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03 Janvier 2006
 
元旦は雨模様



年頭にふさわしい内容が特別思いつかないのも、フランス生活が長くなってきた証拠かもしれない。そのくらいお正月気分が味わえない。唯一 仕事場で店のご主人がすまし仕立てのお雑煮を作ってくださりそれをいただいたときには、ちょっといろんな思いが駆けめぐった。最近は 自分の中で 日本対フランス という比較してしまう場面がなぜか」すごく多い。考えたくないのに 何でこうも違うの?と疑問に思うことが度重なっている。どっちがどうという結果が出るわけでもないことはわかっているんですが。というのも、オットの家族が次々うちを尋ねて来て滞在、うちのひとりは居候という形で一緒に住むというかたちに、仕方なくなってしまった。なので現在の私の家の人口はフランス人の方が多い。おおらかなフランス人のこと臨機応変に家の中も利用してくれるので、今まで私たちがいた家とはちょっと雰囲気が変わってしまった。ほとんど仕事で 家にいない時間が多いので、その分、家にいる時間が長い人の方が当然、気ままに過ごせるわけで、仕事で疲れて帰ってきた家は今までのようなくつろげる雰囲気ではない!。はっきり言って そろそろ限界!。半日でいいから家で ひとりでゆっくりしたい。そういう思いも今は叶わず、どこに行っても落ち着かずストレスがたまっている。せめて家にいる時間くらいはと思うがなかなかうまくいかない。妻という立場であることは確かにある部分で彼らに気を遣われていると感じるのですが、それも ほんの最初時だけで、こちらが何かを意思表示なしない限りは、他人であってもまずこういうところが 日本とは随分違う。と、ここまで書いてみると、ちょっと気分的に楽になった気がする。まぁ ひとりで いやだいやだと叫んでも仕方のないこと、自分の気持ちをほかに持って行く方がいいみたいだ。話題を変えて、そうちょっと ドキドキする話でもしようかな。普段ひとりで行動して男性から声をかけられるというのは、珍しいことではない。でも、なんて言うのかなー みんなそれぞれにその人らしさが伝わってきて、ほのぼのしている。いつものように 大股早足で道を歩いていて、ひとりの男性を通り越し、まだなお歩き続ける私を 追いかけるようにその男性の足音が近づいてくる。Bonjour! と声をかけられ 私も 同じように Bonjour!と答える。確か どこかで あったことなかったっけ?とそのその男性は切り出した。そういわれれば そうかもしれないが、フランス人の顔にも慣れてきたとはいえ、会った人会った人を 記憶に残せるほどの頭がない。記憶するには 何か一緒にエピソードがあると思えやすいのですが、それに名前となるとさらに難しくなる。覚えやすい名前は 同じ名前の人が多かったりで これまた 混乱の元。で、私はとっさに 多分人違いだと思いますと答えた。それから その男性は 単刀直入に 私に結婚しているかどうかを聞いてきた。もちろん していますと答えると 残念そうに お茶にでも誘いたいと思ったけれど、やめておいた方がいいね。と さっぱりあきらめ 歩き去りました。ただそれだけのやりとりの中で、その人のダイレクトな気持ちが伝わってくるのは、たとえ断ったにしてもいやな感じがしない。私自身が 結婚しているからオット以外の男性とお茶を飲んだりしない 


表紙の画像

今年の作り納め

昨日はバナナケーキを久しぶりに焼きました
オーブンの温度調整が 不安定で 目を離すととんでもない温度に なってしまうので 手間取りましたが 何とか許せる焼き上がりになり ました。唯一私の焼き続けているお菓子 
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手作りのぬくもり

甘さ加減がほどよく、ほっこりとした豆の香りに包まれた、おいしいおいしいおはぎ。表紙のちらし寿司も 同じ方からの 頂き物。冗談交じりのつもりで日本に戻ったらあれ作って! と頼んでいたら 本当に 徹夜して私のために作ってくださいました。それも立派な二段のお重に詰め優しい柄の風呂敷に包んで 手渡してくださいました。ちょっと言葉になりません。ありがたいありがたいと両親と一緒にいただきました。これからも この日のことは語り継がれていくことでしょう




木漏れ日 
廊下を歩くと 床板のきしむ 音が聞こえる
都会では聞こえないもの 見えないものが こ こにはある。私の中で眠っていた五感がこころなしか鋭くなる気がした



今は昔

西洋にはない 日本の美しさ
 
永観堂の門










この場をお借りして しばらくお休みさせ ていただいていた間に メッセージをいただいた方々 すべてに お返 事できず 本当に申し訳ありません。少しづつ ペースを戻して 行くつもりでおります。これに懲りず おつきあい下さいますよう お願い いたします。
皆様 よい お年をお迎え下さい

 

31 Decembre 2005
 
にほんのこと



まだ 使い始めたMACでの サイト更新に 手間取っていま す。現在練習中で 仕上げは まだ 古いパソコンを使っています。 ファイルを 前のパソコンから送ったり 送り直したり 写真のサイズ 調整が カメラを買い換えたこともあって 以前と勝手が違う。きっと  理解できた暁には こんな便利なものはないと思うのだけど、面倒な ことに 作業を簡単にできるボタン操作を覚えなくてはいけない。道の りは長そうだ。今回の里帰りでは 買って帰りたいものリストが かな りあって まずは それらの情報集めや品定め どういった方法で手に 入れるかフランスに持ち帰ったあとに 問題が起こったときに 対処で きるかなど いろんな配慮をした上で購入したいと思っていたので そ れにもかなり労力を使ってしまった。どうしてもというわけでもないれ ど 書籍類 パソコン カメラ関係のものは 日本の方が はるかに値 段も安ければ メンテナンスという点でも 行き届いている。もちろん 私にとってはそれらのやりとりを日本語でできるというもありがたいの でできるだけ 無駄な時間を使わずに手に入れようと 帰国前から か なりの情報を集め 買いたいものの的を 絞り出していました。それで 思うのですが ほんとに 日本はものが多い。便利かもしれないけれど  たくさんありすぎて 選ぶのも一苦労。さほど 興味のなかったもの も ほら!こんなに便利とばかりに勧められると 気持ちがゆらゆ ら・・。そこは自分との葛藤になる。フランスとは違う意味で 自分が どういう目的で 何がしたいかということをはっきりさせていないと  とんでもないことになってしまう。人間の欲望をそそるものが 剥き出 し状態で、それも分け隔てなく所かまわず人目につくところにあるとい う気がする。いい方がよくないけれど ちょっと下品な気がした。日本 到着すぐに 用事を済ませるべく難波に足を向けた私は その光景を見 て少々 うんざりしてしまった。(初日の3日間 吐き気がした くらい)行ったところが特別なのはわかっていたけれど、5年前 もこんなだったかな??と思ってしまった。それに 昼間から 働いて いない若い人の多いこと。失業率は フランスもかなりだけれど、それとは また事情が違うようだ。今どの国も 似かよった問題が起こっ ているのは事実だけれど、本当に深刻な問題だと感じる。全体に見て  バランスが 非常に悪い。偏っている。そんな印象だ。それに 街を歩 いていても 電車に乗っても 人と人が 目を合わさない。見てみぬ振りならまだしも、人と関わりをできるだけ持たないというような態度が  あちこちで見られ 譲り合ったり 助け合うというようなことさえも  しなくなってきているのかなと思われた。電車の中での携帯電話使用禁止が 行き届いてることにも驚いたが,それよりも ホームに車両が入り乗客が乗り込んだ瞬間、座席に座った人が一斉に携帯電話のメッセージを打ち込み始めたのにはもっと驚いた。わき目もふらず、小さなボタンに集中し一心不乱に指を動かしている様は滑稽にしか見えなかった。フランスは 本当にいろん な人がいるけれど もっと人とのふれあいを感じることができるし、見 知らぬ人でも 自然に会話ができる。困ったら 聞けばいいというの も、日本にいると できるだけ 聞かないようにしようと言うスイッチ が入ってしまいそうだ。でも これが 私の 知っている人たち仲間の いる空間になるとまるで違う。ちゃんと 普通に話ができるし 何も変 わったことは感じない。どうも あちこちに ラインが引かれているよ うだ。このあたりになると 日本人でありながら私は外国人の感覚に近 くなっている。これが 5年という長さなのか・・。帰国してい きなり 私の感じた日本は 少々 不安なものだった。
フラ ンスに帰国してまもなく,以前にこの私のサイトを通して 知り合った 日本人の女性で 建築や 都市計画といった分野で仕事をされている方 と お目にかかることになった。フランスでその方面の勉強をされてい たこともあり、こちらの事情もご存知なので 話がとても興味深かっ た。彼女は現在大学で授業を教えておられるというので、今の生の学校 の様子を伺うことができた。それを聞いても、やはり 私が 日本で感 じたことと同じようなことが実際に問題となってきているらしい。高齢 化問題もさながら、本当に 今深刻な問題であることは間違いなさそう だ。 

