界のいろんなところで 活躍している男性からの 声。フランスには招待されると言うような形でくることもあるみたいだが(うらやましい・・・)今回は約1年がかりでフランスのメディア関係の人達とのコラボレーションで新しい試みに挑戦、その発表がこの土曜にあるというのです。体調もいまいちだし・・・と思いつつ、こんな機会見逃すわけにはいきません。行ってきました。パリ郊外 ディズニーランド近くで、工場のような大きな建物(La Ferme du Bouisson)で ダンスや現代アートの催しが ありました。やっぱり生はいいです。ビールも舞台も。今回の作品は 映像と人がからみあうというもので、ダンサーは彼ともうひとり女性との組み合わせで、テーマに使ったのは「まる」という映像。点からがはじまり、立体に使ったり、平面だったり、どこか日本的と思わせるものがここではまた違ったものに感じられたりして、イメージをふくらませていて、ダンスの世界も多様化しているなと肌で感じました。作業の複雑さを想像すると気が遠くなりそうだけれど、それらに違和感を感じないということに驚き、今までにない新しさを感じました。こういう新しい試みをすることに対して、フランス人はとても意欲的です。試作段階を楽しむ傾向が多いのでしょうか。未完成なものに魂を注ぎ、ものを作り出していくこの行程が好きなんでしょう。こういう感覚がごく一般の人たちにも普通にあるというのがいつもすごいと思ってしまうのです。日本は多様化とは言いながら、お互いが刺激し合い混じり合うことよりも、それぞれの分野がより高い水準のものに確立されていくことを好むのかな?と言う気がします。純粋であることの貴重さもわかるのですが、そこに遊びがないのが残念に思うのですが、言い方を変えれば日本の良さでもあるのかな?? よくわかりませんが・・・・ともかく、こっちの人は 見る側も 作る側も みんなのびのびしているし、正直な感想をバンバン言う。年齢層の広さもやはりこの国も文化水準をしめしているのでしょうか。普段は フランスの愚痴が多くなってきている私も、今日はやっぱりフランスって いいなーー と 思いました。久しぶりにいい刺激でした。


 



20 fevrier        
         
本音が顔を出すとき
 
       

これは特別フランスにあるという光景ではないのですが、こちらの人は 感情を素直に出してしまうので、ちょっと 笑ってしまいそうになります・・
バスの中には、日本にもあるように優先座席というものが設けられてられています。それに、障害がある場合や、高年齢の方は特別のカードを乗車の際に提示し、すでに座っている人にもそれを見せることで、席を譲ってもらえると言うものですが、ある日、どうしたことか、年配の人ばかりが次々と乗車してくる日がありまして、その人たちの表情はもう当然私は座れるはずと思っているのです。それがすでにその優先座席もそのまわりの一般席も 年寄りばかりで、一瞬ですが ぎょっとした顔を見せるんです。自分よりもはるかに歳が上の人に向かって、カードを見せるわけにもいかず、腑に落ちないという 微妙な表情です。そのバスに乗っているわずかな若い人達は、次々に乗ってくる年輩の人がどういう態度で、それらを受け入れたり、または その中でも譲り合ったりする状況を、観察しているのです。確かに 妙な雰囲気でしたが、ある意味の人間の本音が、ちょっとした行動で見えてしまうと言う場面を、まのあたりにし、さぁて、自分は どういうタイプになるんだろうかなんて、ちょっぴり考えたのではないかしら・・。同じようなことですが、メトロの中でも・・。車両の中に乗り込んだかと思うと、大きな声で自己紹介をし、要するに ”お金をめぐんでおくんなさい”というやつ。今日出会ったのは、すでに その車両でひとりの人が 演説を始めていてその最中に、次の駅から別の人が乗り込ん できたというわけ。日本のように車両は 続いていないので、乗ってしまうと缶詰状態で動けません。その人は、仕方なく、すでにその車両をなわばりに行動している同業者の演説を聞かされる立場になり、これまた腑に落ちない表情。もろに 畜生!って顔です。どういうんでしょう・・。人間勝ち負けではないんでしょうが、自分たちがどれほど恵まれていないかを、競って、何かをしてもらうのが当然と開き直るのも考えものでしょう。まだまだそれでも、フランスは 車内で席を譲る譲られるという行為が自然に、ごく当たり前に行われています。行為に甘えず品よく断るマダムや いや〜 ほんとありがとう 助かるよ!と うれしそうに 話すムッシュ。なんでもないやりとりから会話が続いていくこともよくあること。こういうのは、見ていても気持ちのいいものです。まだまだ携帯電話を大声で使っている人もいますが、これもあれも、フランス流ということでしょうか。 わかりやすいという意味では単純でいいのかもしれませんなー。

