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突然通うことになった フランス語の学校
初めて体験する さまざまな出来事に ときには 笑い ときには 考えさせられる日々
私にとっての貴重な体験として ここに 約3ヶ月の 学校生活を 記録したいと思います。


日付順に 並んでいます






そして 5月 最後の月になりました
06.Mai. 2003
   あぁ やっぱり タダごとではすまなかった!!
実は このTopics には 書いていない事というのが 毎日 起こっていまして 学校だけでも じゅうぶんに スリルと 充実感を味わっているのですが なかなか 1日24時間というなかで こなしていくのは たいへんであります。事細かに 記録しておこうと 始めたこのコーナーも 後半になって 少々 途切れ気味になってしまいました。その 学校以外に起こっていることの一つは 3週間ほど前から 皮膚の状態が 思わしくなく 1週間目たった 日曜日に 仕方なく 救急の 皮膚専門の病院で見てもらい 薬をもっらて 状態を見ていたのですが 2週間たっても たいして変わりもなく 逆に よけいにごわついてきて 水仕事に 影響が出てき始め かゆみもともなうことから 夜も よく眠れず 集中力が なくなってきました。 どうも 処方箋で出してもらった薬が あっていないのではないかと 心配になり 昨日の午後 学校が 終わってから 病院に行くことにしました。以前にも行ったことのある病院でしたが 行くと 予約 受付の お姉さんに これ読めませんか?と いきなり 言われ 見ると ここは専門の皮膚科のなので 御自分の普段の担当医の 紹介の手紙がないと 予約もできないといわれてしまいました。ここで引き下がるものかと 救急で 今見てもらうということはできないのですか? 以前は 見ていただけたのですが・・ と がんばってみましたが またしても これ読んだでしょ? の一点張り! もうちょっと言い方あるでしょ と 言う感じ フランスに来た頃の私なら めいっていただろうけれど こんなことくらいで 気を落としても仕方がないと思いつつ、それでも 仕方なく 病院を出ようとしたところで あきらめきれず 病院入り口の 受付のおじさんに 事情を全部はなし 私はどこへ 行けばいいのですか?と ちょっと泣きついてみました。以前に来たことがあるなら すでに カルテがあるわけだから 受け付けて くれるはずだから もう一度 行ってごらんといってもらったので もう一度 さっきのところに戻り 今度は違うお姉さんの窓口に 行き 事情を話すと 今日は無理だけど 明日の一番に 予約入れましょうと 言ってくれました。なんで 人によってこんなに扱いが違うんだろう。さっきの人とはずいぶん違う。仕事中に べらべら話をするのは 普通だし めんどくさそうな対応されるし ごく基本的なやり取りが スムーズに気持ちよく進むことが すくないことには まだまだ納得がいかず 慣れるというところまでにはいきません。まぁ 愚痴はさておき それで今日は 朝一番に 学校を遅刻して 予約した病院に 行きました。9時の予約の 15分前に ついて待っていると 看護婦さんから 先生は 車の渋滞で 15分ほど遅れるそうですと 言って来ました。ふぅ〜ん 15分ですむのかな?と 私はまたしても 疑い気味に 待っていると めずらしく本当に 15分遅れで先生がやって来ました。ちょっと前なら 病院で見てもらうとなると 自分の症状をフランス語で言わないといけないと思うと ドキドキして 前の日は眠れなかったりしていたのも 今では そういうことなく ひどいフランス語とはいえ みんな苦笑いをしながらでも 理解してくれるようになっているので これでも ずいぶん進歩してるぞと自分では思っています。(ちょっと自己満足だけど・・)それで 今、使っている薬のことを説明し 診てもらうと すぐに この薬は 使ってはダメです はっきりといわれ やっぱり わたしの感があたっていたようで 違う薬を 使うように 言われました。見た目の症状は ひどいけれど これはずいぶんピークを過ぎた状態ですよ。だからそんなに心配しなくても 大丈夫ですからといわれ 一安心です。もともと 肌がそれほど強い方ではなく 夏の日焼けなどは ちょっと焼くとすごいことになるタイプなので 肌に関しては 少し心配しすぎかもしれませんが、とりあえず ちゃんと診てもらえたので 精神的にずいぶんホッとしました。 診療が終わり 時計を見ると 一時間目の授業は 完全に遅刻だけれど 2時間目に間にあうと 少し余裕持って 学校に向かいました。そしてついたのが 1時間目の終わり。 教室に着くと ガァ〜ン!! みんなシ〜ンと 静まり返って 試験中ではないですか・・・!!? えらいこっちゃ!! というので 今日はまた 一時間目から 抜き打ちテストだったらしく みんなは 無言で 問題に必死で取り組んでいる様子。私が 一体どうしたらいいの?先生は? と聞いてみると 先生は その間 別の用事で 教室にはいなくて Henri が 気をきかせて 私のために 答案用紙と問題を余分にもらっておいてくれたので 早速 私も 答案を書き始めました。この試験には 午前中授業を全部使って よいということらしいですが 私は 結局 遅刻した分 他の人たちの半分の時間で やらないといけないということになりました。それも 作文が多くて 理想の女性像 理想の男性像とは?という課題だったりして。 なにィィーー!て感じの 質問です。フランス語以前に テーマが 大きくて どこから始めたらいいのか ???。文章になる前の 私の頭の中は 日本語で考えている頭や 文法を 気にしている頭 なんでこんな質問なのと? 愚痴っている頭が 交差しながらの 苦しい戦いとなりました。苦労しながらも 何とか レポート一枚にいっぱいになる程度 書きました。(もちろん字は大き目・・)このほかにも いくつか作文があって 今思うと ああしておけばよかったとか 後悔していることを 書きなさいと いうんだけど 私 だいたいが そういう風な考え方しなくて その時点で 決断したことというのは後悔しないためのことだと思っているので このテーマに対して書くのには 自分としては無理があるので もう何でもいいや!私の本心でなくてもいいという観点で 書き始めたけど 本当の自分でないだけに 文章も なんだか変になっていく。わけのわからないまま 時間が来て お昼になったときには さすがに ぐったりでした。答案用紙を取りに来た先生は 私の答案を見て 君 書くの早いね。と一言! 先生それないで! 時間ないから必死で書いたんで 無理やりなんやけどな〜 もうなんでもええわ! と こんな具合でした。そして 今日の午後は いよいよ 私のグループの研究発表と 盛りだくさんの 課題が 一日に集中してしまいました。それでも 勢いで 行ってしまうしかなく そのまま午後の授業へと 突入。私達のグループのテーマは フランスの教育に関して ということで 私は 幼児から 日本で言う ここまでのシステムを紹介し あとの2人が 大学の ことを紹介し さほど 面倒な 質問もなく 無事に終わることができました。本当に今日は エネルギーを使い果たしたという1日でした。ああ 一日中寝たい〜〜!