静寂の中の豊かさ

一番 フランスで暮らしていて 恋しく感じるのは  こういう空間
何かを付け加えるのではなく 余分なものを 取りのぞいて 自然にまわりと溶け込んでく 
しばらく ぼーっとしていたようなたたずまい
自分の内に広がりを感じ ることができる 外に向かって戦いつづける勇敢さとは違って それは  整然とし何事をも受け止めることのできるそんな逞しさを感じる。西 洋の文化 東洋の文化どちらも 比較できない素晴らしさがある。
今年の作り納め

昨日はバナナケーキを久しぶりに焼きました
オーブンの温度調整が 不安定で 目を離すととんでもない温度に なってしまうので 手間取りましたが 何とか許せる焼き上がりになり ました。唯一私の焼き続けているお菓子 
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母との約束

日本に帰ったら 一緒に行こうと約束していた京都
片付けなくてはいけない日本での作業をできるだけ片付 けて,落ち着いた気持ちで行きたかったので、行くことになったのは 11月始め。この日のお弁当は母はおにぎり担当、私はおかず担当。出来 上がったお弁当は彩りもよく、すでに食べるのが待ち遠しく 二人でに んまり。この日の京都は紅葉にはまだ10日ほど早かったのもあっ て観光客もまばら。行くことにしたのは紅葉で知られた永観堂。素晴ら しいお天気恵まれ 5年ぶりの日本 それも秋の京都を満喫でき て何よりです。庭にある御茶屋のご主人に 無理を聞いていただいて  ここでお弁当をいただくことに。出していただいた暖かいお茶が 嬉し かった。赤い毛氈のひかれた席には紅葉の影が写りこれまた風情を感じ る。もう これで十分と思える満足感で、このあとは いつものように 哲学の道をゆっくり話をしながら散歩し,早めに家路に着きました。




木漏れ日 
廊下を歩くと 床板のきしむ 音が聞こえる
都会では聞こえないもの 見えないものが こ こにはある。私の中で眠っていた五感がこころなしか鋭くなる気がした



今は昔

西洋にはない 日本の美しさ
 
永観堂の門










この場をお借りして しばらくお休みさせ ていただいていた間に メッセージをいただいた方々 すべてに お返 事できず 本当に申し訳ありません。少しづつ ペースを戻して 行くつもりでおります。これに懲りず おつきあい下さいますよう お願い いたします。
皆様 よい お年をお迎え下さい

 

28 Decembre 2005
 
お待たせ Topics 再起動!



正直 何から書いていいのやら パソコンを前に フリーズ状態になって いますが、もう書くしかない!ということで、話が あっちこっちに 飛びまくる可能性が大いにありますが、そこんところはお許しいただくということで、
まずは。たまっている写真を 優先的に たくさんご覧いただいて 今の様子 ご想像いただくことにしましょう
いろんな思いを胸に この10月 ほぼ5年ぶりに 祖国の地を踏むことになりました。たっぷりあると思っていた1ヶ月の滞在も、忙しく走り回っていたのが実状。家族とゆっくり という目的も、思ったほど実現できなくて、それだけはちょっと心残り。お父さん お母さんごめんね。それだけに 毎日顔を見て朝ご飯を一緒に食べての生活は、貴重でした。自分のルーツをこういう何気ない生活の中に感じられることも しみじみこころに 響くものですね。久しぶりに顔を見る両親にすると 外国の地で生活をし仕事を展開し どこか 少し遠くに離れてしまった印象がするのかもしれないけれど,私にとっては やっぱりここが私の育った家だと 思えるありがたい気持ちが沸いてくる。やっぱり帰ってきてよかった。そう思える時間でした。家族に会い 友達と再会し 仕事私仲間の近況を知り この5年という長さが、どんなふうに感じとれるのかが 一番気になるところ。まずは フライトの約12時間。普通なら長いと感じるものだけれど、今回はいろんな気持ちの切り替えをするのにちょうどよい長さだと思えた。出発の前日、オットとゆっくり夕食をした。これもお互いの生活のなかでのちょっとした区切りになると互いに感じていたので二人で生活をし始めてから今までのこと、そして これからのことを 今までになく 落ち着いた気持ちで話ができた。結婚しているのに言うのはおかしいかもしれないけれど、できるだけ 一緒に暮らしたいね というのが私達の関係。お互い若くして一緒になったのではないし、それぞれ自分の独立した生活が長かったもの同士なので、そのあたりは 一般的な夫婦とは絆のもち方も違うのかもしれない。一生添い遂げるという 特に日本では 理想とされる形からははずれているかもしれないが 気持ちは お互いそうありたいと思っていることには違いはない。ただ 無理をしないで 一緒に生活をするために 相手が負担になったりすることをできるだけ避けたいという思いがあるのです。こうして お互いの関係に距離をおくことも 時には 大切だという気がする。日本滞在中には 幸い 特別緊急事態が起こることもなく お互いに 独身の時間を平穏に過ごしたということになります。
まぁ ほんと 何から書いたらいいのかと また思ってしまうのですが、確か 今年初めには 展開の年になりそうな 云々を 書いていたと記憶するのですが、まさに そのとおり 想像以上の 展開になったといえるでしょう。日本にもどったときも そしてまたパリにもどってきた今も、今までがんばってきてよかった!と思えること、これが 次へのステップの 大きな力になることは間違いないでしょう。 フランスでの苦労話は 状況が違いすぎて 話をしても理解しづらいだろうというのもあって 結局は 話すことはあまりなかったので 久しぶりに会う人にとっては 今の私がここまで来れたことを あたりまえというか 私ならやるだろうと 思っていた人も多いのかもしれないけれど いやいや これは ほんとに 想像できるものではないと言い切ってしまいそうだ。ともかく この5年間で 私が出会った人は それまで私の周りにいた人たちをは違う種類の人たちということにもなるだろう。いろんな優しさ いろんな貧しさ いろんな厳しさが 世の中にあることを 身を持って経験してきたということになるんだろう。いつだったか バスの中で会話をしたマダムの 若いうちにたくさんの価値観と出会うことは とても素晴らしいことよ! という言葉を 思い出す。強くなるということが 裏を返せば 優しくなれるという風になれば 嬉しいのだけれど、そんなことを思っています。

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すすきがこんなに真っ白

小春日和の続いた里帰りから戻った
1ヶ月ぶりのパリは こんな寒さ 
おお〜さむ〜
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どうしても目がいってしまう
自然の色の鮮やかさ
右の壁アートの写真を拡大して見ました
これは広い空き地に立っているトタン屋根のバラック で,その建物の壁にまた 同じような情景と 恋人同士と見られる人物が一緒に描かれています。
ちょうど 雪が降り始め 映画を見ているような不思議な気持ちになりました。
こういうアートも 突拍子もないありえないものを描く面白さもあれば だまし絵のように 目を疑ってしまうようなもの そして さりげなく まわりに溶け込んでしまうものなど それぞれのこだわりを貫いているのは ある種の説得力を感じます。落書きとは言わせないこういう豊かさは やはり フランスでしょうか
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買ってきたよ!!