食べたいときが作りどき

ある意味「毒」です。突然食べたい!と思ったときすぐに作れてしまうのは。今日も思い立って8分後、思った通りの味に仕上がった”山かけそば”がこの通り!目の前に。近所の中国人がやっている店に常時、山芋をおいているのを発見!ありがたい、ありがたい。今日は寒いので 冷やさず暖かいもの。なんだか体に優しいんだわ〜〜ほっこりして・・・・・・・うふふ・

 




19 fevrier 2006        
         
日々あれこれ
 
       

最近、日本に帰ったときに買った ipod  で落語を ダウンロードして 楽しんでいます。これがなかなかよろしい。なんというか落語独特のテンポが結構つぼにはまって、まったりできるんです。こういう雰囲気のものはやっぱりフランスにはありません。たいがい、こうやって Ipod を聞いている人は、音楽がほとんどで無意識に体でリズムを刻んでいたりするのを見かけるけれど、私の場合、ニヤニヤしてるんではないでしょうか・・。心がけて伏せ目がちに下を向いて聞くようにしているのですが、おかしいときはやっぱり笑っちゃいます。便利な世の中ですねぇ〜。昔には考えられないことですからね。日本にいたら落語がどこかから聞こえてくるなんてことがあり得ますが、ここではこうやってでもしないと聞くことはできません。言葉が違うとどうしてもその笑いの種類というのにもお国柄あって、5年たっても未だフランス風の笑いのセンスにはついていけないのは、時と場合によっては、かなりの苦痛であったりします。意味がわかっても「それの どこがおかしいの?」ってことになるんです。日本人とフランス人のハーフの友達に言わせると、日本人とフランス人が混じっ遊ぶとおもしろくなくなるそうです。なぜおかしいのかを説明しなくてはいけないからなんだそうです。そりゃ当然でしょう。年齢の違いによっても笑いの種類も違ってくるし。みんなで一緒に笑えると言うこととは違いますが、自分の中で うふふ とおなかの奥の方で笑えるのは、精神衛生上 かなりいいみたいです。

14日は?

日本にいた頃は 税金の申告で頭が痛かったこの時期。今日はチョコレート屋さん、花屋さんは、たくさんの男性でいっぱい。日本のように女性から男性というこだわりはないみたいです。なので ホワイトデーはさすがにフランスではなさそうです。私もちょっと奮発してこんなチョコレートをオットにプレゼント。想像以上に喜んでくれて、まずは 大成功!
与 勇輝 の世界

一つ一つの表情に込められた思い

日本の母からメールで、今 与 勇輝さんの人形展がパリであることを知らせてくれました。
16区のトロカデロの 近くにある バカラ美術館で、日本に先がけて彼の作品が公開されると聞いて、早速行ってきました。バカラと言うだけあって、内装もかなり手の込んだものです。入り口を入ると両側に クリスタル製の 暖炉があり、赤の絨毯を敷きつめた階段をあがり、展示会場へ。設けられた小さなスペースに彼の作品が、並んでいます。人形達の表情に 思わず心を奪われてしまい、一瞬なのに昔のいろんなことが思い出され、しばらく触れられていなかった自分の心の一部が、くすぐられたような不思議な時間でした。作品はガラス張りのウインドウの中ではなく、舞台などで使われる紗幕(しゃまく)を 使い、薄い布を通した柔らかい光が、人形の表情を優しく包むように照らしています。一つのテーブルをぐるっと回るように、見ていくようになっていて、人形達の背中の表情もすべて 見ることができます。日本人独特の「やさしさ」とか「強さ」を失いたくないなと 思って作り続けているという彼の言葉が、そのまま伝わってきて、見ている間に私までも、その人形達と同じ世界にいるような気さえしてしまいました。思いを形にすることの尊さ 優しい表情の中に 作品を作り上げる気の遠くなるようなその作業を思うと、伝えたいと言う彼の強い願いが伝わってきます

人形達の表情についてこう書かれていました。
自然に動物的につくることを心がけている作者の作品には、あまり笑顔がありません。
笑う顔は一瞬の表情。作者は「ずっと笑わせておくと疲れてしまうだろうし、無理に笑わせても媚を売っているようで好ましくない」と考え、微笑み程度になっています。 それでも多くの方の感想に表情の豊かさが挙げられているのは、作者がほんのわずかな表情や身体の動きに、内面的なものを追求しているからなのではないでしょうか。