大活躍の 動詞変化活用の本


自分で作った 虎の巻


うちの庭の木の枝を
ばっさり 冬の間に 切ったので どうなるかと思っていたら
 出てきた!出てきた!枝がニョキニョキ 
今は バランスが悪いけど 
夏には しっかりと 茂ってくれることでしょう
07.Mai. 2003
   いよいよ あさってが 最後
最後に もう少し盛り上がるかと 期待をしていたのですが 毎日 先生のほうの雑用も多いのか クラス内容の変更ばかりで みんな愚痴っている。ちょっと自習しててください。というのが続いている。自習? そんなのまじめにやる人は 2、3人で みんなはあさっての 最終の日に (ちなみに 明日は 祝日でおやすみ) 先生に 渡す お礼のプレゼントを 何にするかや 先生をみんなで招待する予定にしている中華料理のレストランで 何を注文するかなどに 話が 集中し 勉強どころではない状態でした。これまでにも この企画の話を 始めていたのですが 13人もいると 私は レストランにも行かないし 先生のプレゼントも 私は 遠慮するという人が出てきたりして ことがうまく運びません。誰がきめたというのではなく 好意的に 世話役をかってくれている人にどんどん負担がかかりそうなのも 気になりながら 今日になって 最後の一人も OKで 全員出席 全員一致で 話を進めることになり ちょっと一安心。 段取り屋で 通っている私は こんなことになりはしないかと 思っていたら やっぱり的中!自分からかってでると 全部任されてしまいそうなので 少し出遅れ気味ですが 最終的に 先生に メッセージを 一人づつ 書いたカードを 送ろうということになって デジカメを持っていた私が みんなの写真を撮って それに 加えられると いいねということで 私が それを担当することになりました。計画をたてて ことを進めるという習慣が少ないのか みんな行き当たりばったりの 勢いです。結局今日の授業は 半分は 研究発表と プリント問題で 終わってしまいました。 