ずっと欲しくて たまらなかった雪平鍋
20年来使い込んだ落し蓋とも ピッタリ
魚の煮付けもこれでばっちり!
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オマールで乾杯

帰国第1日目は 二人で生牡蠣と オマールのグリエで 超ご機嫌。
やっぱり フランスモードだ
食べる時間帯も長さも ここはフランス


甘い甘いデザートも
これはこれで 懐かしいと感じる
フランスならではの味
チョコレートケーキにフォークを入れると 
さらにとろけるチョコレートが・・・ 


足跡が・・・ 


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日本人はやっぱりこれ!

揚げたて 牡蠣フライ
日本で食べる機会のなかった牡蠣フライ
やっぱりこのおいしさもフランス人にわかって欲しいなー
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壁アート

あまりに素晴らしすぎる出来と 雪の降る光景が マッチしすぎて このすごさが 伝わりにくい
落ち葉収拾ハンディーマシン
背中に背負っているこの機械 言ってみれば 掃除機の反対
空気を噴出して落ち葉を一定方向に集めよう!って訳。
こうやって お兄ちゃんが お仕事してます
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天丼 

こんなおいしいもの どうやって発見したんだろう・・年に2,3回しか会う機会がなくなってしまったAYAKOと久しぶりに再会。いつも二人で食べたいものを制限なしに食べ尽くす。これが 恒例の行事。この日は 彼女が極上シャンパンを差し入れしてくれて、それが このシャンパンと天丼の相性がいいことってもう驚き(知らないでしょ?)エビも奮発して 3匹。でもこの丼 小さいサイズなのでかなりの豪華版
これにさらに 温泉玉子 鯖の煮付けもおいしくできて もう こんなことしていいのかしら・・罪悪感を感じてしまうほどなんだけど これが懲りていない。いつも決まって”食べ物に興味のない人はダメ!これ大きく人生観にも繋がってくるんだよねって話に。もう また次のこと考えてしまいそう
また やろうね! 
14 Août 2005
 
今 感じること



はや 休みに入って 1週間。オットの レストランも 迷ったあげく 同じように 休みにすることになり、久しぶりに ゆっくり 二人で過ごす時間が できた。共稼ぎってこんなものなんでっしょうね。よく わかったのは 二人して 忙しいことが 原因で 自分に余裕のないことを理由に 相手に なんだかんだと 文句をいい しっくりいかないことが多かった。同じことでも ずいぶん違う展開になるのが 自分でもおかしい。でも これが また仕事が始まると こうは いかなくなるのは 目に見えている。仕方ないと 言い切ってしまうのは やっぱり いやだし お互い ちょっとづつでも そういうことを受け入れて 大人になりたいと思うけれど ・・。一人で 考えすぎても しかたないので とりあえずは 残りの休みを 満喫したいと思う。パリは ちょうど今がピークに 静かで まるで 田舎の町のように のどかである。信号を 見なくてもいいほど 車は少ないし(2つ向こうの バス停が 見えるほど) まず 静か。Cafe に 入っても 英語や ドイツガが聞こえ よその国の 観光客がいっぱいで 見慣れない人たちばかり。私達までが 観光気分に なってしまう。映画を見に行っても ガラガラ 時間帯によっては ほとんど貸切に近いくらい すいている。オットと違って 静かな方が好きな私にとっては この上ない 居心地のよさ。今まで 置き去りにしていた 家の中の整理も かなり終わり もしかしたら フランスに 移り住んで はじめて こんな休み気分に浸ってるのではないかと 思う。手紙の整理 住所の整理 などなど・・。あたりまえだけれど 日本からくる手紙も ずいぶん 少なくなった。ネットがあるお陰で メールのやり取りができるというのと 日本にいたときは まぁいう お付き合い という程度で やり取りをしていた人たちとは ほとんど 音信不通に なってきた。そのあたりと 今の自分の行動範囲を 照らし合わせると こんなもんかなー と思う。やはり ほんの些細なことや 身近なことは 近くにいる人で すんでしまうことなんだろう。どんどん 自分の大切な人 というのが 浮き彫りになってくる。でも 筆まめでは なくなってしまったのは 事実。良く話をした友達とも これだけ距離と 時間が 空いてしまうと 何を話していいのかわからなくなってしまう。それで結局は 電話で声を聞くほうが 楽ということになる。でも ここには 時差というものが存在し 相手に よかろうと 思う時間は 私にとって 最高に忙しい時間で 気分もゆっくり出来ないところで 残念ながら 声を聞く気になれない。便利になったとはいえ この時差だけは 誰にもどうにも出来ない。
”今 その時間を どう過ごすか” で 精一杯であった頃を思うと 少しは 余裕が出てきて 明日のこと 来年のこと 10年先のこと と 区別して 思えるようになってきた。言ってみるなら バーゲンセールで とりあえず なんでもかんでも 籠に ほおり込んで 別の場所で 選別して いらないものを もとへ戻し レジーに 並ぶ これが 以前の私。今は いるものだけを さっさと 買ってしまう。この差は 大きい。やはり 失敗しながら 学んでいくしか ないのである。まだ 経験は結果に現れている部分は少ないが そのバリエーションの 多さは フランスに来るまで 日本で生活をしていた頃より 豊富な気がする。知らんかったーー ということが 今も 続いている。フランスに しっかりと 根をおろして 働いておられる日本人は 皆さん ほんとうに 偉いなと思う。特に 私がパリで 知り合った 日本人女性達は それぞれに 魅力的で バイタりティーが ある。日本にいたら お目にかかれないような素敵な人ばかりで これは 私にとって 何より 本当に 嬉しいことです。相談事をしても あいまいな ことは言わず 具体的な 行動としての ヒントや 自分の意見を 聞くことができる。とても さっぱりしていて 気持ちがいい。親しみ は 時間の長さが 作るものだけではないなと思う。

日本人でも 個人差はあるだろうけれど 日本人は その土地に根をおろす 住むとなったら そこに ずっと いたいという 願望や 考えが 基本的に 強いと思う。フランス人は そういう意味で見ていると 引越ししたり 仕事を変えたり することには それほど こだわりなく 容易に 決断 出来てしまう気がする。狩猟民族と 農耕民族のちがいが ここにも 現れていると思う。どうしても そういうところは 私には 落ち着きがない と言う風に 思えてしまうんだけれど フランス人にすると どうして もっと 外に出ないの? と帰ってくる。別に理由ないんだよね これ。
習性だろうね きっと。

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フルーツバスケット

これが なんと・・
うまく出来た 作り物
全部 ロウソクなんだよ〜ん
お土産に いかが?
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住所整理