まさに書かれているとおり、私も同じことを感じました。内面的な深さを繊細に伝えることが、どのくらいこちらの人には伝わるのかなという気はしました。見に来ているフランス人達の会話は、ごく表面的な感想が多く、ここにもやはり文化の隔たりは大きいのかな?と言う気がしました。

椅子

これはそのバカラ美術館の中にあるオブジェの一つ。大木に背もたれが並んでいて、自由に座れるようになっています。樹の感触といい背もたれの形といい、居心地がとってもいいので、一度腰掛けると離れがたくなります。誰も座っていない瞬間を待って写した1枚です


 

今日の献立

-じゃがいもの春サラダ
-海老の餃子
-鯖のきずし サラダ仕立て
(大根 にんじんの細切り、ルッコラ、コリアンダー)
-揚げ出しなすの味噌風味
-豚の角煮
-天ぷらの盛り合わせ(海老 野菜数種)ごはん
(結局、ここに行き着くまでに食べ尽くしたらしく、天ぷらは 次回の楽しみになってしまいました。この辺までで 3本のシャンパンと ワインを1本あけています)

-デザート:洋なしのタルト


(例によって 写真を撮影する余裕なし。とってもきれいだったのですが、証拠が残っておりません。)

 

久しぶりに我が家にお客様です。といっても、友人関係なので気を遣う間柄ではないのですが、是非 日本料理を食べたいというのが、リクエストです。まぁ、我が家に来るお客様は、それを期待してこられる場合がどうしてもおおくなってしまうのですが、今回こられるカップルは、奥さんはご飯が苦手、御主人は生の魚がだめ!という、あえて日本料理と言われつつこのふたつを省くということになると、少々難しいものがあります。それで、先週から仕込んでおいた豚の角煮を登場させようというわけです。 それほど 手の込んだことをしているきはないのですが、やり始めると楽しくなって、エスカレート気味になります。それで今日は大失敗!!仕込んでおいた海老を耐熱ガラスのボールに入れて冷蔵庫にいれていたのですが、扉に引っかかっていたらしく、ドアを開けた途端、ものの見事に落下。下処理済みで手間がかかっていたので、がっくり。ガラスの破片が細かく散らばっているので、完全にパーです。仕方なく、それから13区の中華街にある安いことで有名なスーパーに買い出しに出かけました。月曜が休みの店が多いので、開いていることを祈りながら到着。同じ系列の一番大きい店は定休日だったけれど、なんとか別のところが開いていたので、必要な材料は無事に手に入れることができ、家に戻る。1時間15分かかった。”早い目に準備をすませてお昼寝”と、余裕で計画していたのに、残念ながらそれは実現できませんでした。 8時に到着した友人たちは、夜中の2時くらいまでいたそうです。(私は例のごとく、お先に失礼して熟睡)どの料理もかなり気に入ってくれたみたいで、用意したものが全部出せなかったのは残念でしたが、寿司、刺身、焼き鳥しかないフランスの日本料理のレストランのイメージが、かなり変わったそうです。なすの揚げ出し味噌風味などはとくに、オットもうなっておりました。文化を伝えるのは大変ですが、成功すると少しづつ彼らの持つイメージも変わっていくので、それはうれしいです。

   





10 fevrier 2006        
         
書くことが 薬
 
       

 

Haricot vert

日本で言う三度豆のこと。スーパーの特価で1キロが3ユーロ
日本で実家の近くのスーパーへ行ったら小さな袋に15本くらい入って200円していたから、それを思うと嘘のような値段。日本は少量単位で買えて、きれいに処理をしてあるけれど、私には高く感じる。私はよく付け合わせに食感を残す程度にゆでて、ニンニクのみじん切りとバターでさっとソテーする。というのがシンプルで好き!