日記の文章とは 関係ない写真ですが
これは Paris 11区にある Cafe 
よく見ると もとは 炭屋さんだった名残に 
看板に 炭屋の文字が 残っていたりします  
どういう訳か 炭屋がCafeになって 変身しているところを 
よく Parisでは見かけます


09.Mai. 2003
   Merci beaucoup et à bientô t!今日でお別れ!
さぁ 泣いても笑っても今日が最後の日。この日が来るとはしりながら そうなると なんとなくみんなも あっけないね。と 言う感じ。これで 毎日顔見てたのも 終わるんだねぇ〜 という表情。私は 先生に贈る メッセージの プレートに 1人づつに 効率よく 書いてもらうために 折り紙を 切り分けて 一人づつに渡し 書けた人から プレートに 貼り付けていくという作業を 進めるのに 必死! 先生がいるところではできないし 今日の休み時間には 別の用事で 時間が取れないこともあって 焦っていました。先生のほうから 今日の授業は 午前中の 最終グループの 研究発表で 終わりと発表があり そのあと先生たちと 一緒に 食事ということになりました。なんとか お昼までに 私のプレートは 完成し それぞれに書いた メッセージが 加わり いい感じに仕上がりました。この 最後の1週間には  生徒の私達も 個人的に 進めなくてはいけない書類上の 手続きが たくさんありバタバタしていて もっとこんなこと 早くしていたら 最後にゆっくりできたのになぁと ちょっとあきれて 仕方ないなぁという 顔。全員が レストランの席に 着くなり ほんとあっけないね という言葉が あちこちから漏れていました。私達の代表が 先生たちにお礼をいい 乾杯を交わしました。私達の感謝の気持ちが うまく伝わっているといいけどと思っていると 先生のほうからも みんなもわかっていると思うけれど この学校は クラスにもたくさんの種類があって 問題を抱えているクラスの多い中で あなた達のこのクラスは ほんとに 自分達にとっても とても 楽しみで 居心地のよいクラスでしたよと 話されました。先生たちが 話してくださった言葉の中には 終わりというイメージはなく ずいぶん言葉が上達したとはいえ 完全ではないという意味で これからも 話をする場を 自分で見つけ 勉強しつづけるのですよ! そして こうして できた絆を 私達も含めて 大切にしていきましょう。 これからも このつながりが いろんな意味で お互いを勇気づけて 励ましてくれることだと思います。目の前には それぞれに これから立ち向かわなくてはいけない現実が ありますが 学校が終わっても 私達にできること 相談したいことなどあれば いつでも言ってくださいね。と 言われました。ありがたい言葉です。このあと 先生一人づつに プレゼントを渡し 私の作った プレートを 渡したところで 時間になり 先生方は 学校に戻られることになりました。 先生方は いつもと変わらず 午後のクラスは あるので 少しくらいの延長は いいでしょうと15分くらい遅刻して 私達といっしょにいてくださいました
実は このお別れ会の 直前に わかったことなのですが 実は 私は このクラスに 通うことになったときのこともここに書いていますが みんなよりも 3日遅れて 入ったのですが ここでの勉強を 終了したことを証明する証書を もらうためには 全員 400時間 授業に出席したということが基準になるので あと3日 私は ここに残って 授業を受けなくてはいけないらしいのです。授業も全部終わって さあ お別れ会というときに 聞かされて 拍子抜けしてしまった私なのです。居残りで クラスメイトのいない中 いったいどのクラスに 入れられるのかもわからないし  もう試験はなさそうだけれど そんなことももっと早く言って欲しかったなぁという気がしました。最後まで このいい加減さは フランスしてるぞ〜 と 思いました。このお別れ会は 先生たちが学校に戻られてからも 私たちだけで 2時間近く 一緒に いろいろと話をして 過ごしました。時間が たつと もっと 懐かしくなったり 貴重な経験だったことを感じるのだろうなと思いながら みんなと別れ 家に帰りました。今度はいつみんなと会うんだろう?