面倒だが がんばって フランス用 日本用 携帯用 と
3冊 作った
パソコンに頼らず 手書きにした。


新しい お店 発見 


緑茶の ティーサロン 
サンジェルマンに 出来た 日本人経営の お店
あいにく この日は ヴァカンス休み
軽いお食事ができるみたいだ 
今度ぜひ 入ってみたい


うちの姫の 手術のあと 
といっても 毛を刈り取られた部分
傷口は もう見てもほとんどわからない
すこしずづ 毛が生えてきてるよーー
Glace Vanille 

近所に出来た お気に入りCafe
この休みも 夫婦で 毎日のように 一杯コーヒーを飲んだり お酒飲んだり テラスで オットは新聞 私は フランス単語帳を片手に 延々と お邪魔している
この お店の 嬉しいところは 大好きな アイスクリームが 一つから 注文できるところ
こんな風に 一つづつ器に入ってるのも かわいい
私は エスプレッソ コーヒーを かけながら 食べるんだーー 
これが ほろ苦くって いける!のだ 
08 Août 2005
 
そして その後



今年の 夏は どこへいったんだ! というほど 涼しいのです
夕べなどは 靴下はいて寝てました。長かった1週間が終わり 私の夏休みが始まりました。気分的には 一年ぶり って感じがします。ほんとに よく働いたし それなりに 結果が得られたという意味では 自分のご褒美の 夏休みです。オットにも とりあえず 2,3日は パジャマで 過ごしたい! と 訴えていました。なので 二人して 昼も夜も もうめちゃくちゃな ことになっています。でも 予想通り 目覚めて 何かやりたいことというと やっぱり 普段出来ない掃除。これが 時計を見ないで 好きなだけ できるというのが 嬉しくてたまらない。いるもの いらないもの も たいがい ごちゃごちゃになっていて この整理 日本を出るときの 引越し準備を思い出すほど。気持ち新たな心境になれて 休み明けの 仕事も 今から 気分よく 動けそうで なんでもないけど 嬉しい。嬉しいといえば ミシュカの 様子ですが 夫婦して ミシュカの首に取り付けられていたものが どう見ても あんまり意味がなさそうなのと かわいそうなので 4日目に 我慢できず 取り外してしまいました。お陰で ミシュカのストレスも 少なくなったのか 日に日に よくなっていくのが わかります。ほんとに 回復力すごいです。お医者さんにも 年齢のわりに 健康で 抵抗力が ありますね! ということで 健康体というのが 回復を さらに 早めてくれていると思われます。明日は 抜糸の日。私としては 早過ぎないのかなー と言う気がしないわけでもないのですが、これで 安心なわけで まぁ しばらくは ミシュカにも 外出禁止 言い聞かせてます。(わかってないんだろうねーー)そうそう 今回こういうことになった原因は 多分外出した際に 他の猫かなんかに 噛み付かれて その傷からばい菌が入ったんだろうとのこと。これは 防ぎようないけど 毎年 ちゃんと ワクチンを 打つくらいしかないしね。
まぁ これで落ち着いてくれるといいけど・・

ところで ちょっと前から 買い換えようと思っているパソコンのことで 昨日から いろいろ 本格的に 調べにかかっているのですが かなり 方向が 決まってきそうです。約5年ぶりに 買い替えるということで 調べると ほんと 私のパソコンって 古いのね! ってことに 気づきます。今は すんごい 機能が 満載で あれもこれも って感じですが じっくり それでも 自分の目的に あったものを 買って 長く 使ってやりたいな と 思います。

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春巻きの 具

時々 作りたくなるメニュー
私のは 春巻きの皮ではなく 薄焼き卵で 包みます

材料
海老
豚の薄切り
にら
えのきだけ
赤ピーマン 
ピーマン
干ししいたけ
もやし


味付けは 塩 紹項酒 オイスターソース ごま油 
薄焼き卵を 焼いて まとめて冷ました具を 包み 溶いた片栗粉を 糊代わりにして 綺麗にとじ 衣は 片栗粉と 小麦粉を 半々の量で 水で溶く 
コツは しっかりと 空気の入らないように 包むこと。包み終わったら サランラップでさらに ギュット 閉めるようにして 冷蔵庫で 冷やすと さらに まとまりがよく 揚げやすくなります。辛し酢醤油をそえて どうぞ
ASAGAO 
表紙 の コメント
パリに住み始めて これが はじめて。
朝顔の花を 見つけました
小学生のとき 学校で 「一人一鉢」という 催しで 朝顔の鉢植えを しましたねー。
懐かしい・・
始めの 双葉が 顔を出したとき 嬉しかったなー
それから 添え木をして つるが どんどんまきついて・・・・
一瞬 目に飛び込んできたこの様子から 浴衣や 団扇 金魚すくい と 日本の懐かしい風景が 思い出されます
それにしても この花の色 澄んだほんとうに綺麗な 青
土の色とのコントラストが より鮮やかさをひきたてていましたよ 
こちらの人は こうして 片隅に咲いている花には あまり興味がないのかしら? 桜が咲いても 木蓮が花をつけてもわりにそっけない気がします。
こういう違いは どういうところで 出てくるんでしょうねーー  
31 juillet 2005
 
長い1週間



去年の今頃といえば 仕事休みを利用して 友達と ランスへ 小旅行に出かける計画を立てていた。そのわずか2,3日前のこと ミシュカが 行方不明になって 尋ね人 ならぬ 尋ね猫 のポスターを近所に貼りまくり そのお陰で 知らせてくれた人が いて 無事に 家に 戻ってきた と こういうことがあった時期。偶然とは言え このまた同じ時期に ミシュカ事件が。
今回は 病院に 御世話になることになってしまった。3日ほど前から 様子がおかしく どこか具合の悪いことはわかっていたのだけれど 会話が出来ないので とりあえず 病院に連れて行こうと 思っていた矢先 なにやら しっぽのあたりを しきりに なめているので見ると できものが 膿んで 炎症を起こしていたのです。もう えらいことや!!(思った以上に 症状が ひどく 毛で覆われていることで 発見できなかったのが 悪いのですが) というので 夜遅かったので とりあえず かかりつけの先生に電話をすると ミシュカの年齢などを 聞かれて そう若い年齢ではないので 往診しましょうということで 先生が来られ 診ていただくことに。優しそうな 先生で まず ほっとする。応急処置できる最小限の機材や 薬が 大きな 大工道具入れのような入れ物に収納されている。先生の おっしゃるには できもの が 膿んで 破裂したような形になっているらしく 症状としては それほど心配することのないものだということで ちょっと安心。(この化膿が 体の外で 起こった場合は むずかしくないけれど 体の中で 化膿すると かなり面倒なことになるらしい。)とりあえず 解熱剤を打ってもらい 軽く消毒して下さり 明日 かかりつけの病院で 手術をして 化膿した部分を 綺麗に 消毒するようにいわれ 今日は その手術を してきました。手術をしてくださった先生の話では 傷口が かなり大きかったので 皮膚を かなり切り取って縫ったということで 小さい猫にしては かなり 大きな 痕になっています。傷口を 自分で さわらないように 首から あれ何て言う 名前なんでしょう 首のところから 筒状の ものをつけられて 自分で 舐めないように という目的で つけられているのですが これでは 自分の食べ物も 食べづらい というか 邪魔になって 舌が 届かない! 仕方ないので 私の手で 口のそばに持ってきて 食べさせてます。本人も 不安なんでしょう 情けない声で 泣いています。かわいそうだけど これは仕方がないしね ギュッと 抱っこしてあげたいけど それも しばらくお預けです。まだ麻酔が 残っている様子。真っ直ぐ歩けないし・・・でも、やっぱり先生に診て貰ったので とりあえずは 安心。 
ミシュカの 抜糸まで あと1週間。
そして 私の 夏休みも あと1週間
がんばりましょう

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近所の床屋

以前から気になっていた床屋に貼ってあるポスター
誰かに似ている!
この両端の2人 ピンクレディーの ミーちゃん ケイちゃんにそっくりなんです
もちろん 日本人ではありません  
またまた 食べもの 撮影 
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すごく 甘そう

でも おいしそう!
広告 
フランスのワインのチェーン店の広告
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視界が狭くて・・

傷口を自分でさわらないようにとはいえ 
これは 拷問です。かなり辛そう・・
25 juillet 2005
 
これで どうだ!