しばらく書く作業から、離れてしまったことで気づいたことがたくさんある。自分で書いて納得する訳じゃないけど、表紙に書いたコメントそのまま、書くことも知らないうちにごく普通の私の日常になっていたみたいで、なぜかイライラしていることが多かった。それが、こうして書き始めるとそういうのがかなり少なくなる。書くことによって何か処理をしているようだ。サイトを作った当初には今の自分は予想できないことだったので、これも不思議な縁だと思う。読んでいただいている方々には申し訳ないけれど、自分の書く文章がうまいのか下手なのかまったくわからない。自分の気持ちが伝わって欲しいというような思いはあるけれど。それよりも、自分の感じたことを大切にしたいという思いが強いのかもしれない。


昔、ニューヨークから来たバレエの先生のクラスを受ける機会があり、そのときに話されたシンプルな英語のフレーズにとても感動した記憶がある。どんな人のどんな経験も、人を感動させるものがあり、それを伝えることで、人はまた自分を見つめ直すのだというようなこと。 こういう昔に感動したこともその言葉も、わたしの中ではずっと生き続けているのだと思う。
私事だけれど、私がこのサイトを書いていることを知って、メールをくれる生徒がいる。恥ずかしいのですが、その人たちみんなを覚えているわけではなく、本当に申し訳ないのですが、こんな先生に出会ったことがない!というようなインパクトが、どうも私にはあるらしく、メールをくれるその人たちは、私がそのときに話したことを事細かに覚えていて書いてくれるのです。そして、それを今でも思い続けているというようなこと。うれしい反面、教えることの責任感じます。今は そういうことを 伝えてきてくれることに 深い感動を覚えます。何度も自分の中で繰り返し、暖め続けている言葉が、こうして生まれるのは、うれしいことです。

映画のワンシーンのような空の色
この写真なんの特殊効果も加えていません。これが朝11時くらいに、バス中から見えた空です。怪しげで澄みきった空の色が印象に残りました。

フランスで生活をするようになって色に対する感覚が、前より敏感になっていると思う。
人は色に影響を受けている部分が、かなり多いのですね。これひとつとっても、ずいぶん、お国柄がありそうです。都市環境をよりよい状態に保つという意味でも、ここParisは、色の規制がたくさんあります。それなのに、人に目を向けると、逆に規制されない自由な色の選択が、自己表現の一つと言わんばかりに、様々な楽しみ方をしています。日本は逆。街並みは全体のバランスも関係なしに、目立とうとばかりにいろんな色遣い、でも人に目を向けると、みんな申し合わせたように同じような服装。ちょっと残念な気がします。




09 fevrier 2006        
         
そして、相変わらずの毎日
 
       

年頭にふさわしい内容が特別思いつかないまま、サイトの手直しを試み四苦八苦しているうちに もう早2月。その上、昨年末から予想もしなかった状況が、現在, 我が家にちょっとした混乱を巻き起こしておりまして(近い将来、もとの平和が戻って来そうなのですが、まだ未定)、そういう理由もあって、ますますサイトから遠ざかってしまいました。完全な形で リニューアルするのにはかなりの時間を要することを判断し、とりあえずこのTopicsだけは、書きたい!と言う気持ちで、作り直すことにしました。見たところ使っている画像は以前と同じですし、取り立てて新しくなったところは見受けられないのですが、実は構造上の問題などを整理するためにかなりの勉強が必要になり、毎日専門書をバスのなかで読みあさる、そんな日々を送っています。少しづつ、他のページも登場させますので気長にどうぞ。

自分でもあまり想像していなかったことなのですが、昨年5年ぶりに里帰りをして、自分の中でどこか気が抜けてしまった!!そんな気もしないではないのです。自分の中でこのパリという場所が少しづつ馴染み、第2のふるさとになっていきそうなところ、そして5年間離れていた日本(あくまでも外から見た日本というような大きな範囲ではなく、私個人が今まで接していた範囲での仕事、仲間、家族と言ったものとの、距離感)が、思ったほど遠い国にはなっていなかったことが、5年間持ち続けた緊張感を和らげてくれたとも言えるのかもしれません。これが5年か・・・。なぁるほどな〜〜 と、これが実感であります。やっとここまで来た!と言う感動もそこそこに、ここから、新たな区切り、新たな始まりになるのではないかと思います。料理の仕事 踊りの仕事も、順調に進展していますし、単調な毎日ではありますが、決して暇ではありません。日本でも仕事を再開することになり、踊りを通して2つの国で行動できるようになったことは、何より、私にとっては本当に感動的な出来事です。踊りの授業と言っても、ある意味生徒は、お客様という部分はあるので、日本だけに限らずここフランスでも、そのあたりの授業内容にラインを引くのは、難しいところですが、私自身が楽しんで挑戦できる範囲を基準に、それぞれの国のよい部分やとらえ方、そう言うものがもっととけ込んで、国境のない踊りの世界を私になりに伝えることができればいいのではないかと思っています。

ちらし寿司

年明けの第1号のTopicsには
なんとしても載せたっかたのがこれ!
去年の里帰りの際に
親しくしている方が家族皆さんと一緒に
召し上がってくださいと
手作りしてくださったものです