お別れパーティーの様子 
右側が Martine 左が Caroline


休み時間に撮った一枚 
真中の白のTシャツを着ているのが Cathrine です
周りが クラスメイト達

先生勢ぞろい!
帰られるときに撮った 最後の一枚。
14.Mai. 2003
   これで本当におしまいのお・し・ま・い
最後と思っていた日に あと3日間 400時間に達するまで 学校に通わないといけない事実を聞かされ、拍子抜けしながら今日も 学校に通う。それも 昨日と今日は フランスでも 最大のストの日。よりにもよって 何で?といいたくなる。昨日は 自転車で 来たが 途中でパンクしてしまい 帰りは 旦那に 車で 迎えに来てもらうことになった。それで今日は 混むのを覚悟で バスに乗る。通常なら40分のところ ぎゅうぎゅうう詰で 2時間かかった。ほんとにくたくた。この学校に通う一日目も ストだったことを思い出す。それにこの追加の3日、このままじゃ すっきり 終わったという気がしないまま 終わるんだろうなと思いながら 学校に到着し 先生に 私が 受けるクラスがどこになるのかを聞いた。私の受けていたクラスが 一番レベルの高いクラスだったので その下のクラスに 入ることになった。面白いもので クラスに入ると すぐに 今までとは違う空気を感じる。この一つレベルの低いクラスといっても 私の受けていたクラス同様 みんな よくフランス語を話している。でも クラスの内容に入ると まず 生徒たちの質問が 違うという気がしました。私のいたクラスのときには 今学んでいることに対しての 質問という意味では 確実に 的を得た質問であるのに対して このクラスでは 質問が 現在 やっていることだけにとどまらず 今疑問に思ったことなら そのときに聞かないと忘れてしまうから というような感じで みんな質問するのです。またそれも 質問自体をうまく表現できているわけではないので その人が何を質問しているのかを理解するのに まず時間がかかるといった具合。でも このクラスも バラエティーに 飛んでいておもしろいなぁ というのが 私の第一印象でした。外に出てみてわかるというのでしょうか。私のいたクラスが少し 外から見えるような気がしました。かなり年配の女性も いたりして 人生的には 先生より年上だったりするので ときには 先生に 突っ込んでいたりするのが 面白い。雰囲気は かなり大阪に 近く 親近感を覚える。私は ただ きめられた時間を過ごさなくてはいけないというだけの 目的で 出席しているので 違う意味で いろいろ観察したりして 最後の日を過ごした。最後には クラスメイトが 誰もいなくて 少し寂しいしたけれど 少し他のクラスを垣間見れたことは 違う意味で 楽しかったなと思った。今日は 本当の最後の日だったので 朝 家で まき寿司を作って 先生たちに 渡した。お昼ご飯にと思って持っていったのに どの先生も そんなのもったいないから 家に持って帰って こっそり食べるといって すごく喜んでもらえてうれしかった。最後に職員室を 尋ねたら 私が作った クラスの書き寄せのプレートを 真中に 飾ってくださっていて うれしかった。今 思うと 写真とっておけばよかったのですが 気がつくのが遅かったので ちょっと残念。でも 想い出は 私たちの 頭の中に いつまでも残っているのだから いいよね と思いながら また ストの続く中 1時間半かかって 帰りました
これが 学校最後の 様子です。