すごい タイトルに しちゃったけど。
その意味は 始めの写真の 床の光り具合で ご想像いただきたい!
そう! 日ごろ じっくり掃除する時間がなく 気になり続けていました。休みの 月曜日 朝起きると さわやかな お天気で 俄然 やる気になり 掃除 洗濯 アイロンかけ・・・ と 気持ちよく 動き回り ほんとに気持ちよくなりました。家の中も 靴の生活なので なかなか素足で 過ごすことがないのですが ここまで 磨くと やっぱり 素足がいいのよねーー。な〜んて 気持ちいいんでしょうー。掃除は まず ほこりを はらって 高いところから低いところに向かって そして 拭き掃除 それも しっかり絞った雑巾で 始めに拭いて 2度目は 乾いた布巾でね。やり始めると どこか残っていると 今まで気にならなかったものまで 目立ってしまうので とことん やらねば ならなくなる。こんなときに まとめて しっかりやらないと 中途半端になるし。お陰で 綺麗になりました。ガラス拭きだけ残ってますが ま いいでしょう。 

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定番のポーズ

しつこいですが 今日もまた ということで 
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さっぱりしたもの

仕事に行く前に 土佐酢を 仕込んで 海老に ほんのり甘味をつけて 煮浸し 仕事からもどってきて きゅうりと若芽で 合えて 酢ものもです。海老は 冷凍のものを使うと 高くもなく それなのに 「ご馳走」 という ランクに はいってしまいそうなものに変わるのですね いろどり 味的にも 重宝する材料です。これには 鯵の塩焼きがいいかしら?
掃除の成果 
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誰か お茶 しませんか?

そんな 気持ちになります
家は帰るのが 楽しみに
なるようなところでなくっちゃね




ここで ちょっとご報告 
以前 「病院通い」 というタイトルで 今年4月に Topicsで紹介した 歯医者のことなのですが その後 考えてみて やっぱり いい医者を見つける努力をしたほうが よいと判断し こちらの友人に相談したところ 紹介してくれて、それも うちに家から 1分という近さ 先生は ご夫婦で 開業されていて 私は友人の紹介ということで 初回から ずいぶんリラックスした気分で 治療を受けました。これは 最近の 私の 大きなニュースです。一言 とってもよい先生です。腕も よさそうだし 丁寧。それに 通うには 近いというのは 大きなポイントです ということで 本気で この先生に 歯の治療を お願いしていくことを 決意したのであります。それで みつけた このねずみ君の 歯磨き なんか笑えません?でも 治療に通っている私 今こんな気持ちで 今までよりさらに がんばって磨いておりますの。でも 磨きすぎ ダメなんだそうです 適当に しましょう 
もういくつ寝ると夏休みーー!
そうなんです。8月は 約2週間のおやすみ。きっと なんにもしないんだろうな〜〜 。何にもしないということが これほど贅沢なものだとは 今さらながらの 幸福感です。と 実際に休みになる前までは ゆっくりしよう!と 思っているのです。でも こちらに 見に来ていただいている方なら お分かりでしょう きっと 私のことだから 「休みじゃないと出来ないこと」 を 見つけては 動き回ってしまうんでしょうか そうなんでしょうね ゆっくりすればいいのに 休みになると 嬉しくて はしゃいでしまう 
これ 私の 小さいときからの習性だそうです。
ウハッ!
14 juillet 2005
 
知らない言葉



つい先日も 掲示板にメッセージをくださった方の 文章で ??? という単語があり 調べなくては わからないものがありました。それは コンサバ という表現。どこの国も ちょっと短くして 略すパターンが あるようですが これが 母国語の単語なのに わからないというのに いままで 離れていた 距離と時間を感じてしまいました。調べると 大体が こんな感じでした
コンサバとはコンサバティブ(conservative)の略で保守的という意味なんですね。服のブランドで言えば 要するに無難なもの、デザインのあまりない服ですね。 ブランドでいうならそうですねマーガレットハウエルとかでしょう。 反対語としてはアヴァンギャルド。もともとはフランスに起こった芸術運動で伝統形式の一切を破壊し否定し混乱と虚無のなかに芸術を求めようとした運動のことを言います。ブランドで言うなら YohjiYamamoto、ギャルソンなどデザイン性の高い服のことを言います。


ふぅ〜〜ん 
そうか・・・
ここに書くほどの事ではなく 読んでいただいてる皆さんは すでに 知っておられる方が ほとんどなんでしょうね(汗・・・)きっと 日本に 今もどったら ついていけない会話や単語がが あるんだろうなーー。日本語の使い方にも 変化を感じる私です。といっても フランスに住むようになって 日本ほど 流行とかに 振り回されたり まわりにあわせるという習慣が なくなったので ついていけなくても 別にどうってこともないのですけどね。何度も このTopicsで 書いていますが 「流行」「 群れる」という類の 日本での風潮というのは なんかおもしろいというか この言葉に すぐに反応できるグループと そうではないグループに まず 分類されて 小さい仲間意識が 生まれる。ついていけている人のほうが 勝手に優越感を 感じているといったものを感じる。私は バレエを指導しているときには 年齢や 性別に限らず できるだけ 誰でも理解できるような 言い方をしたいと意識しているように思うのですが。むずかしい 単語や 流行語を 頻繁に使われると 誰だって 疲れると思し ともすると 疎外感を感じさせてしまうこともあるかと。とくに 日本の政治家の話などは 簡単な英語より むずかしい。言葉は 通じて なんぼのもん。って 思うんですけど・・
でも これは現在どこの国でも 言葉の乱れ として 問題視されていることかもしれませんね。携帯電話の普及とともに 暗号化される言葉など もとの形や 言葉の響きから伝わる音の美しさなどが 失われていくのであれば やはり 気をつけたいなと思う。
ここで 「言葉の使い方」 で もうひとつ 話題を。
今まで この Topics のなかで 時折 書いている 料理の仕事のことですが、何も書いていないと フランス料理と 思われている方も おられるかと思うのですが これが 実は 日本料理なのです。 フランスにいながらにして 日本文化に 接している環境なんですが。これが 知らなかったことばかりで 毎日 そうだったのかーーと 勉強になることばかりなのです。で 言葉の話。料理も 専門用語になると ううぅ??? こりゃ何のこと?と 思ってしまう場面が 出てきます。ねぎは切るものだと思ったら ねぎを打つという。普段 出汁をとると 言いなれているのが 出汁をひく となる。調べると これも奥深いんですわ。やっぱり日本は 素晴らしい国だと 思ってしまいます。日本に帰ったら 家族に おいしいフランス料理 じゃなくて 日本料理 作ってあげたい! そんなこと 思ってる 私でございまする。 待っててね!