私の日常

日本に帰ったときに 気に入って買った
皮とニットの組み合わせの手袋
そして
手帳
まだ、2月に入ったところなのに
かなりのふくらみようです
春色サラダ

このポテトサラダ。里帰りをして 両親の家で 作ったら大好評でそれ以来、ほとんど欠かさず食卓に並ぶおかずの一品に加わったそうです。フランスでは こういうマヨネーズを使ったサラダはアメリカンサラダって呼んでいる人もいてそれほど ポピュラーではないみたいだけど、日本人の間では 懐かしいふるさとの味に近いものがあるようです。

冬のバーゲン

これは うちの近くのあるブティック。韓国人と見られるデザイナーのオリジナルな作品がいつも目を楽しませてくれます。
どれも 1点もので 手作りの味がします。これは 色鮮やかなピンクでボタンになる部分にちょっとしたアクセント加えてあります。こんな大胆なコートも、パリのマダムはちゃんと着こなしてくれます。おしゃれは若い人のものではないんだと思わせてくれるそんなパリはやっぱり魅力がある。


ニットのカメラバック

日本で買ってきたデジタル一眼レフカメラを
入れて、持ち歩いています
現在、このTopicsで紹介している写真は
この一眼レフと他に2台の計3台です。
これも 数を取らないとだめですね
じっくり撮れるときと 瞬間をねらうときでは
操作も随分違ってきます。便利になっても使うのは人間ですからね

真心いっぱいのおはぎ

上の写真のちらし寿司と、このおはぎを 2段のお重に詰めて、さくらの花柄の風呂敷に包んで手渡していただき、あまりの感動に言葉がありませんでした
美味しいお茶といただくと、お互いの味が引き立てあってすばらしいハーモニー
この日のことは、いつまでも、我が家で語り継がれていくことでしょう

最近のお気に入り

気のせいかな?
と思って人に聞くと
まわりの日本人はやはり同じ反応
フランスのチョコレートはやっぱり
おいしい!!!!
スーパーで売っている板チョコのレベルで もうすでにかなりのおいしさで、最近お気に入りのこのチョコレートはパリでも何軒かあるお店
Jeff de Bruges
ほしいものを1個単位で買えるというのが贅沢感を味わえるところ
同じ店でも 私の行くところは
レジーでお金を払った後に好きなチョコレートを一つ手渡してくれます
だからってわけはないけど、わたしの密かな楽しみです。

 
apero concert

今年1月から オットの店で日曜の午後6時から
いろんなミュージシャンを招いてコンサートを始めました。料金は 通常料金に1ユーロプラスのみのとってもお得!な価格。リーズナブルっていうのかな?になってます。なかなかのにぎわいで楽しんでいただいてます

 
apero concert
音楽も忘れて夢中で話し込んでいるカップルもいますが、やっぱりライブというのは、違うようです。毎回思うけど、どのミュージシャンも自分が楽しんでる。当たり前のようだけど、そういうパワーが伝わってくるのはうれしい。

おいしくなぁ〜れ

久しぶりに大がかりな料理を家で作りました。豚の角煮です。手間はそれほどではないけれど、時間がかかる。今回は3Kgの豚バラ肉を買い今までトライしたさまざまなレシピをもとに、できればわたしの完成品を作り上げたい!と、かなりの意気込みで挑戦!下ゆで2時間半、そのあとは寝かせて、その後、味をつけて煮込むこと約3時間。できあがりは?
下の写真をごらんあれ!
   
やっと納得のレシピ

これでもう決まり!次回からは迷わず一気につくれそう。始めは少し薄味かな?と思うくらいの味付けで2時間くらい煮込み始めると、上品でしっかりと味のしみこんだものになります。途中でゆで卵を一緒に入れるのを忘れないように!これがまた最高においしい!

こんなの欲しかった!

これ わかるかな〜〜
ピンセットが虫眼鏡とセットになってる
これがとげ抜きなのだ!
うちの旦那さんが 蚤の市で見つけたそうです
誰にも経験ありそうなことですが、とげがとれたんだかどうかよくわからなくて、だんだん場所まであやふやになってイライラ・・・
作った人 偉い!
って思っちゃい
ます。はい!

久々の登場 Michka

パソコンの前で作業をしていると、わたしの膝の上で丸くなって寝ていたかと思うと、こんな具合に大きな伸びをしてくれます。まったく・・・困ったもんです。ありゃ〜 また爪切らないとねーー。