えっ? 知らないの? 
っと 日本人の友達の 何人もに 言われたのですが 日本でも かなり有名だそうですが これが そのエシレバター 近所の チーズ専門店に 置いていました。今まで気が付かなかったんですね。バターらしからぬパッケージで ちょっとかわいいでしょ
朝焼きたてのバゲットに この エシレバター そして カフェオーレ 完璧な 朝食です
サイト表紙の写真

意表をついて 今回の写真は おふくろの味 炊き込み御飯です。日本いる 友人から 最近のヒット商品と コメント付で 送ってくれた ヤマモリ 地鶏の釜めし のもと で炊いたもの
箱を開ける時点で すでに きめ細やかな心配りに 感動。
丁寧にお米を洗って セットし 待つこと 40分。見てください! お米光ってます。こんな味が こんなレトルトのインスタントで できるなんて 感動です。もちろん オットには 食べさせられません。もったいない・・神宗の お昆布と 白菜で白味噌仕立ての お味噌汁 そして なぜか ロゼワイン。これを食べながら フランスの 戦争映画を 見て 泣きながら 食べてる私。おいしくて感動してるんだか 悲しくて 泣いてるんだか・・このあと それがおかしくて 一人 笑いこけてました。さすが ミシュカも へんな顔してました  
チュイルリー公園には 観覧車があって 
遊園地になっています。
夜11時まで 子供も大人も 
はしゃいでいます
 

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とらや
コンコルド広場を 北にはいると 
和菓子の とらや があります
やっぱり夏は かき氷
ああー 懐かしい・・
秘密にしたいレストラン
オットの 仕事仲間のレストラン
これが スウェーデン料理の店です
スウェーデン料理と言ってもピンと来ないのが 普通ではないかと思うですが
これが 私には かなりのお気に入りです
フランス料理ほど脂っこくないのと 
魚ベースなのが 嬉しいです
付け合せの じゃがいものが 
とても よくマッチして 至福の ひとときです

どうしても 情報を知りたい方
メール下さい!
こっそりお教えします ウヒッ! 

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うなぎ
これが 前菜に頼んだうなぎのメニュー
程よくスモークしたうなぎを さらに 軽く焼いてあります
付け合わせは 柔らかい スクランブルエッグと
茹でたじゃがいも
どれが欠けてもいけないと思わせる
絶妙の組み合わせです
うなぎには たっぷりとレモンをかけて
ごちそうさま! 
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クンクン!

先日のTopics(23 Mai) にも 登場した Cafe のワンちゃん(これは あのときの兄弟の一匹)クロワッサンを注文すると すかさず やって参ります
それにしても このお鼻 かなり 利きそう
26 juin 2005
 
くいしんぼう バンザイ!



思いたって 突然 ブルターニュに 行ってきました。

な〜んてね! 
そんなこと ある訳ないんです。でも 前から気になっていた 小さなレストランが うちの近所にあって 先日 覗いたら 空きがなくて 満席だったので 諦め、昨日の午後 期待せずに 立ち寄ると ちょうど テーブルひとつあいていたので 自転車を 止めて ランチをすることにしました。ここはクレープ専門のレストランで いつも いっぱいだし 清潔そうな雰囲気と 厨房で 仕事をしている人たちの様子が これなら!!と 思わせるものがあって 決定!雨上がりの さわやかな 午後です。(クレープといえば やっぱりブルターニュ。パリでも モンパルナス駅近辺は この ブルターニュ行きの汽車が 乗り入れることもあって たくさんのクレープ屋さんがあるのですが 私の住んでいる15区では かなり珍しい存在)実は この日 オットの店に 65名の パーティーの予約が入っていて それも その方の 希望で 前回 私の作った御寿司と 魚料理と サラダを 注文されているので ほんとうなら そんなにのんびりと しているところではないのですが 私一人 焦っても仕方がないし そこは 気分を切り替えて 私も ちょっと ヴァカンス気分に浸りたいわーー。というところで さてさて メニューを 拝見。なんとメニューの コースは 12ユーロで 前菜 メインのそば粉のクレープと デザートが それぞれチョイスできて 飲み物の シードルも 最後のカフェも みんな込みの値段。さらに 私の テンションも 一気に 上がってしまいました。前菜には 今 おいしい メロンと ポルト酒に、メインは オーソドックスに ハム フロマージュ 卵の 入った Complet デザートには これも ポピュラーな 砂糖とバターのもの。で ダメもとで これに アイスクリームが乗っていたりしたら すごく嬉しいんだけどと お兄さんに 頼んでみたら これも 即 もちろん いいですよ! と ウインク付で わがままも 聞いてもらえて 大満足で ございましたの。そのあとに待っている 厨房での 仕事も しばし忘れて  海沿い ブルターニュ 気分。こんなこと 可能なんですね。あらためて 最近 忙しいことが 普通になってしまいそうになっている毎日に こんな過ごし方で リフレッシュできるんだということを 教えてもらった気がしました。真っ青な空に さわやかな風が 心地よくて もう癖になりそうです。まだまだ 知らないところ いっぱいなんですね。これで 仕事の 意欲が 沸いてくるというものです。だって 人に作ってばっかりなんだもん。自分で食べる料理は やっぱり 誰かに 作って欲しいよね。また 来週も 行こうかなーー。   

雨上がりのカフェです
土砂降りのなか 飛び込んだカフェで 一息。
せっかくなので ランチを 注文 
そうしているうちに 雲間から 日が差し込んできました。雨上がりは シャワーのあとのように さわやか 
 

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こんなことになっております
パソコンの マウスパットは 
ミシュカの 座布団になってます
キーボードの前で 
のけぞって 困るんです
前菜の メロンと ポルト酒
今たくさんでまわっている メロン
色も鮮やかなオレンジ色で 甘味たっぷり
こうして ポルト酒といただくのは 初めて
なかなか おつな組み合わせです 

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そば粉のクレープ
日本でも 馴染みになってきましたよね
このお店のは とっても薄く カリッとしていて 軽いのです
ペロッと 平らげてしまいました
おっと! 忘れてました!

食べ始めると 夢中になって 
写真を撮るのを忘れてしまいました
アイスクリーム 一口 食べた後の 
手遅れショット
クレープの クリスピーな感じ 
わかるかなーー?

20 juin 2005
 
最近のパリ事情 そして 私の近況



先日 表紙の写真を 変えたのですが、一体これは? という画像なので 少しばかり説明を。
これは 私達の住む アパルトマンが 建てられたときの 記録として 建物に 彫られている部分です。街を歩いていて 見かける 建物には どこかに こういう 表示が ちゃんとしてあります。普段なんとも思っていないけれど 築100年近いのですね。外側の清掃は 法で 決められていて 何年かおきに 掃除をしなくてはいけません。なので パリの街の 外観は ある程度保たれ 統一感が 出るのかもしれませんね。で、建物の 中に入ると ものすごい近代的なものに 作り変えられているものもあれば 昔のままで タイムスリップしたような気分になるところもあったりして そういうところを 少し 覗いてみるもの 面白いものなんですよ。小さな入口の中には たくさんの 職人が ものを生み出す アトリエが たくさん 並んでいるところがあって やはりそういうところは 雰囲気が あるんです。どうってことはないんだけれど 干してある洗濯物まで 絵になっていたりしてね。そういえば 近頃というか 今 パリ周辺は たくさんの 工事で 車が込み合ったりして大変なのですが これは トランウェイ といって パリの街を グルッと 取り囲むような形で 作られている 路上電車(この 赤い文字の部分 クリックすると ジャンプします) の 工事なんです。オリンピック開催国の候補にも上がっていますが そういうところにも アピールしているのだと思いますが この工事 パリ住民にとっては 便利なような でも 物価が 間違いなく 上がりそうなので 賛否両論 飛び交っています。これで 車が 少し減ってくれるんだと 嬉しいのですが そういうことは あまり期待できそうにないですね。

さぁて 今月終わりは ちょっと ドキドキの 体験が待っています。というのも働いているレストランのご主人が 出張で 留守になるので 厨房は 完全に 私一人に任されることになっています。そのためというのもあると思うのですが 最近は いっしょに 仕事をしている ご主人は 私の動きを見ながら 指示を出されるだけで ほとんど 一人で 作業をこなしています。自分なりには 今週の テーマを 作って 少しでも レストラン全体の 動きを把握できるように 工夫しているつもりなのですが でも ある一定以上のお客様からの注文が 同時に入った場合などに バランスよく 皆さんに 料理を 出せるように 計算して行くところまで なかなか いかないのが 現実で 今後の課題です。すぐに 調理にかかれるものもあれば 仕上がりまでに 3つ4つの鍋を 必要になるもの 漬け込んで 下味をつけてから出ないと 調理にかかれないもの 切るだけの作業だけでも たくさんの種類のものを 綺麗に盛り付けなくてはいけないものなどは かなり 手をやいてしまいます。でも 不思議なもので 多くのお客様が いらしても 場合によっては 作業が スムーズに流れ トントンと 仕上げていけるときもあるのですが 一度 どこかで つまってしまうと これが あとあとまで ひびいてしまうので やはり お客様を 迎えるまでに どこまで 準備できるか ということになっていきます。はっきりいって 私は ほんとうの素人で ただ 料理が 好きというだけなので 仕事始めたときは こんな私でいいのかとか これでは ダメだ! と 焦ることが ほんとうに多かったのです。これが まず日本なら まず この年齢で 働くこと自体 むずかしいと 思うのですが ここはフランス。そういう意味では ここで こういう経験を できることを 貴重だと思っています。料理学校に通うよりも 実践から 学んでいくことのほうが 私には あっていたかもしれないし ほとんど マンツーマンで 教えてもらえるので 私次第ということになります。プロの料理人(ちゃんと料理学校で勉強をした経験をもつという意味)ではないので ご主人も 厳しく 内容を 強要することを なさいませんが 私が 望めば 何でも 教えてもらえる そういう環境が 私には 嬉しいのです。確かに 一日中立ち仕事だし 重い物も持たないといけな時もあるし 魚の処理や 片付けなども かなり ハードですが これが なぜか 全く苦にならないのです。自分から進んで 行動する。これが 疲れが比較的たまらない自分なりの方法です。あと 1週間あまり なんとか 留守を守れるようがんばろうと思います。 

この木 なんの木 気になる木
公園にあるあおあおと茂っている この木
藤の花のように たら〜んと ぶらさがっているんですが これは 葉っぱの一部分なのか 木の実なのかは 定かではありません
これを見ると 舞妓さんの 
かんざしを 思い浮かべてしまいます
 

昔から ずっと これ
日本人の飲むコーヒーは アメリカ式に 薄めの物が 一般的ですが フランスでは やはり エスプレッソ
これが 苦手で 観光できている日本人が 困っているのも 良くある光景ですが うちのオットは それも 半端ではない濃いコーヒーが
飲み慣れた味
もちろん 今は私も 
おいしいと感じるようになりました
毎朝 これを使って コーヒーを 沸かします
年季の入った我が家の必需品
 

アパルトマンの 正面

入口の すぐ上のところに 控えめで シンプルに 記録されています 
1913年に 建てられた 私達のアパルトマン
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建物の記録
P.BOUDARD
ARCHITECTE
S.C-S.A.D.C
1913
オーロラ姫の 誕生!
久々に 蚤の市に 行きました
いつもにも増して 日本人の多さに 
ちょっとびっくり
で 見つけた  昔の 乳母車
もう まさに バレエ 眠れる森の美女 で 最初にオーロラの 誕生の場面で 舞台に登場して欲しいような デザインです
皮で 日よけの部分が 折りたたみ式になっています
何より この 4つの車輪
素敵でしょう?
おじさんに この写真を 写したいのですが 許してもらえますかというと 位置設定まで 手伝ってくれました この 乳母車にいた赤ちゃんは 今はどうしているのかしら?  
 
  

熟睡人生
この寝顔 
つい いたずらして 起こしたくなります
 


15 juin 2005
 
ああー メロンパン 我がこころのふるさと



私は 知っていた。ずっと 前から。 日本の食料品を扱っている店の 片隅に このメロンパンが あったことを。でも なぜか 手が出なかった。値段が高いだけでなく 大ばぁだけど 胸が締め付けられるような この切ない思い。ここで 笑っちゃいけない! 誰にでも そういうものがあるんじゃないかなー。買おうと思えば いつでも買えるのに なんだろう 大切なものは そんなにしょっちゅう 食べる物ではないみたいな 感覚なのかなー そんなこたー どうでもいいんだけど いつか 買おう! と思っていた。 そして その日が来た。なぜ今日だったのかは 定かではないのだけれど 今日は 買ってもいいよ! という気持ちになって レジーに いく前に ポンと 籠の中に ポンと 入れた。いきなりかぶりつくのも もったいないくて お皿に のせてみた。日本に 住んでいたら こんな 貴重さを感じることなく 食べているだろう。小さい頃から 好きだったなーー。母が 仕事で 遅く帰るときも ご褒美には このメロンパンか シナモンロールを買ってきてくれた。かぶりついたあとの パンに残った 歯の形を 見ながら 次は どこにかぶりつこうかと どうでもいいことを 真剣に考えっていたっけ。そして 今日も 同じだった。人生って面白いなー。たかが こんなことで いろんこと思い出してしまうよ!!おいしいもん好きの 家族だから 想い出は いつも 食べ物と結びついている。名前を言われても ピンと来ない人も お中元に あれを贈ってくれた人とか いうと すぐに 思い出せる。「あっ ハムにひと!」の のりです。こんなの うちだけだろうか・・。オットとは そういう 昔 食べていたものも 当然違うから こんなのあったねー とか 覚えてる? という会話がない。これはちょっと 寂しい。道でばったり 懐かしい友達と 出会うことも 私には 全くない。そういう偶然が あることで 忘れかけていた記憶が よみがえることって 結構あると思うけど そういうことがないから ほんとに忘れてしまうのかな と思うと 余計 昔のことを 思い出そうとしてしまったりする。すると 半端ではない年月が たっていることに気づく。死ぬまで こんな感じなんだろうねーー。

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最近 お気に入りの品
パリは 観光地なので いたるところに エッフェル塔グッズが 例のように キーホルダーや 小物になって 売られているのですが 最近見つけた これ。お土産には もったいないなという感じの アーチストの手作りの 品なのです。この下の写真も 見てもらうとわかると思うんですが これの 良いところは インクそのものの形を利用して 作られているところと 当然 そのインク交換が 可能なので 長く 使えるところです。聞くと これを作った アーチストは もう停年で 仕事をやめるので 増産はしないということで わずかに残った品だけなのだそうです。こんなもの 真似して 誰かかが また作ったりするのかもしれませんが 手に持つと そのぬくもりが一層 伝わってきます。適度な重みがあるし 何しろ 細くて 書きやすい。
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ペン先が エッフェル塔
インクをはずすと

こんな感じ
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意気投合
私達 お気に入りの19区にあるタイ料理の店に 先週の日曜に引き続き 今週も行きました そこで テーブルで相席になった カップルと 話が弾み そのあとは はしごして バーへ行き そして 近くに住んでいるという彼らのアパルトマンへ お邪魔して 楽しい時間を過ごしました。これは その彼らのアパルトマンに 大切に育てられている 
蘭 の 花
大抵の家は こんな間接照明で 
ほっと 落ち着ける 雰囲気です
キューバと フランスのハーフの彼女 話がすすむうちに お母さんが バレリーナであったことがわかり バレエの話に。キューバというと 私は アリシア アロンゾ という 素晴らしいダンサーがいて その彼女の舞台を 何度か見ているのだけれど その彼女が 創立したバレエ団があって 彼女のお母さんは そこのダンサーだったということがわかりました。小さい頃は そのバレエ団へ よく 連れて行かれて みんなに良くかわいがってもらったと 言う彼女
いつか キューバに来ない? バレエ学校 案内するわよ! ですって! 
めろんぱん
こんなおいしいのに 何でフランスにはないの? 
    

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オットの車 VOLVO
この車に 初めて乗ったのが 私の両親
私達を尋ねて はるばる来てくれたとき それも 日本に帰る日に ドゴール空港までの 見送りが その 記念の日
後ろのシートも 全部 使うと 8人乗れます シートが 全部革張りで 天井にも 窓があります。でも 天気のよい日は 車での中でも 日陰がなくて ガンガンに 暑くなります オットは これが 嬉しいようですが 私には 最悪。何でフランス人って 日にあたりたがるんでしょう
これ わかる?
これは セーヌの河岸に いくと 所々に 取り付けてある 船が 停泊するときに 使われるものです 

ひたすら 待つ姿
通りがかりの郵便局の入口で 首を長ーくして 待っている 犬の姿をみつけました。思わず 他の人も その姿を見て 微笑んでいました。このあと 1分くらいで 飼い主の女性が 出てきて このワンちゃんは 足にまとわり付くように 跳ねて 歩いていきました

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日曜の午後
通りがかりの 16区の お洒落なCafe で 注文したのは ココナッツミルクのアイスクリーム
これが 汗ばむ暑さのなか 最高に おいしかったです フルーツの 酸味と クリームの甘味が たまりませんでした

06 juin 2005
 
熱い戦い



文章を書く意欲というのは 平凡で 穏やかな日だけが続くと なくなってしまうものだ。確かに最近は 穏やかな日々というよりも 毎日が忙しく それにも 慣れはじめ 忙しいことが普通で それも平凡に思えるくらいになっていたかもしれない。 でも 今日は そんな毎日に 活を入れてくれたような 事件があったので 書き残しておこうと 思う。
毎朝 仕事を開始するまで 比較的ゆっくり 時間を取って 心もち早い目に 徐々に エンジンをふかしていくのが 私の 好みなのだけれど 今日は いきなり 予期せぬ攻撃を受けてしまった。仕事場の近くに 週2回ある朝市で 時間もあったので ぶらぶら 物色していて 前から 探していた ごくシンプルな白のブラウスの手ごろなのを見つけ ラッキー! と ウキウキ気分で 買おうと おじさんのところに 持っていこうとしたそのとき 背後から 「そのブラウスは 私の ものよ!」と 怒鳴り声が聞こえた。まだ 70% くらいしか脳みそが 起きていなかったので 何のことか わかりかねて 振り返ると 私をにらみつけている マダムの顔が あった。ちょっと ちょっと 朝のはよから えらいテンションたかいなー おばちゃん!(何を隠そう私も しっかりおばちゃんなのだが 相手は さらに おばさん度が 上をいっていた。相手は 私の ??? という表情を見て さらに続けた。今ね 私は そのひとつサイズの 小さいのを 試着していたの。 それで ちょっと小さいので そのあなたの持っているもうひとつサイズの大きいのにしようと 思っていたので 私のほうが早く目をつけていたから 私のものだという。それも すごい剣幕。あげくの果てには あなたには このサイズの方が あっているわよ!などど 適当なこと言い始める。まるで 手に持っているものを 奪い取ったかのような 言い方をされて プチンと きてしまった。試着するつもりだったのなら 2枚とも もっているべきだったんじゃないですか? と私。私は 何事もなく これを 選んで 買おうとしているだけなのですが? と 言い返した。さすがに 眠気も吹っ飛び 120% テンションが 上がってしまった。まさか 同じものを 先に目をつけていいる人がいるかどうかも わからないし そんなの 確保しておかなかったほうが 悪いに決まっている。買おうとした行動は 明らかに 私のほうが 先だったのだから 私にも 買う権利があるはずだ。興奮している相手に 同じように 興奮して 言い返しても 要らないエネルギーを使うだけだし そこは いたって 平然と おじさんに おじさん! どうしましょ? と 聞いてみた。いやね これが日本なら年上の人だし 一歩ひいて わがままを 聞いてあげてもいいと思っていたでしょうが ここはフランス。日ごろ わがままな フランス女性の 傲慢な 態度に 不満を抱いている私としては ここで 引き下がるわけには行かない! なんとしても この戦い 譲るものか!と 内側に 闘志が めらめらと 燃え上がってきた。在住4年 このあたりで 手ごわいマダムを相手に 戦ってやるぞ 絶対に 負けるものか!と 腹をくくる。 ひたすら冷静さを装い おじさんの 返事を待った。さすがのおじさんも かなり困惑の様子。まーまー 奥さん ちょっと 待って と 携帯で 在庫の確認をしている様子 その間も そのマダム 私に向かって あんたも たいがい 頑固だわね と いいやがる。あんた! どっちが 頑固やねんな。顔が つりあがって 般若の面になっている。ああーー こわー。すると おじさんの 情報で 同じものが あることが 確認でき 奥さん 来週 取りおきしておくから また寄って下さいと そのマダムに 言ってくれた。それでも まだ不満そうな マダム。私のことを ずっと睨みつけているぞ。私は お金を払って 品物を もらい おじさんに すみません というと いいよいいよ 気にしないで! と 言ってもらい この勝利 
私の 勝ち! ヤッター ! でも この朝市は 16区。16区といえば 高級な イメージなのに そんなマダムも 一皮剥ぐと このとおり 欲が剥き出し すごいんだわサー。 ほんとに 朝のはよから エネルギーつかってしまった。 やれやれ・・
でも フランス語が 上手く話せないことが このときだけは ラッキーだと思えた。なぜかって? もしも 思ったことが すらすら話せたら きっと ものすごいことを 言っていたに違いないからだ。この程度で おさまって よかった。どっちにしても 勝ったんだからね。ウヒッ!
 うん この調子だ! Chouchou がんばれ! と 天からの声が 聞こえたような・・・・・朝の出来事でした。

フランスでも 手に入らない!
イタリアでも ある地方だけに存在するという 幻のパルメザンチーズです
すこし削って 口に入れただけで 味が広がり もうなんにもいらない と思うほどの すごさです 
これを使って 挑戦!
この右の写真   

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お洒落な 前菜
日本から来た友人と 
サンジェルマンのレストランへ 行きました
そのときに選んだ前菜のひとつ
リンゴのカルパッチョに 羊のチーズを カーネーションの花のように 削り 鴨のスモークのスライス 
松の実を グリエしたものが パラパラと 
見た目も 涼しげで 
味の ハーモニーも 絶妙 
楽しい一皿でした  
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病気なったら・・
これみんな 氷枕 です
いろんな 楽しみ方あるもんです。  
ピエール エルメ
サンジェルマンにある Pierre Herme の 店は いつも 長い行列があって 入ることもためらっていたのですが たまたま 通りがかったら 誰も いなくて というか 閉店間際だったからのようですが 初めて 行きました。ミルフォイユが あったので ひとつだけ買いました。高いだけあって お味も よろしゅうございました。日本通でもあり 日本での修行の経験を生かした彼の作るお菓子は どこか 日本人好みの 味付けという気がします。もう少し安かったらなぁ〜〜 

Merci! Christophe!
友達の彼は イタリア料理のシェフです
その彼に 教えてもらった リゾットを その彼に イタリアから 買ってきてもらった 貴重なパルメザンチーズ(左の写真)を使って 挑戦しました。パルメザンの 風味の勝ち!って ところでしょうか やっぱり シンプルなものほど 素材のよさが 引き立つ そんな気がしました